「スキャルピング」は、うまくハマれば爆発的に稼ぐことができるトレードスタイルの一つです。
しかし、国内FXのような25倍の低いレバレッジでちまちまスキャっていても、資金効率が悪いためなかなか思うように稼ぐことはできません。
また、DMM FXやGMOクリック証券などスキャルピングを禁止または歓迎してない業者がほとんどなので、元手資金が少ない人や短期売買メインのトレーダーには利用できる業者の選択肢が限られます。
その点、海外FX業者はスキャルピングに寛容ですし、口座の最低入金額が低く最大レバレッジも数百から数千倍でトレードできるため、スキャルピングの実践に向いています。
この記事では、ハイレバレッジかつスキャルピングに向いているおすすめの海外FX口座を8口座ピックアップしました。
スキャルピングの基礎知識や海外FXブローカー選びのポイントも徹底解説するので、ぜひ参考にしてください。
- スキャルピングに最もおすすめの口座はXM TradingのKIWAMI口座
- AXIORYのナノ・テラ口座は大口のスキャルピングに有利
- Exnessのプロ口座は少額のスキャルピングに有利
- HFMはスプレッドは広めだがスリッページが発生しにくい
- サーバーの強度やサポートなど信頼性に懸念のある業者には要注意
スキャルピングにおすすめの海外FX業者ランキング
ーーFX業者ーー | 信頼性 | コスト | サポート | キャン ペーン |
解説部分 | 口座開設 |
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1位 |
こちら | 公式HP | ||||
2位 |
こちら | 公式HP | ||||
3位 |
こちら | 公式HP | ||||
4位 |
こちら | 公式HP | ||||
5位 |
こちら | 公式HP | ||||
6位 |
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7位 |
こちら | 公式HP | ||||
8位 |
こちら | 公式HP |
また、スキャルピング向きではあるものの「最大レバレッジが極端に低い」「最低入金額が超高額」「ゼロカットがない」などの致命的な欠点がある口座もランク外として3つピックアップしています。
十分な資金があればさらに有利な条件でスキャルピングできる口座なので、ハイレバレッジにこだわらないスキャルパーの人は、以下の業者を検討してみてください。
スキャルピングにおすすめの海外FX業者ランキング
1位:XM Trading 『KIWAMI口座』
信頼性・レバレッジ・スプレッド・ボーナスなど、トータルバランスに優れた人気業者
- 最大レバレッジ1,000倍かつ最低入金額も僅か5ドルなので、少ない資金からスキャルピングを始められる
- 他社の一般的なECN口座よりもスプレッドは広いが、取引手数料無料なのでトータルコストが格安
- さらにスワップポイントまで無料なので、日付を跨ぐ時間帯のトレードやスイングトレードの際も、売買方向を気にせず取引できる
- 全銘柄ストップレベルゼロだから、価格制限を気にせずに利食い・損切り注文を設定できる
レバレッジ | 1,000倍 |
---|---|
取引手数料 | 無料 |
スプレッド | 0.6~1.3pips |
スワップポイント | なし |
ストップレベル | 0.0pips |
最小取引数量 | 0.01ロット |
最大取引数量 | 50ロット |
最低入金額 | 5ドル |
※ USD/JPYの値
日本人に一番人気の海外FX業者「XM Trading」は、2022年10月にスワップフリーの新口座「KIWAMI口座」をリリースしました。
スプレッドは他社のECN口座よりもやや広め(USD/JPYなら0.6~1.3pips)ですが、取引手数料無料かつスワップポイントまで無料です。
最大レバレッジは1,000倍で最低入金額も5ドルとお手頃ですので、トータルコストを抑えながらハイレバレッジかつ超少額のスキャルピングを実践できます。
1注文あたりの最大取引数量は50ロットと低めですが、それ以上の大口注文をしたい場合は複数のポジションに分割すればOKです。ポジション数は、最大200ポジションまで持てます。
XM Tradingは、とにかく取引サーバーが安定している点がメリットです。他社のように、大きなサーバーダウンやフリーズは滅多なことでは発生しません。
注文執行率は100%で注文拒否やリクオートはなく、全注文の99.35%を1秒以下で約定します。また、トレーダーから悪魔のプラグインと呼ばれているVDP(Virtual Dealer Plugin)も使用していないと正式に宣言しています。
いくら取引条件が良くても、肝心の取引サーバーが止まってしまえば機会喪失や損失拡大に繋がりますし、VDPによって毎回取引操作されてはトレーダーは一向に稼げません。
XM Tradingでのスキャルピングをおすすめする最大の理由は、この信頼性と約定力の高さです。
ちなみに、XM Tradingには外付取引手数料が発生する代わりにさらにスプレッドが優遇された「XM Zero口座」も提供しています。
ただ、こちらは最大レバレッジは500倍で取引手数料も1ロットあたり片道5通貨と割高です。スキャルピングで手数料負けしないためには、利幅をKIWAMI口座と同じくらい広めに取る必要があります。
それならば、レバレッジ1,000倍・取引手数料無料・スワップポイント無料などのメリットがあるKIWAMI口座を最初から利用することをおすすめします。
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2位:AXIORY『ナノ口座・テラ口座』
金融機関としての信頼性と本格的なトレード環境が両立した優良業者
- 最大レバレッジは400倍と低めだが、最低入金額が5千円とリーズナブルなので、誰でも気軽にスキャルピングを始められる
- 取引手数料が1ロットあたり片道3ドルと安くスプレッドも狭いので、「トータルコストの安さ」「利確のしやすさ」共に業界トップレベル
- 取引数量は0.01ロットから1,000ロット、最大ポジション数は無制限なので、少額から大口のスキャルピングまで実践できる
- 全銘柄ストップレベルゼロだから、価格制限を気にせずに利食い・損切り注文を設定できる
レバレッジ | 400倍 |
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取引手数料 | 片道3ドル |
スプレッド | 0.2~0.4pips |
スワップポイント | あり |
ストップレベル | 0.0pips |
最小取引数量 | 0.01ロット |
最大取引数量 | 1,000ロット |
最低入金額 | 5千円 |
※ USD/JPYの値
信頼性の高さとスキャルピングに有利な取引条件の両立を求めるなら、経営基盤やインフラなど優れたサービスを提供するためのバックボーンがしっかりした「AXIORY」をおすすめします。
スキャルピング向きのナノ口座とテラ口座は、取引手数料が片道3ドルと良心的で、スプレッドの狭さも業界トップクラス(USD/JPYなら0.2~0.4pips)です。
どちらの口座も最大レバレッジは400倍程度ですが、最低入金額は5千円とお手頃で、0.01ロットの少額取引から最大1,000ロットの大口取引にまで対応しています。
また、最大ポジション数も無制限なので、スキャルピングや自動売買でロット数の上限を気にする必要はありません。
取引ツールは、ナノ口座がMT4またはcTrader、テラ口座がMT5を採用しています。その他の取引条件は同一なので、使用したい取引ツールによって口座タイプを選択してください。
特に、短期売買に特化したcTraderが利用できるというメリットは、スキャルパーにとってAXIORYを選ぶ最大の理由になると思います。このcTraderは、Equinix社のロンドンサーバーに接続されています。
一方、MT4・MT5は同社の東京サーバーに接続されているため、ロケーションの面で日本のスキャルパーに最適化されています。
約定スピードは1/1,000秒、約定率は99.99%です。AXIORY公式サイトで約定実績を公表しているほどなので、約定力の高さには余程の自信があることがうかがえます。
3位:Exness『プロ口座』
レバレッジ無制限・ロスカット率0%・超タイトなスプレッドで取引できる注目のハイスペック業者
- 最低入金額は1,000ドルと高額だが、レバレッジ無制限ならポジション保有に必要な証拠金は0円〜数十円のみ
- 他社の一般的なECN口座よりもスプレッドは広いが、取引手数料無料なのでトータルコストが格安
- 最小0.01ロットから最大200ロットまで柔軟性の高いスキャルピングが可能(最大取引数量は時間帯で変動)
- 全銘柄ストップレベルゼロだから、価格制限を気にせずに利食い・損切り注文を設定できる
レバレッジ | 無制限 |
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取引手数料 | 無料 |
スプレッド | 0.6~0.7pips |
スワップポイント | あり |
ストップレベル | 0.0pips |
最小取引数量 | 0.01ロット |
最大取引数量 | 200ロット |
最低入金額 | 1,000ドル |
※ USD/JPYの値
「Exness」は、レバレッジ無制限・ロスカット率0%・MID価格によるストップアウト判定など、めずらしいサービスを提供する海外FX業者です。
XM TradingのKIWAMI口座によく似たタイプの「プロ口座」は、取引手数料無料でありながらスプレッドも狭い(USD/JPYなら0.6~0.7pips程度)ため、トータルコストを抑えたスキャルピングを実践できます。
最低入金額は1,000ドルと高額ですが、レバレッジ無制限なら0円〜数十円の僅かな証拠金でポジションを持てる超少額取引が可能です。
1注文あたりの最大取引数量は通常200ロット、最大ポジション数は無制限です。ただし、21:00~6:59の時間帯は最大取引数量が20ロットに制限されるので注意してください。
また、ユーザーからはサーバーが弱いと指摘が多く、短時間のサーバーダウンを度々引き起こしているため注意が必要です。ボーナスの提供もありません。
ちなみに、Exnessにはさらにタイトなスプレッドを提供する「ロースプレッド口座」や「ゼロ口座」もあります。
こちらは外付取引手数料が上乗せされるため、プロ口座よりもややトータルコストが割高ですが、何よりもスプレッドを重視する人は利用を検討してみてください。
4位:TITAN FX『ブレード口座』
キャンペーンやボーナスが一切ない代わりにスキャルピングに有利な取引環境が整ったプロ志向の海外FX業者
- 最大レバレッジは500倍程度だが、最低入金額が2万円とリーズナブルなので、誰でも気軽にスキャルピングを始められる
- 取引手数料が1ロットあたり片道3.5ドルと安くスプレッドも狭いので、「トータルコストの安さ」「利確のしやすさ」共に業界トップレベル
- ボーナスはないが口座残高や取引数量によるレバレッジ制限がないので、突然の証拠金不足による機械喪失やロスカットを回避できる
- 全銘柄ストップレベルゼロだから、価格制限を気にせずに利食い・損切り注文を設定できる
レバレッジ | 500倍 |
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取引手数料 | 片道3.5ドル |
スプレッド | 0.1~0.3pips |
スワップポイント | あり |
ストップレベル | 0.0pips |
最小取引数量 | 0.01ロット |
最大取引数量 | 100ロット |
最低入金額 | 2万円 |
※ USD/JPYの値
「TITAN FX」は、スキャルピングに有利な優れた取引環境を提供するアクティブトレーダー向けの海外FX業者です。
EQUINIX社のサーバーとTitan FX Zero Point技術により、ミリ秒単位の約定スピードを実現しています。
ブレード口座は取引手数料が1ロットあたり片道3.5ドルとリーズナブルで、スプレッドの狭さは業界トップクラス(USD/JPYなら0.1~0.3pips)です。
最大レバレッジは500倍程度ですが最低入金額は2万円とお手頃で、少額のスキャルピングから大口のスキャルピングまで実践できます。
口座残高や取引数量に基づくレバレッジ制限がなく、通貨ペア以外の各種CFD銘柄も最大レバレッジ500倍で取引できる点は、TITAN FXの大きなメリットです。
ボーナスの提供はありませんが、日本語サポートは高品質なので初心者の人でも安心して使用できます。
ただし、トレーダーからは時折サーバーの弱さを指摘されており、スリッページや遅延が発生するなど約定力にも波があるようです。
サーバー障害はそれほど頻繁には発生していませんが、注文が殺到する重要指標発表時のトレードには注意してください。
公式サイト:https://titanfx.com/ja
5位:ThreeTrader『RAWゼロ口座』
禁止手法がなく業界最高水準のスプレッドを実現したアクティブトレーダー向けの新興業者
- 最大レバレッジは500倍程度で最低入金額も10万円と高額だが、禁止手法がなくスキャルピング・自動売買・他口座との両建てに制限がない
- 取引手数料が1ロットあたり片道2ドルと安くスプレッドも狭いので、「トータルコストの安さ」「利確のしやすさ」共に業界トップレベル
- 取引ツールはMT4のみでボーナスもないが、いつも対応がフレンドリーかつ的確な日本語カスタマーサポートが安心できる
- 全銘柄ストップレベルゼロだから、価格制限を気にせずに利食い・損切り注文を設定できる
レバレッジ | 500倍 |
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取引手数料 | 片道2ドル |
スプレッド | 0.0〜0.1pips |
スワップポイント | あり |
ストップレベル | 0.0pips |
最小取引数量 | 0.01ロット |
最大取引数量 | 80ロット |
最低入金額 | 10万円 |
※ USD/JPYの値
2021年5月にサービスを開始した「ThreeTrader」は、禁止手法が一切ない海外FX業者です。スキャルピング・EAを使用した自動売買・超高速取引・別口座との両建てなど、制限なく実践できます。
「RAWゼロ口座」は取引手数料が1ロットあたり片道2ドルと格安で、スプレッドも他社のECN口座を凌駕する狭さと安定性(USD/JPYなら0.0〜0.1pips)を実現しています。
最大レバレッジは500倍程度で最低入金額も10万円と高額ですが、利確のしやすさとトータルコストの安さの面に優れた口座です。
取引ツールがMT4だけなので利便性の面ではまだまだ改善の余地はありますが、日本語サポートは非常に心強く丁寧かつフレンドリーな顧客対応が期待できます。
新興業者のためか取引サーバーはやや不安定で、2023年に入ってからというもの、大きなサーバーダウンが多発しているので注意してください。
ただし、サーバーダウンによる機会喪失の損害補填は順次実施されており、被害を受けたユーザーも納得した上でThreeTraderの利用を継続しているようです。
もし、このサーバー問題が改善された場合、ThreeTraderはハイレバレッジでのスキャルピング向け業者としては最強クラスの業者となります。
6位:VANTAGE『RAW ECN口座』
日本人トレーダーの好みを徹底分析して日本再上陸を果たしたオーストラリアの老舗FX業者
- 最大レバレッジ1,000倍かつ最低入金額も僅か50ドルなので、少ない資金からスキャルピングを始められる
- 取引手数料が1ロットあたり片道3ドルと安くスプレッドも狭いので、「トータルコストの安さ」「利確のしやすさ」共に業界トップレベル
- 金(XAUUSD)は、ポジション保有から7日間、スワップポイントが無料になるキャンペーン実施中
- 全銘柄ストップレベルゼロだから、価格制限を気にせずに利食い・損切り注文を設定できる
レバレッジ | 1,000倍 |
---|---|
取引手数料 | 片道3ドル |
スプレッド | 0.0~0.4pips |
スワップポイント | あり |
ストップレベル | 0.0pips |
最小取引数量 | 0.01ロット |
最大取引数量 | 100ロット |
最低入金額 | 50ドル |
※ USD/JPYの値
優れた取引スペックと豪華なキャンペーンが両立した「VANTAGE」は、オーストラリアを拠点に10年以上の実績を持つ老舗業者です。
一時的に日本撤退していましたが、2022年8月より日本人受け入れ再開しました。
「RAW ECN口座」はスキャルピング向きのECN口座でありながら、最大レバレッジ1,000倍で取引でき最低入金額も50ドルとリーズナブルです。
取引手数料も1ロットあたり片道3ドルと安くスプレッドの狭さも業界トップレベル(USD/JPYなら0.0~0.4pips)なので、トータルコストを抑えたスキャルピングを実践できます。
また、Equinix社の光ファイバーネットワークにより高い約定力も期待できます。
口座開設ボーナス1万円・50%入金ボーナス(RAW ECN口座は対象外)や、金スワップフリーキャンペーンなども開催しており、日本人好みのサービスに力を入れている業者です。
ただし、日本人の受入体制が不十分なのか、各種手続やサポートの日本語対応に問題が発生しています。英語でのコミュニケーションが必要になる場合が多々あるようなので、注意してください。
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7位:HFM『ゼロスプレッド口座』
1,000銘柄以上にも及ぶ取扱銘柄は業界トップレベル!口座開設ボーナス・入金ボーナスなどプロモーションも充実
- 最大レバレッジは500倍程度だが、最低入金額が僅か200ドルとリーズナブルなので、比較的少ない資金でスキャルピングを始められる
- 取引手数料・スプレッド共に他社より不利だが、スプレッドの変動幅が小さく規則的なので想定外のスリッページが発生しにくい
- 独自ポイント制度「ロイヤリティプログラム」や毎日利息がもらえるROFM(リターン・オン・フリーマージン)などお得なサービスあり
- 他社よりもストップレベルが広いため、価格制限に気をつけながら利食い・損切り注文をしなくてはいけない
レバレッジ | 500倍 |
---|---|
取引手数料 | 片道3~4ドル |
スプレッド | 0.5~1.4pips |
スワップポイント | あり |
ストップレベル | 2.0pips |
最小取引数量 | 0.01ロット |
最大取引数量 | 60ロット |
最低入金額 | 200ドル |
※ USD/JPYの値
1,000銘柄にも及ぶ取扱銘柄が魅力の「HFM(HotForex)」は、トータルバランスに優れた大手FX業者です。
他社と同じように、外付取引手数料が発生する代わりにスプレッドが優遇されたスキャルピング向けの「ゼロスプレッド口座」を提供しています。
取引手数料は1ロットあたり3〜4ドルとまずまずの金額で、最大レバレッジは500倍、最低入金額も200ドル程度なので、比較的少額の資金からスキャルピングを始められます。
ただ、スプレッドは他社のECN口座よりもやや広め(USD/JPYなら0.5~1.4pips)で、ストップレベルもあります(USD/JPYなら2.0pips)。
短期売買には少々不利とも言える取引条件ですが、HFMはスプレッドの変動幅小さく規則的なので、想定外のスリッページが発生しにくいというメリットがあります。
平常時ならスプレッドの開きがある程度予測できるため、なるべく安定した取引環境でスキャルピングしたい人にはおすすめの業者です。
8位:LAND-FX『プライム口座』
新たにレバレッジ無制限・ロスカット率0%を導入してリニューアルした中堅業者
- 最低入金額が3万円とお手頃な上、レバレッジ無制限ならポジション保有に必要な証拠金は0円〜数十円のみ
- 他社の一般的なECN口座よりもスプレッドは広いが、取引手数料無料なのでトータルコストが格安
- 時間帯や証拠金残高によるレバレッジ制限がきつい上、最大取引数量も他社より少ないため、大きなロットでのスキャルピングには厳しい
- 全銘柄ストップレベルゼロだから、価格制限を気にせずに利食い・損切り注文を設定できる
レバレッジ | 無制限 |
---|---|
取引手数料 | 無料 |
スプレッド | 0.6〜0.7pips |
スワップポイント | あり |
ストップレベル | 0.0pips |
最小取引数量 | 0.01ロット |
最大取引数量 | 10ロット |
最低入金額 | 3万円 |
※ USD/JPYの値
2022年3月にリニューアルした「LAND-FX」は、レバレッジ無制限・ロスカット率0%を提供する数少ない海外FX業者の一つです。
XM TradingのKIWAMI口座によく似たタイプの「プライム口座」は、取引手数料無料でありながらスプレッドも狭い(USD/JPYなら0.6〜0.7pips程度)ため、トータルコストを抑えたスキャルピングに適しています。
最低入金額も3万とお手頃ですし、レバレッジ無制限なら0円〜数十円の僅かな証拠金でポジションを持てる超少額取引が可能です。ボーナスの提供はありません。
データセンターやインフラには、Equinix、PrimeXm、Amazonなど大手プロバイダーと提携することで、遅延の少ない接続環境を提供しています。
ただ、プライム口座最大のデメリットは、1注文あたりの最大ロット数が10ロットと非常に少ない点です。最大保有ロット数も100ロットまでなので、分割注文したとしても極端に大口のスキャルピングはできません。
また、LAND-FXでは取引サーバーに過度な負担をかける超高頻度のスキャルピングが禁止されています。
平常時に裁量取引でスキャルピングをする分には問題ありませんが、EAを使ったスキャルピングや重要指標発表時を狙ったスキャルピングは、ペナルティの対象になる可能性が高いため注意してください。
LAND-FXには最大レバレッジ1,000倍のECN口座もありますが、こちらはプライム口座や他社のECN口座と比べてトータルコストが割高で、最低入金額も10万円と高額です。
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十分な資金がある人向けのスキャルピング向け優良口座3選
TradeView『ILC口座』
トレーダーと利益相反しない完全なNDD ECN方式を採用する TradeViewは、禁止行為・取引制限が一切ないA-Book業者です。
取引操作・ストップ狩り・意図的なスプレッド拡大、といった不正行為の心配はありません。
「ILC口座」は取引手数料は1ロットあたり片道2.5ドルと格安で、0.0pipsからのタイトなスプレッドで取引できるため、スキャルピングには非常におすすめです。
また、MT4・MT5以外に、スキャルピングに特化した取引ツールcTraderが利用できる数少ない業者でもあります。
ただし、最大レバレッジは100倍と低く、ロスカット率も国内FXと同じ100%、最低入金額も10万円と高額なので、十分な資金を用意できる人は口座開設を検討してみてください。
Fusion Markets『ゼロ口座』
オーストラリアのFXブローカー Fusion Marketsの「ゼロ口座」は、スキャルピング向け口座として異次元の取引条件を提供しています。
とにかくスプレッドが狭く、EUR/USDならほぼ0.0pipsを維持しており、取引手数料も1ロットあたり片道2.25ドルのみなので、利確のしやすさとトータルコストの安さは業界トップクラスです。
ただし、最大レバレッジは500倍程度でゼロカットもないため、ロスカットを回避するため口座には十分な余剰資金が必要です。
日本での実績がまだ短いという点がネックですが、大注目の業者であることに間違いはありません。
VANTAGE『プロ ECN口座』
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VANTAGE「プロ ECN口座」は、前述したVANTAGE「RAW ECN口座」よりもさらにトータルコストを安く抑えることができるスキャルピング向きの口座です。
取引手数料はRAW ECN口座の半額である1ロットあたり片道1.5ドルと業界最安値で、スプレッドもさらにタイトに優遇されており、最大レバレッジ1,000倍で取引できます。
ただし、最低入金額が10,000ドルと非常に高額です。プロ ECN口座や他社口座で資金を工面できた人の、ステップアップ先として検討してみてください。
スキャルピングの基本
スキャルピングとは?
スキャルピングとは、主に次のようなトレードスタイルのことを指します。
- エントリーからイグジットまで数秒~数十秒
- 一回の利益は1~10pips程度
- トレード回数は一日数十回以上
普段、本業のお仕事がある人にとっては、好きな時間に集中してトレードできるため、ライフスタイルにマッチしやすいトレードスタイルです。
小さな利益をコツコツと積み上げるトレードスタイルなので、ハイレバレッジでトレードできる業者ほど高い資金効率を実現できます。
例えば資金が52万円の場合、国内FXだと10万通貨で1pips、つまり1,000円の利益を出すのがやっとのことですが、海外FXなら200万通貨(100万通貨×2)の1pips抜きで20,000円の利益を出すことが可能です。
取引数量 | 必要証拠金 | 1pips の利益 |
|
---|---|---|---|
国内FX レバレッジ25倍 |
海外FX レバレッジ500倍 |
||
1,000通貨 | 約5,200円 | 約260円 | 10円 |
1万通貨 | 約52,000円 | 約2,600円 | 100円 |
10万通貨 | 約520,000円 | 約26,000円 | 1,000円 |
100万通貨 | 約5,200,000円 | 約260,000円 | 10,000円 |
スキャルピングのメリット
スキャルピングのメリット
- 市場の状況に左右されない
- 小さな利益を積み重ねることでリスクを分散できる
- 取引回数が多い分だけチャンスも多い
- 長期的なトレンドの影響を受けにくい
- ポートフォリオを多様化できる
スキャルピングはマーケットの状況に左右されず実践できるため、いつでも短時間で利益を得ることが可能です。
小さな値幅でもコツコツと利益を積み重ねることでリスクを分散でき、トレンドフォローなどのトレードタイルと併用すれば、ポートフォリオの多様化に役立ちます。
また、長期的なトレンドの影響を受けにくいため、相場が急変した場合でもデイトレードやスイングトレードなどの長期的なトレードスタイルよりも、損失を最小限に抑えることが可能です。
スキャルピングのデメリット
スキャルピングのデメリット
- 高いトレードスキルやテクニカルスキルが必須
- 取引手数料やスプレッドのコストがかさむ
- ボラティリティや約定力が低いと稼ぎにくい
- メンタル面でのストレスや疲労が蓄積しやすい
- スキャルピング系EAは設定次第で結果が大きく変わる
スキャルピングを実践するには、MT4・MT5の多彩な注文方法やインジケーターを活用できるトレードスキルやテクニカルスキルが必要です。
また、トレード回数が多いスキャルピングは、取引手数料やスプレッドのコストが大きな負担になるため、なるべくタイトなスプレッドかつ低コストで取引できる業者を使用する必要があります。
スキャルピングはマーケットの状況や取引業者のスペックに依存するトレードスタイルなので、ボラティリティが低い場合や約定力の悪い業者で実践すると、思ったような利益が出せません。
また、トレード回数が多いため、メンタル面でのストレスや疲労が蓄積しやすい特徴があります。精神的な焦りから、まるでギャンブルのような投機的な取引をしてしまいやすい傾向もあるので注意してください。
スキャルピングEAは設定が難しく、設定次第で結果が大きく変わります。運用前のバックテストは必須で、仮に最適な設定を見つたとしても、マーケットやトレンドに合わせて定期的に見直す必要があります。
スキャルピング用の業者選びで重視するポイント
スキャルピング用の業者選びで重視するポイント
- スキャルピングが正式に認められている
- スリッページが少く約定スピードが速い
- 取引手数料が安くスプレッドが狭く安定している
- レバレッジが高く少ない証拠金で取引できる
スキャルピング用の業者・口座を選ぶ際は、上記4つのポイントは最低限重視しましょう。
海外FX業者はさまざまな口座タイプを提供していますが、スキャルピングには取引形態にNDD ECN方式を採用し、外付取引手数料が発生する代わりにスプレッドを極限にまで狭くした口座がおすすめです。
ECN口座ならどこの業者でも良いという訳ではなく、業者によってスキャルピングの方針や口座スペックが全く異なるので注意してください。
スキャルピングのようなトレードスタイルは、ほんの少しの違いが最終的な損益を大きく左右します。
スキャルピングが正式に認められている
口座タイプ云々の前に、そもそもスキャルピング自体を禁止または制限している業者もあります。
トレードする前にしっかり確認しないと、最悪、口座凍結・出金拒否・利益没収などのペナルティを受けるので注意してください。
以下の業者は、スキャルピングには向いていません。
FX業者 | 取引形態 | スキャルピング |
---|---|---|
GemForex |
DD方式 | 制限あり |
IS6FX |
DD方式 | 制限あり |
iForex |
DD方式 | 禁止 |
このような業者は、ほとんどが取引形態にDD方式(相対取引)を採用しており、スキャルピング自体を禁止している、または大口注文やポジション保有時間に制限を設けています。
スキャルピングのような高回転の取引をする人が多いと、業者の取引サーバーに負担がかかることや、カバー取引に支障が発生してしまうためです。
しかし、DD業者の多くは、ボーナスが豪華だったり、原則固定のスプレッドで取引できたりするメリットがあるため、スキャルピング以外のトレードスタイルなら、初心者の海外FXデビューには適しています。
スリッページが少なく約定スピードが速い
約定力とは、「約定スピードの速さ」「スリッページの頻度」「リクオート(約定拒否)の頻度」のことです。
自宅のパソコンスペックや通信環境によっても変わりますが、多くは業者の取引サーバーやインフラの性能、流動性提供業者(LP)の規模と数に左右されます。
業者が公表している約定スピードや注文執行率などの数値は参考になりますが、あくまで目安として考えてください。
重要指標発表時や週明けの窓のタイミングには、約定力が大きく低下する場合もあります。評判・クチコミなども参考に、実際に取引してみて判断してください。
約定力は、VPSを導入することで改善される場合があります。
取引手数料が安くスプレッドが狭く安定している
取引コストは、先ほどの約定力と同じくらい重視しなければいけません。
FXにかかる取引コストは、「スプレッド」「取引手数料」の2つです。
この2つを合わせたトータルコストを意識して、業者選びをしてください。
新規注文をした時点で、損益はスプレッド分だけマイナスとなります。
つまり、スプレッドが狭いほど、ほんの少しの値動きでも損益をマイナスからプラスに変えることが可能です。
ポジション保有時間が極端に短く、小さな利益を積み重ねるスキャルピングの場合、スプレッドの狭さがそのままトレード成績に影響します。
ECN口座の多くは変動制スプレッドを採用しており、平常時でもスプレッドが大きく動くため、狭く安定したスプレッドが配信されている業者を選ぶことも大切です。
以下は、今回ご紹介したスキャルピング向け口座ランキング1位〜8位における、USD/JPYのスプレッド変動幅と0.1ロットあたりのトータルコストを比較したものです。
業者によって「得意な通貨ペア」「苦手な通貨ペア」がある点にも注意しましょう。
以下の記事では、各業者のスタンダード口座における主要銘柄のスプレッドを比較しているので、業者選びの参考にしてください。
レバレッジが高く少ない証拠金で取引できる
ECN口座でも、最低入金額1万円程度で0.01ロットの少額から取引できる業者はたくさんあります。
資金が少なくても気軽にスキャルピングを始められますが、0.01ロットでは利益は1pipsあたり10円程度にしかなりません。
せっかく海外FXでスキャルピングをするなら、ハイレバレッジで大口注文を繰り返し、大きな利益を狙いたいところです。
ただ、一般的にECN口座は、そのほかの口座タイプより最大レバレッジが低く設定されています。
また、資金効率に関係する「最大レバレッジ」「最小取引数量」「最低入金額」や、リスク管理に関係する「ロスカット水準」も業者によって全然違います。
以下は、今回ご紹介したスキャルピング向け口座ランキング1位〜8位における、最大レバレッジやその他取引条件を比較したものです。
レバレッジは高いければ高いほど有利、ロスカット水準は低ければ低いほど有利です。
海外FXでのスキャルピングは、資金効率やリスク管理も重視するようにしてください。
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