FXDDのロゴや企業情報を装って詐欺行為をはたらく悪質な偽サイトの存在が複数報告されています。
見過ごせない被害が出ている模様で、2021年8月5日にはFXDD公式サイト上でも注意喚起されているほどです。
当サイトも被害者の方から相談を受けており、偽サイトの情報や詐欺の手口についてお伺いしているので、ここで情報共有したいと思います。
またFXDDに限らず「海外FXで詐欺にあった!」という人は、以下の相談窓口で情報を募集しています。
さて今回、FXDD詐欺の具体的な被害内容は以下の通りです。
被害内容
- ロマンス詐欺・投資プロジェクトをキッカケにFXDD偽サイト・偽アプリでの口座開設・入金に誘導される
- 資金はプロトレーダーに委託するMAM・PAMMで運用するため、取引には介入できず資金は途中出金できない
- 出金しようとすると本来必要のない税金や違約金を請求される
とはいえ、この手の詐欺被害にあわれる方というのは、そもそもFXDD公式サイトの存在を知りませんので、今後もこれらの偽サイトが存在し続ける限り、ますます被害が拡大していく可能性があります。
そこで、FXDDを悪用した詐欺のパターンを分析し、「被害にあわないためにはどうすればいいか?」「もし被害にあった場合はどうすればいいか?」などについても解説していきます。
投資詐欺の実際の事例
FXDDを利用した詐欺被害のパターン
今回発覚した詐欺被害
FXDDで利益を出したのですが、出金しようとすると税金をFXDDに先にチャージしないと口座を凍結すると言われました。1週間で入金しないといけないので、そんなお金もなく困っています。
しかも、口座を凍結しても税金を納める必要があると言われました。FXDDに税金をチャージしないといけませんか?
おそらく国際ロマンス詐欺にあったと思っています。警察には行きました。お金は諦める覚悟です。恥ずかしながら、出会い系アプリで知り合った人に教えてもらい始めました。
詐欺のキッカケは、出会い系アプリで知り合った人物から投資話を持ちかけられ、偽のFXDDに約2,300万円を入金して取引を始めたことです。
しばらくして出金手続きをしたところ、1週間以内に約940万円にもおよぶ所得税をFXDDに支払わなければ、利益の約2,800万円はおろか元金の約2,300万円も出金不可・口座凍結すると警告されました。
以下は、実際に相談者の方に偽サイトのカスタマーサポートから送られてきたメッセージです。
出金手続きの内訳
元金:205,299ドル
利益:258,086.45ドル
希望出金額:463,385.45ドル(全額)
個人所得税:85,168.5285ドル(利益×税率33%)
予定出金額:463,385.45ドル
この出金手続きの内訳では、税率33%で個人所得税が差し引かれていますが、これはまったくのデタラメです。
国内株式の特定口座であれば、会社の給与所得税のように証券会社が投資家の税金を源泉徴収しますが、FXにはそのような制度はないので、トレーダーがFX業者に税金を支払うことなど絶対にありません。
また、FXの利益にかかる税金は所得税と住民税の2種類あります。
所得税は確定申告をして納税し、住民税はその確定申告の際に納税方法を決めて後日支払うという仕組みです。
国内FXの所得税率は申告分離課税といって定率ですが、海外FXの所得税率は総合課税が適用されるため累進課税で5%〜45%の幅で変動します。
総合課税の計算式
税額 = 課税される所得金額 × 税率 – 控除額
「課税される所得金額」は、海外FXの利益と給与などを合計した金額であり、その金額に応じて税率が決まる仕組みなので、本来なら個人の税率を業者が把握できるはずがありません。
提示されている税率33%はそれっぽい税率ですが、控除額については完全スルーされていますし、住民税についても触れられていないため、まったくのデタラメです。
被害者の方には当サイトでFXDD公式サポートの連絡先をお伝えし、直接事実確認してもらいましたが、やはりそんな規定はないと言われたそうです。
その他の詐欺被害
ID非公開さん 2019/7/1 13:52
知り合いから投資の話を持ちかけられました。
内容は投資金額に対して毎月5%増えてくというもので、紹介者にも毎月1%の利益があるそうです。
あと自分しか引き出せないシステムでお金を渡すわけではないと言われました。
FXDDという名前のサイト?みたいな画面から口座開設のための詳しい登録をしていくみたいなんですが私の場合、登録するメルアドが既に使用されているという理由で手続きが進めない状態になっており(2種類のgメールアドレスでやってみましたが進まず)確認待ちになっています。
自分なりに色々検索してみましたが、教えてもらった登録画面と違っていたので不安もあります。(FXDDという会社名とマーク?は同じでしたが)
上記のパターンは、知人からの紹介・FXDDの偽サイト・コピートレードを悪用した詐欺の可能性が濃厚です。
FXDDの詐欺には、コピートレードの一種であるMAMやPAMMを利用したものが多いので注意してください。
取引内容・運用成績を度外視して、短期間にFX業者からの手数料を稼ぐためだけに高頻度取引するような詐欺まがいのMAM・PAMMの存在が問題視されています。
ID非公開さん 2021/9/6 14:58
FXDDというアプリで、1千万円を入金すると約200万円もらえるというイベントがあり、参加する旨伝えましたが結局は入金せずにイベントが終了しました。
その後資産(約165万)を出金しようとしましたが、イベントを完了していないため違約金約60万円を払わないと出金できないと言われました。
口座の残高から差し引くことは出来ず、違約金入金後に出金が可能にるなとのことでした。
他の方が引っかかってしまったおなじ詐欺だと思うのですが、この場合お金を取り戻すことは不可能でしょうか。
違約金を入金したら今ある資産も帰ってこなくなりそうなので支払いはしていませんが、この場合、絶対にお金を取り戻すことは出来ないでしょうか。弁護士に相談しても無理でしょうか。
上記のパターンは、SNSで知り合った外国人から、FXDD偽サイト(https://www.fxddos.vip)を紹介されたようです。
この偽サイトはロゴこそFXDDですが、サイトデザインは本物とは全く異なります。
サイトの作りは一見するとまともなFX業者なので、FXDDを知らない人や名前程度しか知らない人は信用してしまうのかもしれません。
その後、bitFlyerでビットコインを購入してから偽アプリで入金するよう指示されており、最終的に違約金を払わないと元金を出金できなくなりました。
おはようござります😪
まだ被害者が出ています。
残念ながら全て自己責任。
ミラートレード、コピートレード。
貴方の代わりに利益出します系。
凛、瑠璃、RTTは同じ手口。
勧誘メールの内容も全く同じ。
FXDDも黙認。
詐欺はなくなりませんな😌
#コピートレード詐欺
#ミラートレード詐欺 pic.twitter.com/ZP6hq8pigh— えふえっくす剛@コツコツ😴地蔵🖐 (@fx_gogogo) May 29, 2018
Tinderやペアーズ、Facebookなどのマッチングアプリからの出会い,海外の男女と知り合い,投資を一緒にと持ちかけて来る.ここまではあり得るかもしれません、ですが個人口座に振込みの案内があれば100%詐欺です。#yamatogloballimited #MT5 #FXDD #MT4
— 弁護士法人 横山法律事務所 (@Yoko_lawyoffice) September 9, 2021
今現在こちらのFXDDサイトでビットフライヤーから10万円移動してしまいました、やっぱり国際ロマンス詐欺!?
— kupppppy (@kupppppy2) September 1, 2021
詐欺に使われたFXDD偽サイトの徴特
偽物のドメイン
今回、談相を受けた被害者の方から得た情報をもとに、FXDD偽サイトの特徴をお伝えします。
まず、今回発覚した偽サイトのURLは、「http://wap.fxddap.vip」です。
ログイン画面であるにもかかわらず、httpsではありません(http接続をSSL/TLS通信プロトコルで暗号化したもの)
トップレベルドメインは、見慣れない「vip」が使用されています。
URLの下に表示されているものは、「IPアドレス」「ドメイン名」「個人・法人情報」などを確認できるWhoisです。
本物のFXDDは2011年にサービスを開始しておりますが、この偽サイトのドメインは2021年7月2日に初めて登録され、まだ約2ヶ月しか運用されていません(2021年9月時点)。
また、有効期限は2022年7月2日までの1年間となっており、最初から短期間だけ使用する詐欺専用ドメインとして登録している可能性が高いといえるでしょう。
偽物のログイン画面
URLにアクセスすると、すぐにFXDDのロゴが使用された簡易的なログイン画面が表示されます。
偽物の管理画面
管理画面は「トップページ」「相場」「取引」「資産」「私の(アカウント情報)」の5つのタブに分かれており、一見すると普通のFX業者のようにも見えます。
しかし、ログイン画面も管理画面も、本物のFXDD公式サイトとはデザインが全く異なります。
では次に、本物のFXDD公式サイトの特徴を見てみましょう。
本物のFXDD公式サイトの特徴
本物のドメイン
本物のFXDDのURLは、「https://www.fxddtrading.com/bm/jp」です。
ログインIDやパスワードを扱うサイトなので、当然 httpsで暗号化されています。
トップレベルドメインは見慣れた「com」です。
Whoisを見たところ、FXDDがサービスを開始した2011年にドメインを取得しており、直近では2021年の更新の際に2026年まで長期契約しているようです。
本物のFXDD公式サイトURLや連絡先の一覧をまとめます。
FXDD公式サイトURLと連絡先一覧
公式サイト トップページ
https://www.fxddtrading.com/bm/jp
ログイン画面
https://custportal.fxddtrading.com/customerportal
問い合わせ窓口一覧
https://www.fxddtrading.com/bm/jp/contact-us
電話番号(国際電話料金は自己負担)
(+1) 212 720 7200
メールアドレス
jp@fxdd.com・support.jp@fxddtrading.com
チャット
https://www.fxddtrading.com/bm/jp/resources/faq#funding
取引ツール(MT4・MT5・WEB TRADER)
https://www.fxddtrading.com/bm/jp/trading/accounts
日本語サポートブログ
http://www.fxddjpblog.com
本物の公式サイト(トップページ)
本物のFXDD公式サイトは、上記のようなシンプルなデザインです。
本物のログイン画面
ログイン画面も、黒と赤を基調にしたデザインになっています。
本物の管理画面(カスタマーポータル)
管理画面のトップページには、最初に保有している口座情報一覧が表示されます。
本物の問い合わせ窓口
問い合わせ窓口は、電話・メール・チャットの3種類のみ。
電話は国際電話料金がかかるので、折り返し電話を依頼することが可能です。
折り返し電話とチャットは、FXDD公式サイト右側にあるアイコンからリクエストできます。
メールアドレスは、「jp@fxdd.com」「support.jp@fxddtrading.com」の2種類です。
LINEやTelegramといったメッセージアプリでサポートを受けることは絶対にありません。
本物の取引ツール
取引ツールは、定番のMetaTrader4・MetaTrader5(ダウンロードタイプ・ブラウザタイプ)、独自ツールWEB TRADER(ブラウザタイプ)の3種類です。
ダウンロードタイプはWindows対応、ブラウザタイプはWindows・mac対応に対応しています。
本物のスマホアプリ(日本人口座は非対応)
FXDD海外向けサイトでは、取引・入出金に対応した独自開発のスマホアプリ「FXDD MOBILE」が提供されています。
このアプリは、日本のApp Store・Google Playからでもダウンロードは可能ですが、日本人口座ではログイン・取引はできないので注意してください。
日本人がスマホでFXDDを取引する際に使用するアプリは、MT4またはMT5オンリーです。
MT4・MT5以外のアプリで入金・取引は絶対にしないでください。
本物の日本語サポートブログ
FXDDには、日本語サポートブログもあります。
一見すると偽サイトのようにも見えますが、れっきとした公式ブログです。
詐欺被害にあわないためにはどうすればいいの?
偽サイトを使った詐欺の特徴
- URLに見慣れないドメインが使われている
- MT4・MT5以外のアプリで入金・取引をする
- メッセージアプリでサポートを受ける
- 出金の際に業者に税金や違約金を支払う
上記は、FXDDの偽サイトを使った詐欺の特徴をまとめたものです。
基本的に、URL・サイト・アプリの段階で気づいて、入金さえしなければ被害は未然に防げます。
その業者の口座開設手順や入出金手順を公式サイトや複数の解説サイトなどで確認して、自分が指示されている手続き方法と一致するかどうかチェックしてください。
カスタマーサポートに直接聞くのも確実ですが、周りの人に相談するのも良いでしょう。
もし相談できるような人がいなければ、ネット掲示板や相談窓口を活用してください。
とはいえ、こういった裏付けを取らないからこそ詐欺被害にあってしまうわけなので、予防策うんぬん以前に根本的な原因を知ることも大切です。
考えられる原因は次の2つです。
- そこそこ信用できそうなら裏付けを取らない
- 社会スキルが高い人ほど利用されやすい
そこそこ信用できそうなら裏付けを取らない
ほんの些細なことを理由に、「この人はそこそこ信用できるかな?」と思うことってありますよね。
お土産やプレゼントをくれたとか、過去に相談に乗ってもらったことがあるとか、笑顔が爽やかな好青年とか、地元で有名な人だからとか。
実在する有名業者のロゴや会社情報を利用した偽サイトの場合、ちょっとネットやSNSを調べれば、簡単にその業者に関する正しい情報や口コミが見つかります。
そのため、偽サイトのURLをつかまされているにもかかわらず、「そこそこ信用できる業者かな?」と、それ以上の裏付けを取らずに手続きを進めてしまいがち。
また、情報源が個人や特定の閉鎖的なグループであることが多いため、圧倒的に情報量が少なく比較対象がありません。
盲信的になりやすいので、自分の信じたい情報だけを信じ、その投資話について否定的な情報や他人からのアドバイスをシャットアウトしてしまう傾向もあります。
そのため、自分から積極的に情報収集しない人は、持ちかけられた投資話は100%断ったほうが良いでしょう。
社会スキルが高い人ほど利用されやすい
さまざまな詐欺被害にあわれた方の体験談を目にして気づいたことが一つあります。
被害者の方を知れば知るほど、あっさり詐欺に引っかかってしまうようなタイプの人には思えないのです。
そもそも、経済力がなければ投資詐欺にはあいません。
もしかすると「人脈を大切にする」「自分に自信がある」「警戒心もしっかり備わっている」、そんな一般常識を備えた社会スキルの高い人こそ詐欺被害にあう確率が高いのかもしれません。
高い社会スキルを持っていれば、良い人にも悪い人にも出会う機会はたくさんあります。
そして、ごく近しい人から怪しい投資話を持ちかけられた場合、はっきり断ったら角が立つと考えがち。
相手との関係を維持するためなら、少しくらい出して良いかなと考えてしまうのではないでしょうか?
また、詐欺師は「断ることへの罪悪感」以外にも「投資家として見てもらえている優越感」「向上心や上昇志向」といった感情までも利用している可能性があります。
詐欺被害にあったらどうすればいいの?
相談窓口
詐欺被害を防ぐ方法はとにかく「入金しないこと」ですが、もしすでに入金してしまっている場合はどうすればいいのでしょうか?
基本的には、上記の相談窓口へ連絡すれば、専門家のアドバイスを受けられます。
ただ、受付時間が「日中のみ」というところがほとんどなので、なかなか時間を作れない人も多いはず。
詐欺被害にあった場合は、できるだけ早く行動することが大切です。
そのため、ここでは詐欺被害にあった場合にとるべき具体的な行動を入金方法別に解説していきます。
銀行振込みで入金した場合は「振り込め詐欺救済法」を利用する
詐欺被害の資金を銀行振込みで入金していた場合、「振り込め詐欺救済法」が利用できます。
法律名が「振り込め詐欺」となっていますが、投資詐欺・ネット詐欺にも適用可能です。
詐欺に使用された加害者の口座を凍結させ、その残高を被害者に分配できる可能性があります。
ただし、クレジットカード払いや現金手渡しの場合は適用対象外なので注意してください。
手続きは金融機関と警察で行います。
金融機関での手続き
まず、全国銀行協会の「金融犯罪にあった場合のご相談・ご連絡先」参照して振込み先の金融機関に連絡します。
銀行口座名義・口座番号・被害状況を伝えて、 口座凍結を依頼してください。
返金対応には、警察に被害届が提出されている必要があるので注意してください。
警察での手続き
最寄りの警察署に被害届を提出します。
被害届を提出する際は、基本的に以下の情報が必要です。
- 被害者の住居、職業、氏名、年齢
- 被害の年月日時
- 被害の場所
- 被害の模様
- 被害金額(品名、数量、時価、特徴、所有者)
- 犯人の住居、氏名又は通称、人相、着衣、特徴等
- 遺留品その他参考となるべき事項
ただ、海外サイト・偽サイトを使った投資詐欺は犯人の特定が非常に困難です。
FXDDの偽サイトを利用した詐欺被害も、キッカケは近しい人からの紹介でしたが、詐欺の実行犯の顔や住所はまったくわかりません。
本来なら被害届を受理してもらえない可能性があるのですが、被害額が大きかったり、同じような被害者が大勢いたりする場合は、悪質な詐欺事件として積極的に捜査してもらえる可能性があります。
「振込み先の口座情報」「電話の録音内容」「チャットの記録」「郵便物」などの証拠を一緒に提出してください。
ネットで情報交換して被害者同士が結託すれば、さらに事件化できる可能性が高まります。
事前に警察庁の特殊詐欺対策ページにある窓口に相談してから、手続きしたほうが良いでしょう。
クレジットカードで入金した場合は「支払い停止の抗弁」などを利用する
詐欺被害の資金をクレジットカードで入金していた場合、割賦販売法に定められている「支払い停止の抗弁」という制度を利用できます。
クレジットカードの決済が完了していても、実際に自分の口座から引落しされていない状態であれば支払を拒否することが可能です。
分割払いは販売価格+分割払い手数料が4万円以上、リボ払いは3万8千円以上の場合に限ります。
一括払いは制度の対象外ですが、後からリボ払いに変更すればOKです。
まずは、カード会社へ相談しましょう。申請には書面での手続きが必要となります。
ただし、申請しただけでは、あくまで支払い保留になっているにすぎません。
正式に支払い停止にできるのは、カード会社が調査を実施して「抗弁理由」に該当すると判断した場合のみです。
抗弁事由には以下のようなものがあります。
- 売買契約が成立していない場合
- 商品の引渡しが無い場合
- 商品に欠陥がある場合
- 見本やカタログと明らかに異なっている場合
- 販売条件となっている役務の提供がない場合
- 販売業者側に債務不履行がある場合
- 売買契約を取消できる場合(詐欺・脅迫・未成年者など)
- 売買契約を無効にできる場合(錯誤など)
- 特定継続的役務の中途解約による支払停止の場合
- クーリングオフで売買契約を解除できる場合
その他、現金手渡しなどは「集団訴訟」を利用する
訴訟となると手続きが煩雑で費用もかかりますし、加害者の住所などさまざまな証拠も必要になるので、一人で行動を起こすのはなかなか難しいと思います。
しかし、大きな詐欺被害の場合は、すでに被害者の会や弁護団・集団訴訟が立ち上がっている可能性があります。
ネットには集団訴訟プラットフォームのようなサービスがいくつもあるので、自分と同じような被害者がいないか探してみましょう。
また、自分が受けた詐欺被害を登録して仲間を募ることも可能です。
【まとめ】とにかく即入金・即契約しないこと
詐欺のキャッチコピー
- 一緒に億万長者を目指しましょう系
- あなたの代わりに稼ぎます系
詐欺のキッカケ
- 悪質業者・詐欺業者・偽サイトへの登録
- 情報商材・投資プロジェクト・高額セミナーへの参加
- 美女アカウンからのDM・ロマンス詐欺・電話勧誘
詐欺の手口
- 利用規約違反を口実に資金・利益を出金させない
- 税金の未払いを口実に資金・利益を出金させない
- 違約金の未払いを口実に資金・利益を出金させない
一般的な詐欺の「キャッチコピー」「キッカケ」「手口」をまとめると上記の通りです。
近年の投資詐欺は上記が複雑に絡み合っているため、「この詐欺はこのタイプ」といった感じで、きっちりとした分類はできません。
詐欺のキャッチコピーは昔からシンプルです。しかし、詐欺のキッカケや手口は、時代に合わせて年々巧妙化しています。
国内でレバレッジ規制が始まった当初、アメリカを拠点に営業していたFXDDは、ハイレバレッジで取引できる海外FX業者として日本人から非常に人気がありました。
しかし、アメリカ撤退以降、バミューダ(主に日本むけ)・マルタ(主に欧州向け)のライセンスを取得した頃から、ライバル業者が頭角を表してきたこともあり、FXDDの人気は徐々に低迷しました。
サービス内容は他社に大きく遅れをとったFXDDですが、現在でも知名度のある老舗業者。そのため、詐欺には利用しやすいのかもしれません。
これからもさまざまな詐欺の手口が発覚する可能性があるので、とにかく入金・契約はできるだけ引き伸ばし、多くの情報を集め多くの人に相談してください!
コメント
コメント一覧 (1件)
三天法というFX商材を売っているキャプテンという人が、FXDDで口座を開かせプロによるコピートレードを募っていました。
しかしほぼ詐欺に近い、口座は破綻寸前です。
FXDDと手を組んで口座のお金を分け合っているのでしょう。
私もこれに騙されました。