Bybit(バイビット)への資金入金方法として、国内の仮想通貨取引所から仮想通貨を送金する方法があります。
しかし、仮想通貨の送金は、初心者にとって手順や手数料などで戸惑うことが多いでしょう。
そこで今回は、国内の仮想通貨取引所であるbitFlyerからBybitへのリップル(XRP)を利用した送金方法、手数料、注意点について解説します。
- bitFlyerからBybitへの送金はリップル(XRP)が断然おすすめの理由
- bitFlyerからBybitへの送金の詳しい手順
- bitFlyerから送金するときに注意すべきポイント
- トラベルルールについて
bitFlyerからBybitへの送金はリップルがおすすめ
bitFlyerからBybitに送金する方法として、リップル(XRP)を使用した仮想通貨送金がおすすめです。
bitFlyerからBybitに送金する際、両取引所で取り扱われている銘柄であればどの銘柄でも対応しています。
しかし、bitFlyerから仮想通貨を送金する際には、仮想通貨銘柄ごとに送金手数料が設定されているため、銘柄によっては送金手数料が高くなる場合もあります。
bitFlyerでは、リップルの送金手数料は無料に設定されています。
送金手数料をなるべく抑えてbitFlyerからBybitに送金したい場合、リップルが一番お得です。
また、リップルは送金に特化した仮想通貨であり、送金手数料が安いだけでなく、送金速度が速いことでも有名です。
そのため、bitFlyerからBybitに送金する際にリップルを利用することで、送金手数料を抑えつつ、スピーディーに送金することができます。
bitFlyerからBybitへの送金方法
bitFlyerからBybitへリップルを送金するまでの実際の手順は以下の通りです。
bitFlyerとBybitの口座を開設する
bitFlyerからBybitに送金するためには、bitFlyerとBybitの両方で口座開設する必要があります。
まずは、bitFlyerとBybitの公式サイトから口座開設をしましょう。
また、口座開設するだけでなく、それぞれの仮想通貨取引所で本人確認(KYC)手続きも完了させましょう。
本人確認手続きまで完了すればbitFlyerからBybitへの送金できるようになります。
Bybitでリップルのウォレットアドレスを確認する
それぞれの仮想通貨取引所で口座開設と本人確認手続きまで完了したら、まずはBybitでリップルのウォレットアドレスを確認しましょう。
Bybitアプリにログインして、「資産」から「入金」、「暗号資産を入金する」をタップします。
入金したい仮想通貨銘柄を選択する画面が表示されるため、検索欄に「XRP」を入力するとXRPが表示されるためタップするとBybitでのリップルのウォレットアドレスが確認できます。
「ネットワーク」で「XRP」を選択して表示されたウォレットアドレスをメモして控えておきましょう。
bitFlyerでリップルを購入する
次に、bitFlyerからBybitへ送金するためのリップルを実際に購入しましょう。
bitFlyerでは、販売所以外にも「bitFlyer Lightning」と呼ばれる独自の取引所形式の取引プラットフォームを提供しており、そこでリップルを購入できます。
スプレッドを抑えてリップルを購入したい場合は、bitFlyer Lightningでの購入がおすすめですが、スマホではbitFlyer Lightningでのリップル購入に対応していません。
また、仮想通貨初心者で分かりやすいシンプルな手順で購入したい場合には、販売所でリップルを購入すると良いでしょう。
bitFlyerに日本円を入金した後、スマホアプリの「販売所」から「XRP」をタップし、購入したい数量を入力します。
購入数量が正確に入力されていることを確認したら、「買い注文に進む」をタップするとリップルが購入され、口座情報でリップルの残高を確認できます。
bitFlyerで外部リップル(XRP)アドレス登録する
次に、Bybitで確認したリップルのウォレットアドレスをbitFlyerに登録しましょう。
bitFlyerのアプリにログインして「入出金」から「仮想通貨」を選択して、一覧に表示されている「リップル(XRP)」をタップしましょう。
リップルをタップすると、bitFlyerに登録されているウォレットアドレスの一覧が表示されるため、一番下の「外部リップル(XRP)アドレス登録」をタップします。
「外部リップル(XRP)アドレス登録」をタップすると、bitFlyer公式からのメールが登録されているメールアドレス宛てに自動で送信されるため、届いたメール内のリンクを開きます。
リンクを開くとリップルのウォレットアドレスの登録画面が表示されるため、Bybitで確認したリップルのウォレットアドレスを入力しましょう。
「ラベル」の項目には「Bybit」などのようにbitFlyerのウォレットアドレス一覧に登録されたアドレスが一目で分かる名称を入力し、Bybitで確認した「タグ」は「宛先タグ」の項目に忘れずに入力しましょう。
bitFlyerからBybitへリップルを送金する
リップルを実際にbitFlyerからBybitに送金する際は、もう一度「入出金」から「仮想通貨」を選択し、一覧に表示されている「リップル(XRP)」をタップしましょう。
先ほど登録したBybitのウォレットアドレスが表示されるため、そのウォレットアドレスをタップして送金手続きの画面を表示します。
送金先を間違えていないか確認し、「出金数量」に送金したいリップルの数量を記入して、「送金する」をタップすると、bitFlyer運営側での送金手続きが開始されます。
Bybitでリップルの入金を確認する
Bybitでリップルの入金がされると、まずはBybitアプリと登録されたメールアドレス宛てに受け取りの通知が届きます。
しかし、この時点ではBybitの運営側での確認作業が行われており、確認作業が完了次第、入金が完了してBybitの口座に残高が反映されます。
【補足】BybitでリップルをUSTDに交換する
送金で利用したリップルは送金目的で使用しているだけなので、送金後はUSDTなどのステーブルコインへの交換がおすすめです。
USDTに交換する場合には、リップルが口座に入金されていることを確認してから、Bybitアプリの「現物」から現物取引画面を表示しましょう。
銘柄選択で「XRP/USDT」を選択して、成行注文ですべてのリップルを売却するとUSDTに即座に交換できます。
USDTに交換できれば、ステーブルコインとして保有できるため仮想通貨市場の価格の乱高下の影響を受けずに済みます。
bitFlyerからBybitへの送金手数料
bitFlyerから外部へのリップル出金手数料は無料に設定されています。
そのため、リップルを何度Bybitに送金しても出金手数料は一切かかりません。
ただし、一度の送金当たりの最小数量が20XRPに設定されているため、必ず一度の送金で20XRP以上を送金する必要があります。
その他のbitFlyerの出金手数料と最小送金数量は以下の通りです。
仮想通貨銘柄 | 出金手数料 | 最小出金数量 |
---|---|---|
ビットコイン(BTC) | 0.0004BTC | 0.001BTC |
イーサリアム(ETH) | 0.005ETH | 0.001ETH |
リップル(XRP) | 無料 | 20XRP |
イーサリアムクラシック(ETC) | 0.005ETC | 0.001ETC |
ビットコインキャッシュ(BCH) | 0.0002BCH | 0.001BCH |
ポルカドット(DOT) | 0.1DOT | 1DOT |
ポリゴン(MATIC) | 19MATIC | 20MATIC |
ライトコイン(LTC) | 0.001LTC | 0.001LTC |
bitFlyerからBybitへ送金する際の注意点
bitFlyerからBybitへ送金するときの注意点は以下の6つです。
- はじめての場合は少額でテスト送金する
- bitFlyerには7日間の送金制限がある
- 送金の反映までに多少の時間がかかる
- ウォレットアドレスを手入力しない
- 送金するとキャンセルできない
- トラベルルールの送金制限がある
それぞれの注意点について、解説していきます。
はじめての場合は少額でテスト送金する
はじめてbitFlyerからBybitへ送金する場合は、必ず少額でのテスト送金を行いましょう。
仮想通貨の送金手続きでは、ウォレットアドレスの入力ミスなどによる送金ミスは、基本的にすべて自己責任となります。
bitFlyerのサポートセンターに問い合わせて送金ミスを取り消すことができる場合もありますが、最悪の場合は送金した仮想通貨をすべて紛失する可能性があります。
そのため、BybitのウォレットアドレスをbitFlyerに登録して、初めて送金する際には、まず少額でのテスト送金を行い、無事にBybitに入金されることを確認すると良いでしょう。
リップルであれば、送金手数料が無料なのでテスト送金にかかる費用も抑えられ、テスト送金を行いやすいため、おすすめです。
bitFlyerには7日間の送金制限がある
bitFlyerでは、セキュリティ向上を目的に、入金後7日間は入金額相当以上の出金が制限されています。
そのため、クイック入金などで日本円をbitFlyerに入金してから7日間は、リップルを購入してもBybitに送金できません。
事前に送金の予定がある場合は、計画的に7日以上前にbitFlyerに日本円を入金しておくと良いでしょう。
bitFlyerでの7日間の送金制限は、以下のサービスで入金した資金が対象です。
- 日本円ご出金
- 暗号資産(仮想通貨)送付
- bitWire
- ビットコインをつかう
- Pay
送金の反映までに多少の時間がかかる
bitFlyerからBybitに送金する場合には、bitFlyer側での送金作業と、Bybit側での入金確認作業を完了する必要があります。
そのため、それぞれの確認作業に時間がかかる場合、送金の反映までに時間がかかることがあります。
送金速度が速いリップルであっても、仮想通貨取引所側での作業による遅延は避けられません。
Bybitに入金されないからといって焦らず、しばらく時間を空けてから確認してみましょう。
もし、bitFlyerからの送金が遅れている場合やBybitの入金確認に時間がかかっている場合は、それぞれのサポートセンターに問い合わせると良いでしょう。
ウォレットアドレスを手入力しない
仮想通貨のウォレットアドレスは、基本的にコピー&ペーストで入力しましょう。
ウォレットアドレスは膨大な数の英数字で構成されており、1文字でも入力ミスがあると異なるウォレットに送金されてしまい、Bybitに入金されません。
そのため、ウォレットアドレスは必ずコピー&ペーストで行うようにしましょう。
送金するとキャンセルできない
仮想通貨の送金は、一度行われるとキャンセルできません。
仮想通貨のすべての取引記録はブロックチェーン上に記録され、改ざんできない仕組みになっています。
そのため、ブロックチェーン上に記録された送金履歴は、仮想通貨取引所の力では取り消せません。
ただし、bitFlyerによる送金手続きの確認作業中であれば、bitFlyerに問い合わせて送金をキャンセルできる場合もあります。
送金手続きを申請した直後であれば、キャンセルしたい意思をbitFlyerのサポートセンターに連絡してみましょう。
トラベルルールの送金制限がある
世界中の一部の仮想通貨取引所では、仮想通貨によるマネーロンダリング防止の観点から、トラベルルールを採用しています。
トラベルルールにより、禁止されている国や地域に拠点を置く仮想通貨取引所への送金はできません。
国内のほとんどの仮想通貨取引所がトラベルルールを適用しており、海外の仮想通貨取引所への送金を制限している場合があります。
今回紹介したbitFlyerからBybitへの送金はトラベルルールによって制限されることはありませんが、他の仮想通貨取引所に送金する場合には、事前にトラベルルールの制限がないか確認するようにしましょう。
まとめ
今回は、bitFlyerからリップルを利用してBybitへの送金について、手順や手数料、注意点などを解説しました。
仮想通貨送金は、送金する仮想通貨銘柄によって手数料が異なりますが、リップルを利用することで、bitFlyerからの送金手数料が無料になります。また、リップルは送金速度が速いため、送金する仮想通貨として最適です。
本記事の内容が参考になった方は、ぜひbitFlyer経由でBybitの取引を始めてみてください。
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