仮想通貨取引所で取引をするためには、資金を口座に入金する必要がありますが、海外の仮想通貨取引所の場合、日本円の入金に対応していないことから仮想通貨を直接入金しなければいけません。
しかし、仮想通貨の送金に慣れていない方にとって、送金での入金手続きはハードルが高いと感じる場合もあるでしょう。
海外の仮想通貨取引所の1つであるBybit(バイビット)は、クレジットカードを使うことで日本円の入金に対応しています。
そこで今回は、Bybitのクレジットカード入金の手順や注意点などについて詳しく解説します。
本記事の内容を参考に、Bybitのクレジットカード入金をマスターしましょう。
- Bybitではクレジットカード入金を利用すればワンクリックで入金ができる
- Bybitのクレジットカード入金ではBybitに上場している銘柄すべてを日本円で購入できる
- Bybitのクレジットカード入金では国際ブランドや入金可能額に制限がある
- クレジットカード入金手数料がかかるがMastercardが安いためおすすめ
- クレジットカード入金はBybitで本人確認(KYC)の完了が必須
Bybit(バイビット)とは
- 取扱い銘柄が170種類以上で取引環境も充実
- ステーキングやレンディングなどさまざまな資産運用サービスが便利
- レバレッジ倍率最大100倍で少ない証拠金でも大きく稼げるチャンスがある
- 日本語対応で安心して利用できる
Bybitは仮想通貨取引所の中でも世界トップレベルの規模の登録ユーザーを抱えた海外の仮想通貨取引所です。
Bybitは、海外の仮想通貨取引所でありながら日本語にも完全に対応しているため、日本人のユーザーからも使いやすいと人気が高いです。
仮想通貨取引所としての取引ボリュームは世界的にも2番目の大きさなので、取引が安定しており安心して利用できます。
さらには、Bybitではローンチパッドやステーキングなど幅広い資産運用サービスの提供も行っているため、取引以外にも非常に便利な仮想通貨取引所です。
Bybit (バイビット)でのクレジットカード決済について
本人確認(KYC)の必要なしでの取引は300ドル未満
Bybitのクレジットカード入金では、本人確認(KYC)をしていない状態であっても、口座開設したアカウントであれば、初回のクレジットカード入金に限り300ドルまで行えます。
しかし、2回目以降のクレジットカード入金や、初回であっても300ドル以上の金額でクレジットカード入金を利用する場合には本人確認が必要になります。
本人確認には、レベル1とレベル2がありますが、3000ドル以上のクレジット入金の場合には、レベル2の本人確認を完了させる必要があります。
購入できる仮想通貨種類
Bybitのクレジットカード入金では、ビットコインなどの主要銘柄だけでなく、Bybitに上場しているすべての仮想通貨銘柄を直接購入できます。
実際に購入できる仮想通貨銘柄は、クレジットカード入金の購入画面で確認できます。
検索機能を使用すれば購入したい仮想通貨銘柄がすぐに見つかるでしょう。
対応している法定通貨数
Bybitのクレジットカード入金に対応している法定通貨は日本円を含めて全57種類対応しています。(2024年5月時点)
クレジットカード入金の購入画面で好きな法定通貨を選択できます。
対応しているクレジットカードブランド
Bybitのクレジットカード入金に対応しているクレジットカードブランドは「MasterCard」「VISA」「JCB」の3つだけです。
上記の3つのクレジットカードブランド以外のAmerican Expressなどのカードブランドのクレジットカードはクレジットカード入金に利用できません。
また、対象のクレジットカードブランドであったとしても、カード会社の規定によって仮想通貨の購入などが禁止されている場合も、クレジットカード入金には利用できないため注意が必要です。
Bybit(バイビット)でクレジットカード手数料
Bybitのクレジットカード入金では、入金額に対しての入金手数料がかかります。
入金手数料は、利用するクレジットカードブランドや利用する国・地域によって異なります。
手数料を抑えてクレジットカード入金を利用したい場合は、Mastercardを利用するといいでしょう。
クレジットカード入金の入金手数料は、入金額に対して計算されて毎回発生します。
Bybit(バイビット)でクレジットカードの入金方法
ここでは、クレジットカード経由での入金手順をご紹介していきます。
まず初めに、Bybitの口座を開設していない人は、以下のリンクから口座開設の手続きを済ませておきましょう。
Bybitでクレジットカード入金をする場合には、ホーム画面の「その他」をクリックして、Bybitが提供しているサービスの一覧を表示します。
「暗号資産の購入」のなかに「暗号資産の購入」という項目があるので選択すると「ワンクリック購入」の画面が表示されます。
このワンクリック購入から手続きを行うとBybitでのクレジットカード入金が申請できます。
Bybitのクレジットカード入金で利用するクレジットカードは、Bybit側への登録が必要です。
クレジットカード番号や氏名、メールアドレスを正確に記入しましょう。
このとき登録するクレジットカードは、本人確認(KYC)の情報と一致している必要があるため、必ず自分名義のクレジットカードを登録しましょう。
クレジットカード入金でのクレジットカード情報の登録は、初めて利用するクレジットカードの場合のみ登録が必要なので、一度登録したクレジットカードは、登録なしで次回も利用できます。
Bybitへのクレジットカード情報の登録は、1ユーザーあたり5枚のクレジットカードまで対応しています。
クレジットカードの登録が完了したあとは、クレジットカード入金の金額などを入力します。
クレジットカード入金では、さまざまな法定通貨で支払うことができますが、日本円で支払う場合には「JPY」で金額を入力しましょう。
日本ユーザーであれば、初期設定でJPYが表示されているため、そのまま日本円での金額を入力すれば大丈夫です。
右上の項目では、クレジットカード入金で購入する仮想通貨銘柄を選択できます。
初期設定では、USDTを購入するように銘柄が選択されています。
Bybitのクレジットカード入金では、Bybitで取り扱いがあるすべての仮想通貨銘柄を購入できます。
金額を入力したあとは、「次へ」を選択して、支払い方法で「Bank Card」を選択しましょう。
日本円で支払うときのドル円レートが合わせて表示されています。
最後に「JPYで購入」を選択するとBybitでのクレジットカード入金が完了します。
クレジットカード入金で購入した仮想通貨は、すぐにBybitで処理されて、自分の資金調達アカウントに入金されます。
Bybit(バイビット)でクレジットカード入金するメリット
日本の取引所からの送金手間が省ける
Bybitのクレジットカード入金のメリットとして日本の仮想通貨取引所からの送金など難しい手続きを省略できる点が挙げられます。
日本円を銀行口座から直接入金できないBybitでは、本来は日本の仮想通貨取引所からの送金が必要です。
しかし、クレジットカード入金を利用すればクレジットカードから直接日本円をBybitに入金できるようになるため、スムーズかつ安全です。
仮想通貨送金に慣れていない方や不安な方は、クレジットカード入金を利用してのBybitへの入金がおすすめです。
クレジットカードのポイント還元を受けられる
クレジットカード入金での利用金額は、後払いとして後日請求が届きます。
日本円で取引ができる
Bybitのクレジットカード入金を行うことで、日本円として取引できるため価格変動リスクなく安全に入金できる点もメリットです。
Bybitへの仮想通貨送金で入金を行う場合には、送金する仮想通貨の価格変動するリスクがあります。
また、仮想通貨の価格はドルベースで計算されているため、仮想通貨の価格変動に加えて、ドル円の為替レートの影響も受けるため注意が必要です。
価格変動が激しい局面での仮想通貨送金は、価格変動のリスクが高まるため扱いにくいですが、クレジットカード入金であればいつでも同じように日本円で取引できます。
Bybit(バイビット) でクレジットカード入金するデメリット
手数料が高い
Bybitのクレジットカード入金では、クレジットカードブランドによって手数料が異なりますが、最も安いMastercardでもクレジットカード入金の金額に対して2.7%の手数料がかかります。
カード発行地 | 国際ブランド | 1回あたりの入金手数料 |
---|---|---|
EU | Mastercard/VISA | 1.1% |
EU以外 | Mastercard | 2.7% |
EU以外 | VISA | 3.05% |
EU | JCB | 5% |
EU以外 |
Mastercardの場合
JCBの場合は5%の手数料がかかるため、10万円の入金では5,000円が手数料としてかかってしまいます。
少額でのクレジットカード入金の場合には、手数料の金額も小さいためそこまで気になりませんが、大きな金額で利用する場合には注意が必要です。
対応していない通貨がある
Bybitのクレジットカード入金では、Bybitに上場している仮想通貨を購入できますが、Bybitに上場していない銘柄は購入できません。
Bybitに上場していないミームコインや草コインをクレジットカード入金で購入したい場合には、Bybitに入金した後に再度ほかの海外の仮想通貨取引所に送金する手間がかかります。
クレジットカード入金で購入を行う前に、自分が購入したい銘柄が対象になっているかを一度確認してみるようにするといいでしょう。
対応しているクレジットカードに限りがある
Bybitのクレジットカード入金では、クレジットカードブランドが「Mastercard」「VISA」「JCB」の3つに限られてしまいます。
自分が持っているクレジットカードブランドが別の場合は、新しくクレジットカードを作る必要があります。
また、対応しているクレジットカードブランドでも、発行しているカード会社の規約によってクレジットカード入金が利用できません。
実際にクレジットカード入金を行う前に、カード会社の規約などにも目を通さないといけないため手間に感じる場合もあるでしょう。
最低購入額・上限額が設定されている
Bybitのクレジットカード入金は、最低入金額10ドル、上限入金額10,000ドルに設定されています。
特に、10,000ドル以上の金額でクレジットカード入金を利用したい方にとっては不便に感じやすいでしょう。
上限入金額は、あくまでも1回のクレジットカード入金における上限額なので、10,000ドル以上で利用する場合には、複数回に分けて行えば問題ありません。
しかし、1回あたりの上限入金額に加えて、日次、週間、月間の上限入金額も設定されているため注意しましょう。
利用上限額 | KYCレベル1 | KYCレベル2 |
---|---|---|
1回あたり | 10,000ドル以下 | 10,000ドル以下 |
日次 | 20,000ドル以下 | 50,000ドル以下 |
週間 | 50,000ドル以下 | 100,000ドル以下 |
月間 | 100,000ドル以下 | 250,000ドル以下 |
Bybit(バイビット)でクレジットカード入金する時の注意点
続いて、Bybitでクレジットカード入金をする際の注意点をご紹介します。
国際ブランドに制限がある
Bybitでクレジットカード入金する場合には、持っているクレジットカードの国際ブランドがクレジットカード入金に対応している必要があります。
Bybitでクレジットカード入金として利用できるブランドは「Mastercard」と「VISA」「JCB」のみです。
それ以外のアメックスなどのブランドのクレジットカードでは、Bybitでのクレジットカード入金はできないため注意しましょう。
また、MastercardやVISA、JCBのクレジットカードであったとしても、法人カードはクレジットカード入金に対応していないため利用できません。
さらには、クレジットカード入金で利用するクレジットカードは、クレジットカード会社側で本人確認手続きが行える「3Dセキュア」にも対応している必要があります。
事前にクレジットカード会社で登録したログインIDやパスワードで本人確認ができる3Dセキュアに対応していないクレジットカードは、MastercardやVISAのブランドであったとしてもBybitでのクレジットカード入金には利用できません。
クレジットカード手数料がかかる
Bybitでクレジットカード入金をする場合には、入金手続きの度に手数料がかかります。
クレジットカード入金での手数料は、居住地や利用するクレジットカードブランドによって異なります。
カード発行地 | 国際ブランド | 1回あたりの入金手数料 |
---|---|---|
EU | Mastercard/VISA | 1.1% |
EU以外 | Mastercard | 2.7% |
EU以外 | VISA | 3.05% |
EU | JCB | 5% |
EU以外 |
日本からの利用で、クレジットカード入金をする場合には、Mastercardでは入金額に対して2.7%、VISAでは入金額に対して3.05%、JCBでは入金額に対して5%が手数料としてかかります。
そのため、可能であればクレジットカード入金手数料を安くするためにもMastercardの利用がおすすめです。
また、クレジットカード入金での手数料は、手続きのたびに毎回かかってくるため、可能であれば一度にまとめて入金するようにした方がいいでしょう。
1回の取引金額に制限がある
Bybitのクレジットカード入金では、最低入金額と最大入金額が設定されています。
クレジットカード入金では、少なくとも10ドル以上入金する必要があり、10,000ドルまで対応しています。
国際ブランド | 最低入金額 | 最高入金額 |
---|---|---|
Mastercard | 10ドル相当 | 10,000ドル相当 |
VISA | 10ドル相当 | 10,000ドル相当 |
入金の上限額は一度の手続きあたりの上限額になるため、10,000ドル以上を入金する場合には、2回以上に分けて行う必要があるためやや手間がかかります。
本人確認(KYC)が必要
Bybitのクレジットカード入金をするためには、前提としてBybitでの本人確認(KYC)を完了させておく必要があります。
Bybitの本人確認(KYC)には、レベル1とレベル2がありますが、最低でもレベル1の本人確認(KYC)を完了させておきましょう。
Bybitの本人確認(KYC)は、運転免許証などの本人確認書類があれば、スマホアプリを利用して簡単に申請できます。
申請から結果が通知されるまでの時間も短いため便利です。
楽天カードは使えない
MastercardやVISAブランドのクレジットカードであったとしても、楽天カードではBybitのクレジットカード入金ができません。
楽天カードは、自社の取り決めでクレジットカードによる暗号資産の購入を制限しているため、Bybitでもクレジットカード入金ができなくなっています。
Bybit側の問題ではなく、楽天カード側のルールなので、楽天カードしか持っていない方は、MastercardもしくはVISAブランドの別の会社のクレジットカードを準備しましょう。
出金には対応していない
Bybitのクレジットカードを利用しての手続きは、Bybitへの入金にのみ対応しており、Bybitからの出金には対応していません。
そのため、Bybitから出金したい場合には、仮想通貨を利用しての送金手続きが必要です。
Bybitでの出金では、仮想通貨銘柄ごとに出金手数料が設定されているため、ビットコインなどの銘柄の送金手数料は割高になっています。
他の仮想通貨取引所への送金をする場合には、送金手数料が安く、送金速度が速い「リップル(XRP)」を利用してBybitから送金するといいでしょう。
Bybit(バイビット)でクレジットカード入金でよくある質問
- Bybit (バイビット)で利用できるクレジットカードは?
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Bybitのクレジットカード入金で利用できるクレジットカードブランドは「Mastercard」「VISA」「JCB」の3つです。
American ExpressなどのクレジットカードはBybitのクレジットカード入金には利用できません。
- Bybit(バイビット)でクレジットカード入金するメリット、デメリットはなんですか?
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クレジットカード入金を利用すると初心者の方でも簡単にBybitに資金を入金できます。
また、入金するときも日本円で直接取引できるため価格変動のリスクなどを考える必要もないので安心です。
また、クレジットカード入金では最低入金額10ドルと上限入金額10,000ドルが設定されていることも覚えておくといいでしょう。
- Bybit(バイビット)でクレジットカード入金する時の手数料は?
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Bybitのクレジットカード入金を利用したときの手数料は利用したクレジットカードブランドによって異なります。
カード発行地 国際ブランド 1回あたりの入金手数料 EU Mastercard/VISA 1.1% EU以外 Mastercard 2.7% EU以外 VISA 3.05% EU JCB 5% EU以外 手数料を抑えて利用したいのであれば、Mastercardのクレジットカードを利用するといいでしょう。
クレジットカード入金での手数料は入金額に対しての手数料がかかります。
まとめ
今回は、Bybitのクレジットカード入金についての手順や注意点などについて詳しく解説しました。
通常、仮想通貨の送金での入金が必要な海外の仮想通貨取引所ですが、Bybitのクレジットカード入金を利用すれば、難しい送金手続きや送金ミスなどの危険をおかすことなく入金できます。
そのため、送金に慣れない方やワンクリックで簡単に入金したい方はBybitのクレジットカード入金を利用してみることをオススメします。
しかし、Bybitのクレジットカード入金では、クレジットカードの国際ブランドや入金額などに制限があるため注意しましょう。
また、クレジットカード入金では手続きのたびに毎回入金額に対して入金手数料がかかります。
手数料を安く抑えるためにも、可能であればMastercardブランドのクレジットカードを利用するのがおすすめです。
Bybitのクレジットカード入金は本人確認(KYC)を完了させたユーザーのみが利用できるため、事前に本人確認(KYC)は完了させておきましょう。
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