Bybit（バイビット）は、各種手数料が他の仮想通貨取引所と比較しても安いことが特徴です。
しかし、他の仮想通貨取引所と同様に、Bybitでもスプレッドが隠れた手数料として発生します。
Bybitはスプレッドも狭く設定していますが、市場環境によっては通常より大きくなることもあります。
そこで、今回はスプレッドの基本的な内容と、Bybitでのスプレッドについて解説します。さらに、Bybitと他の海外・国内の仮想通貨取引所とのスプレッド比較も行います。
結論からいうと、Bybitは国内外の主要な仮想通貨取引所と比較しても最もスプレッドが安いです。
この記事を読んで、隠れた手数料であるスプレッドを抑えてBybitで取引できるようになりましょう。
- スプレッドは取引板上での買い注文と売り注文の価格差を意味する
- スプレッドは仮想通貨取引所ごとに設定されており、相場環境でスプレッドは常に変化する
- Bybitのスプレッドは国内外の仮想通貨取引所と比較しても最安水準
- スプレッドを抑えて取引したいのであれば価格変動が少ない穏やかなタイミングがおすすめ
- ミームコインなどの取引ボリュームが少なく、価格変動が大きい銘柄ではスプレッドに注意が必要
Bybitのスプレッドとは？
Bybitのスプレッドとは、取引所が設ける買値と売値の価格差であり、取引コストの一つとして常に変動する隠れコストです。
仮想通貨取引だけでなく、株式投資やFX取引などさまざまな取引ではスプレッドといわれる買値と売値の価格差があります。
海外FXWiki編集部例えば、1BTCの買値が100万円、売値が101万円で取引されていたとすると、その時点でのスプレッドは1万円となります。
そのため、スプレッド1万円の場合は、1BTCを購入した時点でスプレッド1万円分が売値と差があるため、購入した時点からすでに1万円分の損失を抱えた状態になります。
仮想通貨取引でよく注目される手数料として取引手数料が挙げられますが、スプレッドも隠れコストとして発生するためスプレッドの大きさにも着目する必要があります。
スプレッド分の価格差によって運営側が儲かる仕組みになっており、スプレッドの大きさは仮想通貨取引所ごとに独自に設定されています。
もちろんBybitでもスプレッドが設定されているため、実際の取引画面を確認すると買値と売値の間にわずかな価格差があることがわかります。
最低限のスプレッドの大きさは仮想通貨取引所独自で設定しており、相場環境によっては設定された以上に大きなスプレッドとなる可能性があります。
スプレッドが大きくなる要因として、全体の取引ボリュームや注文数が少なかったり、買いや売りの需要がどちらかの極端に傾いていたりすることが挙げられます。
Bybitのスプレッド一覧
Bybitの取引画面でも実際にスプレッドが確認でき、買値と売値の価格差をみることでその時点でのスプレッドが確認できます。
Bybitのスプレッドは取引通貨ペアによってそれぞれ変わります。
2024年3月11日時点での主要な通貨でのスプレッドは以下のとおりです。
| 仮想通貨銘柄 | スプレッド |
|---|---|
| ビットコイン（BTCUSDT） | 0.01ドル |
| イーサリアム（ETHUSDT） | 0.01ドル |
| ソラナ（SOLUSDT） | 0.01ドル |
| リップル（XRPUSDT） | 0.0001ドル |
| ポリゴン（MATICUSDT） | 0.0001ドル |
| カルダノ（ADAUSDT） | 0.0001ドル |
| アバランチ（AVAXUSDT） | 0.01ドル |
Bybitと他取引所のスプレッド比較
次に実際のスプレッドをほかの主要な仮想通貨取引所と比較してみましょう。
国内の仮想通貨取引所との比較
Bybitと国内の仮想通貨取引所では、通貨ペアがUSDTとJPYで異なりますが、ドル円の計算を行うことで比較することができます。
今回は1ドル=150円としてスプレッドを計算して比較してみましょう。
販売所はもともとのスプレッドが大きく設定されているため、今回は取引所の取引板でスプレッドを比較します。
| 仮想通貨取引所 | スプレッド（ビットコイン） |
|---|---|
| Bybit | 1.5円 |
| CoinCheck | 2-4円 |
| bitFlyer | 4-15円 |
| GMOコイン | 1円 |
| bitbank | 1円 |
| BITPoint | 約23,000円 |
この表を見てみると、Bybitは国内の主要な仮想通貨取引所とスプレッドを比較しても安いことがわかります。
また、スプレッドが安いだけでなくどの国内の仮想通貨取引所よりも取引ボリュームが多く安定しているため、スプレッドの変化も少ないです。
そのため、価格変動が大きい場面でも国内の仮想通貨取引所よりもBybitの方が狭いスプレッドで取引できる場面も多いでしょう。
海外の仮想通貨取引所との比較
海外の仮想通貨取引所はすべてUSDT建てでの取引に対応しているためそれぞれのスプレッドをそのままの数値で簡単に比較することができます。
Bybitと主要な海外の仮想通貨取引所とのスプレッドの比較は以下のとおりです。
スプレッドに関しては、主要な海外の仮想通貨取引所のなかでもBitgetやMEXCなどに並んでBybitも最も安いです。
そのため、Bybitを利用して取引をすればスプレッドを抑えて安定した取引ができます。
海外の仮想通貨取引所は国内の仮想通貨取引所よりも全体の取引ボリュームが多いですが、そのなかでもBybitは特に取引ボリュームが多いです。
そのため、海外の仮想通貨取引所のなかでもBybitのスプレッドは安定しやすいでしょう。
Bybitのスプレッドについての実際の口コミ
スプレッドが狭くてアプリも便利
Bybit最高かよ…
— NPETS (@MITIRUnoNSS) May 29, 2021
スプレッド低すぎんだろ
XM使ってた自分がアホやった
bybitなら極薄スプレッド、アプリもぬるぬるです。https://t.co/GYfMCrOZ0O https://t.co/vcYJLC8ejp
— ⚡️ ADAM ⚡️ 駆け出しおっぱいエンジニア (@amdapsi) November 26, 2021
この方たちでの口コミでは、ほかの仮想通貨取引所と比較してもBybitのスプレッドが狭いことと、アプリが使いやすいことをレビューしています。
そのため、メインの仮想通貨取引所を、ほかの仮想通貨取引所からBybitに乗り換える方も多くいます。
MT4でのトレードもスプレッドが狭い
個人的には仮想通貨のトレードは「bybit」一択
— ゴンスケ (@noradanuki_chan) November 19, 2023
MT4でのスプレッドが殆どなくて手数料も激安
週末はいつもここで楽しめます pic.twitter.com/uxK7JroPNN
Bybitでは、MT4（Meta Trade4）を取引ツールとして利用できる数少ない仮想通貨取引所のひとつです。
MT4での取引もBybitの取引プラットフォーム上でトレードできるため、スプレッドももちろん狭い状態で安定しています。
MT4を活用すれば、自動取引ツールの導入などもできるため、狭いスプレッド環境で安定した自動取引も実現できます。
自動取引では、スキャルピングなどで頻繁にトレードする手法もあるため、Bybitのスプレッドはとても魅力的でしょう。
国内の仮想通貨取引所よりも使いやすい
みささんこんにちは！
— 元気｜仮想通貨・株・FX (@CryptoYokoyam) March 29, 2022
日本の販売所だとスプレッドが広いから、海外取引所のBybitとかBinanceがいいと思うよ！
国内取引所はスプレッド幅が高すぎる
— Mariotti | $BUBBLE 🫧🫧🫧 | Tabi 🟧 (@mariotti_YT) November 23, 2023
スプレッド、板取引手数料が安い海外取引所を使うのは本当に必須だと思う。
FTX破綻とか過去にあったり、リスクはあるが！！
僕は青汁王子が勧めてたbybit使ってます。
国内の販売所のみでやってたらマジで損しか産まん。#crypto https://t.co/5fWi1OAHv0
国内の仮想通貨取引所のなかでも特に販売所での取引はスプレッドが大きくなるように設定されています。
そのため、国内の仮想通貨取引所を利用していた方からすると、Bybitのスプレッドの狭さはとても魅力的にみられます。
国内の仮想通貨取引所しか利用したことない方は、ぜひBybitのスプレッドが狭い環境での取引を体験してみるといいでしょう。
Bybitのスプレッドを抑える方法
スプレッドは取引するときにポイントを押さえるだけで無駄なスプレッドを支払わずに取引できます。
スプレッドを抑える方法を見てみましょう。
スプレッドが狭い通貨で取引する
スプレッドを抑えて取引したい場合には、スプレッドの狭い通貨を選んで取引するようにするといいでしょう。
Bybitでは、取引する通貨によってスプレッドの大きさにはバラツキがあります。
BTC（ビットコイン）やETH（イーサリアム）などの全体の取引ボリュームが多い通貨を選択すると狭いスプレッドで安定して取引ができます。
反対に、ドージコインやシバイヌなどのミームコインといわれる価格変動が大きい仮想通貨はスプレッドが大きくなりやすいです。
急激な価格上昇しているミームコインを購入する手法も状況によっては悪くないかもしれませんが、購入した時点でスプレッドだけで大きな損失を抱えた状態になる可能性があることはしっかり覚えておきましょう。
取引の回数を減らす
スプレッドは取引を一回行うたびに買い注文と売り注文の価格差を支払うことになります。
そのため、スプレッドを抑えて取引したいのであれば、なるべく取引回数を減らす方法が有効です。
スキャルピングなど取引回数がどうしても多くなってしまうトレード手法であれば仕方ない部分もありますが、そのほかのトレード手法では取引回数を減らすことで無駄なスプレッドによる価格差を支払う必要がなくなります。
価格変動が穏やかなタイミングで取引する
価格変動が大きく荒れた相場環境では、買い注文や売り注文に偏りが生じてスプレッドが大きくなりやすいです。
さらには、その通貨の取引ボリュームが少ない場合ではさらにスプレッドが大きくなる傾向があります。
そのため、価格変動が大きいような相場環境でまとまった金額での取引は、スプレッドの観点であまりおすすめできません。
スプレッドが大きい状態では、スプレッド分の価格差がそのまま損失として抱えてスタートすることになります。
まとめ
今回は、スプレッドについての詳しい内容やBybitのスプレッドなどについて解説しました。
仮想通貨取引所が設定している価格差が基本的にスプレッドとなりますが、そのときの相場環境によってそれ以上に大きくなることもあります。
そのため、スプレッドを抑えて取引したいのであれば、価格変動が少ない穏やかなタイミングで取引するといいでしょう。
また、スプレッドはトレードのたびに毎回一定以上かかってくるため、可能であれば取引回数を減らす方が無駄なスプレッドを支払う必要もなくなります。
Bybitのスプレッドは、国内外の主要な仮想通貨取引所と比較しても最も安いレベルに位置しています。
さらには、全体の取引ボリュームも多いため狭いスプレッドをほかの仮想通貨取引所よりも維持しやすく、安定した取引ができます。
Bybitを利用して取引すれば、多くの場面で最も安いスプレッドで取引できることが多くなるため、スプレッドの観点でも普段使いの仮想通貨取引所としてBybitはおすすめの仮想通貨取引所です。
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