Exness(エクスネス)のロスカットは証拠金維持率がマイナスになってもしばらく耐えられる【MID価格によるストップアウト】

公式サイト:https://www.exness.com/ja/

レバレッジ無制限で有名な海外FX業者Exness(エクスネス)では、なんとMT4に表示される有効証拠金や証拠金維持率がマイナスになっても、しばらくロスカットに耐えられます。

これは「MID価格によるロスカット」、「MID価格のストップアウト」、単に「MID価格」などさまざまな呼ばれ方をするExness独自のサービスです。

以前までは「一部のサーバー限定」かつ「そのサーバー名も非公表」のサービスだったので、既存のExnessユーザーですら「謎のサービス」というイメージを持つ人も多かったようです。

しかし、密かに2022年2月から、全サーバー・全ユーザーがこのサービスの対象となりました!(2022年2月25日に確認済)

この記事では、公式サイトヘルプセンターを見ただけでは分かりにくい、この「MID価格によるロスカット」の仕組みや挙動をどこよりも詳しく解説していきます!

最初に、このサービスのメリットを簡単にお伝えします。

「MID価格によるロスカット」は、急激なスプレッド拡大を打ち消したり緩和したりする効果があるため、ハイレバトレードの強い味方である「ゼロカット」並みに価値のあるサービスです(もちろん、Exnessはゼロカットも完備)。

証拠金や有効証拠金がマイナスになってもしばらくロスカットに耐えられる状況が生まれるのは、その効果の副産物とでも考えてください。

もともとExnessは、「少ない資金でロスカット覚悟のハイリスク・ハイリターンなトレードをする人」にとっては最高の業者でした。

ただ、いくら少額でも実際にロスカットされてしまったら精神的ショックは相当なもの。それがもし瞬間的なスプレッド拡大によるものだとしたら、悔しさはさらに倍増します。

そんなトレーダーの思いに答えるために生まれたのが、このExness独自の新サービス「MID価格によるロスカット」です。

これまで「Exnessのレバレッジ無制限には興味があるけど、やっぱりロスカットが怖い」といって敬遠してきた人は、「MID価格によるロスカット」が全ユーザー対象となったこの機会に、ぜひ口座開設することをおすすめします。

公式サイト:https://www.exness.com/ja/

もくじ

MID価格によるロスカットとは?

Exnessの基本的なロスカットルール

海外FXWiki編集部
「MID価格によるロスカット」を理解するために、最初にExnessの基本的なロスカットルールを理解しておきましょう。


出典:エクスネス公式サイト スタンダード口座


出典:Exness公式サイト プロ口座

海外FX業者の多くは、ロスカット水準を20~50%とかなり低めに設定しています。

しかし、Exnessのロスカット水準はそれよりもさらに低い0%!

これは「証拠金維持率が0%になるまでロスカットに耐えられる」と言う意味です。

逆に言うと、全ポジションを決済したら「含み損によって資金がゼロになるタイミング」、また「有効証拠金がゼロになるタイミング」でもあります。

つまり、Exnessでは「有効証拠金が0円になるとロスカット」「有効証拠金が1円でも残っていればロスカットされない」というルールです。

数ある海外FX業者の中でも、ロスカット水準が0%なのはExnessと老舗のiFOREXだけ。

資金全額を使ってロスカットに耐えられるので、これだけでもトレーダーにとっては嬉しいサービスですよね?

まずは、この基本ルールをおさえておいてください。

証拠金維持率(%) = 有効証拠金 ÷ 必要証拠金 × 100
ロスカットまでのリスクを判断できる数値

有効証拠金 = 残高 + 評価損益(為替損益+スワップ)
(ポジション決済後の資金)

残高 = 未使用の余剰証拠金+使用中の必要証拠金
(ポジション決済前の資金)

余剰証拠金 = 有効証拠金 – 使用中の必要証拠金
(新規注文に使える資金)

必要証拠金 = 現在のレート × 取引数量 ÷ レバレッジ
(ポジション保有に必要な証拠金)

「証拠金維持率」「有効証拠金」など、ロスカットまでのリスクを知る上で必要な数値・金額の計算式は上記の通り。

この数値・金額は、すべてMT4のターミナルで常時チェックできます。

そもそもロスカットとは?

ロスカットとは、トレーダーの資金を守るための安全機能です。国内外問わず、すべてのFX業者がこの仕組みを採用しています。MT4に表示されている証拠金維持率が業者が定める数値まで下がると保有ポジションをすべて決済する仕組みになっていて、そのボーダーラインのことをロスカット水準と言います。「業者の定めたロスカット水準が低いほど」あるいは「証拠金維持率を高くキープできるほど」ロスカットまでの余力があることを意味します。

メリットはスプレッド拡大による強制ロスカット発動を抑制すること

海外FXWiki編集部
スプレッドは、早朝・経済指標発表時に特に大きく拡大します。MID価格によるロスカットは、そのスプレッド拡大によるロスカット発動を抑制してくれるサービスです。

Exnessでは「レバレッジ無制限」という、とんでもなくハイリスク・ハイリターンな取引ができるため、ロスカットを誘発するスプレッド拡大はトレーダーにとっては死活問題。

このスプレッド拡大によるロスカットからトレーダーの資金を守るためにスタートさせたのが、Exness独自の新サービス「MID価格によるロスカット」です。

イメージとしては、以下のように「ロスカット判定限定のスプレッド50%割引サービス」とでも考えてください。

  1. スプレッドを50%割引して含み損を減少させる
  2. 含み損が減少すると有効証拠金が増加する
  3. 有効証拠金が増加するとロスカットまでの余力が生まる

割引額 = ロスカットを遅らせる金額

つまり、割引してもらった金額だけロスカット発生を遅らせることができるんです。

ただ、MT4に表示される各種金額には割引分が考慮されていないため、このサービスを知らないトレーダーの目にはあたかも「有効証拠金がマイナスになっているのにロスカットされない。なんで?」のように映ると思います。

なぜ早朝のスプレッド拡大が激しいのか?

為替は世界3大市場である「ロンドン市場」「ニューヨーク市場」「東京市場」が担っているといっても過言ではありません。市場とはインターバンクのこと、インターバンクとは大手金融機関の集合体です。この3市場がオープン(営業)している時間帯は以下の通りです。

  • ロンドン市場:15時~21時
  • ニューヨーク市場:21時~6時
  • 東京市場:8時~15時

6時〜8時頃にかけて3大市場のすべてがクローズする空白の時間が発生しますね?この時間帯は、市場参加者・取引量が激減(流動性低下)するため、投資家・機関投資家1人あたりが市場に与えるインパクトが大きくなり、レートも大きく飛ぶように変動します(ボラティリティ上昇)。

サービス対象者は全ユーザー(2022年2月時点)

海外FXWiki編集部
以前まで「MID価格によるロスカット」は一部のサーバー限定のサービスだったので、以下のようにトレーダーの間でも混乱している時期もありました。しかし、2022年2月より全サーバー・全ユーザーがサービスの対象になっています。

Exness(エクスネス)のゴールドまとめ|取引条件やスプレッド、レバレッジなど

MID価格によるロスカットの具体的な仕組み

海外FXWiki編集部
ここからは「MID価格によるロスカット」の具体的な仕組みを解説します。この仕組みを知っていると、サービスを効果的に活用できるようになりますよ。

Exnessには「実際の有効証拠金」と「仮想の有効証拠金」の2種類ある

「MID価格によるロスカット」では、MT4に表示される「実際の有効証拠金」とは別に、割引額を考慮した「仮想の有効証拠金」の2つでロスカット判定します。

また、その際に「実際の含み損」「仮想の含み損」という金額も発生します。

実際の有効証拠金 = 残高 – 実際の含み損

仮想の有効証拠金 = 残高 – 仮想の含み損

仮想の含み損 = 実際の含み損 – スプレッド割引 – 取引手数料割引

※ 通常、有効証拠金の計算式は「有効証拠金 = 残高 – 評価損益」ですが、ここではロスカットの話しかしませんので、分かりやすいよう含み益やスワップは考慮していません。

「実際の有効証拠金」とは、残高から「実際の含み損」を引いた金額のことで、MT4のターミナルにリアルタイムで金額が表示されます。これは他社も同様です。

「仮想の有効証拠金」とは、残高から「2種類の割引が考慮された仮想の含み損」を引いた金額のことで、MT4には表示されません。また、他社には存在しないルールです。

この2つの金額は、常に以下の関係にあります。

実際の有効証拠金 < 仮想の有効証拠金

そのため、MT4に表示された実際の有効証拠金が0円に達しても、まだロスカットは発動しません。

そこからさらに含み損が増えて、仮想の有効証拠金が0円なった時に初めてロスカットが発動します。

その際、実際の有効証拠金はマイナス表示です。

このような仕組みから、「MT4に表示された実際の有効証拠金や証拠金維持率がマイナスになっても、しばらくロスカットに耐えられる」という状況が生まれるわけなんですね。

割引には「スプレッド割引」「取引手数料割引」の2種類ある

割引には、「スプレッド割引」「取引手数料割引」の2種類あります。

スプレッド割引額 = (スプレッド ÷ 2) × ロット数

取引手数料割引 = (取引手数料 ÷ 2)× ロット数

通常、買い注文ならBID価格でロスカット判定、売り注文ならASK価格でロスカット判定しますが、Exnessでは常に「(ASK価格 + BID価格) ÷ 2 」で割り出した「MID価格」という独自の基準でロスカット判定します。

そして、このMID価格にロット数をかけたものが実際の割引額で、スプレッドが広がるほどこの割引額も増えます。

常にスプレッドを50%割引してロスカット判定してもらえ、さらにスプレッドが拡大した際にはそれを相殺あるいは緩和してくれるわけです。

また、取引手数料がある口座では、この取引手数料も50%割引してもらえます。

ASK・BIDとは?

各銘柄の価格には、ASK(買値)とBID(売値)の2種類があります。金額は必ず「BID<ASK」となり、この価格差がスプレッドです。どちらの価格もMT4の気配値リストや2WAYボタンには表示されていますが、チャートはBIDのみ表示されます(現在価格だけなら設定でASKも表示可能)。注文時に使用される価格は、以下の通りです。

買い注文の場合

  • ASK(買値)で新規注文
  • BID(売値)で決済注文・ロスカット判定

売り注文の場合

  • BID(売値)で新規注文
  • ASK(買値)で決済注文・ロスカット判定

このような仕組みから、トレーダーは常に「スプレッド分だけ高い金額で買わされる」「スプレッド分だけ安い金額で売らされる」ことになります。

MID価格による割引はロスカット判定だけの限定サービス

ただ、スプレッド割引にしても取引手数料割引にしても、通常の決済注文は対象外という点に注意してください。「MID価格によるロスカット」は、ロスカット判定だけの限定サービスです。

必ずロスカットを防げるというものでもありません。たとえスプレッド割引があっても、スプレッドの広がる方向と大きさによっては、有効証拠金が0円に達してロスカットが発動します。

また、ここまでの話はすべて有効証拠金がマイナスになった場合のロスカットルールについて話であって、残高がマイナスになった場合はゼロカットが適用されます。

MID価格によるロスカット判定の具体例3つ

海外FXWiki編集部
ここでは新規注文後、すぐに相場が不利に価格変動したと仮定して、その際の「MID価格によるロスカット判定」がどのように機能するのかを具体例を交えて解説していきます。

ケース1:単純にスプレッドを半分にしてロスカットに耐えるケース

まずケース1として、残高10,000円のスタンダード口座で、USD/JPYの買い注文を1ドル100円で2.5ロット新規注文したとします。

スプレッド1pipsを維持したまま、ASK価格・BID価格が3pips不利に動くと、価格変動による損失は「7,500円」です。

そこにスプレッド分のコスト「1pips」、金額にすると「2,500円」が上乗せされるため、MT4上に表示される含み損は合計「10,000円」に達します。

残高「10,000円」から含み損「10,000円」を差し引くと有効証拠金は「0円」になってしまうので、本来であればロスカットが発動する状況です。

しかし、ExnessのMID価格によるロスカットでは、常にスプレッドコストを50%割引してロスカット判定してもらえます。

つまり、価格変動による損失「7,500円」に50%割引後のスプレッドコスト「1,250円」を上乗せした仮想の含み損「8,750円」でロスカットを判定します。

これは仮想の有効証拠金が「1,250円」残っている状態を意味しますので、MT4上の実際の有効証拠金が「0円」であるにもかかわらずロスカットを回避できるんです。

「MID価格によるロスカット」では、常にスプレッドを半分にしてロスカット判定してもらえます。

計算方法は、以下をご覧ください。

計算方法

  • 残高:10,000円
  • 価格変動分の損失:2.5ロット × 100,000通貨 × 0.03円 = 7,500円
  • スプレッドコスト:2.5ロット × 100,000通貨 × 0.01円 = 2,500円
  • スプレッド割引: スプレッドコスト ÷ 2 = 1,250円
  • 取引手数料割引:取引手数料無料のスタンダード口座は対象外
  • 実際の含み損:価格変動分の損失 + スプレッドコスト = 10,000円
  • 仮想の含み損:価格変動分の損失 + スプレッドコスト – スプレッド割引 = 8,750円
  • 実際の有効証拠金:残高 – 実際の含み損 = 0円
  • 仮想の有効証拠金:残高 – 仮想の含み損 = 1,250円(ロスカット回避)

ケース2:スプレッド拡大を相殺してロスカットに耐えるケース

ケース2は、ケース1の考え方をベースにして、現在のASK価格とBID価格の両方がそれぞれ0.5pipsずつ対称的に価格変動し、スプレッドが「1pips → 2pips」に広がった場合です。

この場合、ケース1よりもスプレッドコストが2倍の「5,000円」に増加する代わりに、スプレッド割引も2倍の「2,500円」に増加します。

また、価格変動分の損失は、ケース1の「3pips」から「2.5pips」に減少しているので、金額にすると「6,250円」となり、結局のところ仮想の含み損はケース1と同じ「8,750円」となります。

つまり、実際の有効証拠金が「マイナス1,250円」であるにもかかわらず、仮想の有効証拠金が「1,250円」残っている状態なので、このケース2もロスカットを回避できます。

「MT4上の有効証拠金・証拠金維持率がマイナスになっても、しばらくロスカットに耐えられる」とはこのような状況です。

このように、ASKとBIDが対称的に価格変動した場合は「3pips・4pips・5pips…」といくらスプレッドが広がったとしても、MID価格がスプレッドを相殺してくれるのでロスカットされません。

計算方法は、以下をご覧ください。

計算方法

  • 残高:10,000円
  • 価格変動分の損失:2.5ロット × 100,000通貨 × 0.025円 = 6,250円
  • スプレッドコスト:2.5ロット × 100,000通貨 × 0.02円 = 5,000円
  • スプレッド割引: スプレッドコスト ÷ 2 = 2,500円
  • 取引手数料割引:取引手数料無料のスタンダード口座は対象外
  • 実際の含み損:価格変動分の損失 + スプレッドコスト = 11,250円
  • 仮想の含み損:価格変動分の損失 + スプレッドコスト – スプレッド割引 = 8,750円
  • 実際の有効証拠金:残高 – 実際の含み損 = -1,250円
  • 仮想の有効証拠金:残高 – 仮想の含み損 = 1,250円(ロスカット回避)

ケース3:スプレッド拡大を緩和するもロスカットが発動するケース

最後のケース3は、再びケース1の考え方をベースにして、今度はBIDがASKよりも1pips余分に不利な価格変動を起こし、スプレッドが「1pips → 2pips」に広がった場合です。

スプレッドコストはケース2と同じで「2pips」なので金額にすると「5,000円」、スプレッド割引も同じ「2,500円」です。

ケース2の価格変動による損失は「100.00 → 99.975 = 2.5pips」なので金額にすると「6,250円」でしたが、このケース3では「100.00 → 99.70 = 3pips」なので金額にすると「7,500円」です。

割引が同額でも、ケース2より仮想の含み損が「1,250円」分だけ増加します。

そのため、このケース3の場合は実際の有効証拠金が「マイナス2,500円」、仮想の有効証拠金が「0円」となり、2種類ある有効証拠金どちらも「0円」に達するのでロスカットが発動します。

つまり、本来ロスカット判定の基準となるBID価格(またはASK価格)が不利に動いた場合はMID価格も不利に動くので、スプレッドの開き具合によってはロスカットされます。

スプレッドがどのような開き方をするかは予測できません。「MID価格によるロスカット」は、ロスカットを100%防止するようなサービスではないことに注意しましょう。

計算方法は、以下をご覧ください。

計算方法

  • 残高:10,000円
  • 価格変動分の損失:2.5ロット × 100,000通貨 × 0.03円 = 7,500円
  • スプレッドコスト:2.5ロット × 100,000通貨 × 0.02円 = 5,000円
  • スプレッド割引: スプレッドコスト ÷ 2 = 2,500円
  • 取引手数料割引:取引手数料無料のスタンダード口座は対象外
  • 実際の含み損:価格変動分の損失 + スプレッドコスト = 12,500円
  • 仮想の含み損:価格変動分の損失 + スプレッドコスト – スプレッド割引 = 10,000円
  • 実際の有効証拠金:残高 – 実際の含み損 = -2,500円
  • 仮想の有効証拠金:残高 – 仮想の含み損 = 0円(ロスカット発動)

MID価格によるロスカットの活用方法

重要指標発表時や深夜・早朝のトレードのリスクを軽減できる

重要な経済指標発表時や早朝・窓開けのトレードは、激しい価格変動によって大きな利益が期待できる反面、スプレッドも大きく拡大するので非常にリスキーです。

でも、ExnessのMID価格によるロスカットがあれば、スプレッドが開きやすいタイミングでのリスクをある程度は軽減できます。

基本的に、スプレッド拡大は「流動性」「業者のサーバー」の問題によって発生します。

1つ目は、「流動性」の問題です。

まず、相場は基本的に以下のようなロジックで、レートやスプレッドを変動させます。

  • 流動性が低下する→ボラティリティが上昇する→レートやスプレッドが激しく飛ぶ
  • 流動性が上昇する→ボラティリティが低下する→レートやスプレッドが安定する

特に、取引量が減少する早朝はスプレッドが普段の20倍・30倍に開くこともあるので要注意です。

また、相対取引業者の場合は「リクイディティプロバイダーの充実度」によってもスプレッドの開き具合が変わりますし、流動性が低いマイナーな通貨ペアもレートやスプレッドが激しく変動します。

流動性・ボラティリティとは?

流動性とは、市場参加者数・注文数・取引量などのことです。その数が多いことを「流動性が高い」、その量が少ないことを「流動性が低い」と言います。

ボラティリティとは、価格変動の度合い・激しさのことで、価格変動率とも言います。その度合いが激しいことを「ボラティリティが高い」、その量が少ないことを「ボラティリティが低い」と言います。

この2つが互いに影響し合って、チャートを変動させます。

2つ目は、「業者のサーバー」の問題です。

本来、流動性が上昇すればボラティリティは低下します。

しかし、重要な経済指標やニュースの発表時などは、FX業者がさばききれないほどの注文が殺到すると、サーバーの注文処理能力が限界を超えます。

その結果、レートやスプレッドが早朝並みに大きく飛んでしまうことがあり、酷い場合にはサーバーダウンまで発生します。

以下の記事では、海外FX業者11社のスプレッドを計測しているので参考にしてください。

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海外FXWiki編集部
Exnessでは、これまでに大きなサーバーダウンは発生していませんが、たとえMID価格によるロスカットがあったとしても、流動性が低下する時間帯のトレードには十分注意してください。

時間帯によるレバレッジ制限・ロット制限に注意!

Exnessは、相対取引業者です。

そのため、やろうと思えばインターバンクの価格を無視して、レート・スプレッドを自由に操作してトレーダーと取引し、インターバンクとの価格差で儲けることも可能です。

このあたりはFX業者の良識に左右されるのですが、今のところExnessには悪質なストップ狩りの噂はありません。

ただし、Exnessは「時間帯によるレバレッジ制限」「時間帯によるロット制限」が厳しい業者なので注意してください。

文字通り、時間帯によってレバレッジと最大ロット数が制限されてしまうので、資金管理・トレードスタイルに影響します。

「時間帯によるレバレッジ制限」「時間帯によるロット制限」については以下の記事で詳しく解説しているので、目を通しておくことをオススメします。

相対取引業者とは?

相対取引業者は「値付け業者」「マーケットメーカー」「B-Book」「DD(Dealing Desk)業者」などとも呼ばれ、トレーダーはFX業者が提示する言い値で取引します。その際、マークアップとも呼ばれる追加のスプレッドを手数料として上乗せして利益を出す仕組みなので、取引手数料を無料にできるビジネススタイルです。

相対取引業者は、流動性を提供する複数のリクイディティプロバーダー(インターバンク)の中から、なるべく最良価格をトレーダーに提供できるように努めます。また、トレーダー同士がインターバンクで1対1のオークション形式で取引しているわけではではなく、トレーダーの注文は業者のディーリングデスクがインターバンクに流します。

そのため、やろうと思えばインターバンクの価格を無視して、レート・スプレッドを意図的に操作してトレーダーと取引してインターバンクとの価格差で儲けることも可能です。仕組み自体に透明性がないので、トレーダーは誠実性を重視して業者選びをしなくてはいけません。

まとめ|Exnessには他社にはないチャンスがある

最後に、「MID価格によるロスカット」についてまとめます。

まず、このサービスでは常にスプレッドを半分にしてロスカット判定してもらえます。

これは「ロスカット判定限定のスプレッド50%割引サービス」ともいえるお得なサービスで、割引してもらった金額分だけロスカットを遅らせることが可能です。

スプレッド拡大の程度や方向によって、以下のようにロスカット判定への影響が変わります。

  • 保有ポジションに対してASKとBIDが対称的にスプレッドを拡大させた場合は、スプレッド拡大を相殺できる
  • 保有ポジションに対して有利な方向にスプレッドが拡大するほどMID価格も有利に動くため、ロスカットを遅らせることができる
  • 保有ポジションに対して不利な方向にスプレッドが拡大するほどMID価格も不利に動くため、スプレッド拡大が緩和されてもロスカットされる場合もある

あくまでもスプレッド拡大によるロスカットを遅らせるサービスなので、「ロスカットを100%防止できるようなサービスではない」「普段の利食い・損切りにスプレッド割引・取引手数料割引は適用されない」という点に注意しましょう。

Exnessは、トレーダーによって向き不向きの激しい業者です。

まだ「適切なレバレッジ」「必要資金や資金管理」「トレードスタイル」などの感覚がつかめていない超初心者にはオーバースペックですが、さらに大きなチャンスをつかみたい海外FXトレーダーにとっては理想的な業者だと思います。

以下の記事では、Exnessの「メリット・デメリット・評判」「日本語サポート」「入出金方法」「出金対応」などについて詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください!

ボーナスを活用して取引しないと損!

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2024年!安全かつ人気のおすすめFX海外業者ランキング

海外FX業者で最も重要視しなければいけないのは次の3つです。

  • 業者の安全性・信頼性
  • スプレッド・取引コストの安さ
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しかし、海外業者は情報が少ないため、どこが人気で優良な業者なのかわからない人がとても多いです。

当サイトを見てくれた人だけに、日本だけでなく海外でも知名度がある本当に人気のおすすめ海外業者を紹介します。

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