Exness(エクスネス)は、レバレッジ倍率の制限がない点やスプレッドが狭い点などが特徴のFX業者です。
今回は、Exnessを利用してのスキャルピングトレードについてメリットやデメリットなども含めて解説します。
- Exnessは、スキャルピングができるFX業者である。
- Exnessは、レバレッジ無制限でのハイレバレッジ取引ができる。
- Exnessは、ロスカット水準が0%でギリギリのタイミングまで粘ってポジションを保有できる。
- レバレッジは時間帯などでレバレッジ倍率の制限がかかるため注意が必要。
- Exnexxでのスキャルピング取引はメジャーな通貨ペアや株価指数CFDなどがおすすめ。
- Exnessでは、自己アフィリエイトや意図的に遅延を引き起こすようなトレードは禁止されている。

Exnessでスキャルピングはできる!

Exnessでは、スキャルピングが公式に認められているため、問題なくスキャルピングで稼げます。
スキャルピングは、数秒から数分の短時間で取引を繰り返し、利益を積み重ねる手法です。1回の取引での利益は少ないですが、繰り返し行うことで利益が増えていきます。
ただし、スキャルピングはサーバーへの負担が大きく、禁止しているFX業者も多いです。禁止されている業者で行うと、利用停止や出金拒否のリスクがあるため注意が必要です。
Exnessなら、スキャルピングをしても口座凍結や出金拒否の心配がなく、安心してトレードできます。

Exnessでスキャルピングするメリット

Exnessでスキャルピングでトレードするメリットは以下の通りです。
それぞれのメリットについて、以下で詳しく解説します。
2000倍以上でハイレバレッジな取引ができる
Exnessでスキャルピングを行うメリットの1つは、ハイレバレッジで取引できることです。
スキャルピングは短時間でポジションを閉じるため、1回の取引で得られる利益は限られますが、レバレッジをかけることで効率的に利益を増やせます。
Exnessではレバレッジに制限がなく、2000倍以上の取引も可能です。そのため、高レバレッジを活用して、効率よく大きな利益を得ることができます。
国内のFX業者では最大25倍までのレバレッジしか許可されていないため、Exnessでの取引はより高い利益を期待できます。ハイレバレッジでのスキャルピングを禁止している業者もありますが、Exnessでは問題なく取引可能です。

プロ口座ならスプレッドが狭い
Exnessは多くのFX業者の中でもスプレッドが狭いことが特徴です。
スタンダード口座でも0.3pipsと狭いスプレッドで取引可能ですが、プロ口座を利用すれば0.0pipsから取引できます。
スキャルピングは、短時間で小さな価格差を狙う手法なので、スプレッドの影響が大きいです。スプレッドが狭いExnessのプロ口座なら、スプレッドによる損失を抑えたトレードが可能です。
ただし、プロ口座は最低入金額が1000ドルに設定されているため、資金がそれに達していない場合は注意が必要です。
ロスカット水準が0
Exnessのスキャルピングの魅力の1つは、ロスカット水準が0%である点です。
ロスカット水準とは、含み損が一定以上になると強制的にポジションが解消される水準を指しますが、FX業者によって異なります。Exnessではロスカット水準が0%に設定されており、証拠金が尽きる寸前までポジションを維持できます。
もし、価格が予想と反対方向に動いても、Exnessなら価格が反転するまでギリギリまで粘れる可能性があります。

EAを利用した自動売買が利用可能
Exnessでは、EAを使った自動売買に対応しています。
スキャルピングは短時間で何度も取引を繰り返すため、手動での取引には限界があります。そこで、EAを使った自動売買がよく利用されます。自動売買なら、寝ている間や相場を見ていない時間でもシステムが自動で取引を行います。
日中忙しい方でも、EAを使えば相場に張り付かずに取引でき、利益を狙えます。
MT5/MT4が利用可能
Exnessでは、MT5とMT4の両方を取引ツールとして利用できます。
MT5とMT4にはそれぞれメリットとデメリットがあり、トレーダーによって最適なツールは異なります。Exnessでは両方のツールが使えるため、幅広いトレーダーにとって便利です。
片方しか対応していない業者だと、使い慣れたツールを変更する必要がありますが、Exnessではその心配がありません。
ストップレベルが0pips
Exnessでは、指値や逆指値、損切注文のストップレベルが0pipsに設定されています。
そのため、現在の価格から大きく離れた価格で注文を出す必要がありません。ストップレベルが0.1pipsでも設定されている他のFX業者では、価格差をつけて注文しなければならず、利益が少なくなったり損失が大きくなる可能性があります。

Exnessではストップレベルが0pipsのため、自分のトレード手法や損切ラインに合わせた注文がしやすいです。
Exnessでスキャルピングするデメリット


Exnessでスキャルピングするデメリットは以下の通りです。
それぞれのデメリットについて、詳細を解説します。
時間帯によってレバレッジ制限がある
Exnessは、レバレッジ制限なくハイレバレッジで取引できる数少ないFX業者です。
ただし、特定の時間帯にはレバレッジ制限がかかる点に注意が必要です。Exnessでは以下の時間帯でレバレッジが200倍に制限されます。
時間帯 | 最大レバレッジ |
---|---|
市場クローズ前の3時間(土曜日03:00〜06:00) | 200倍 |
市場オープン後の2時間(日本時間06:00〜08:00) | 200倍 |
重要な経済指標発表15分前~5分後 | 200倍 |
また、重要な経済指標が発表される15分前から5分後までの間も、レバレッジが200倍に制限されます。
さらに、口座残高や取引商品によってもレバレッジ制限がかかる場合があるため、注意が必要です。
口座残高 | 最大レバレッジ |
---|---|
999ドルまで | 無制限(21億倍) |
1,000ドル~4,999ドル | 2,000倍 |
5,000ドル~29,999ドル | 1,000倍 |
30,000ドル以上 | 500倍 |
スプレッドも同様に時間帯によって広がる
スプレッドは時間帯や相場環境の影響を受けるため、どのFX業者でも最低スプレッドより広がることがあります。
Exnessもスプレッドが狭い業者ですが、時間帯や状況によってスプレッドが広がることがあります。
特に、早朝や週末、経済指標発表の前後、年末年始など取引ボリュームが少ない時期や、価格が急変動するニュースが報じられたときなど、ボラティリティが高まる場面ではスプレッドが広がりやすくなるため注意が必要です。
実際にExnessでスプレッドが広がっている実例を見てみましょう。


この日はドル円におけるスプレッドが7.4pipsまで広がっています。
Exnessのドル円における平均スプレッドは0.3pipsなので、普段と比べて大きくスプレッドが広がっていることがわかるでしょう。
仮に1万通貨でスキャルピングでトレードしたときの実際のスプレッドによるコストの差は以下の通りです。
スプレッド0.3pipsの場合:0.3×10,000=30円
スプレッド7.4pipsの場合:7.4×10,000=740円
上記の計算の通り、スプレッドが大きくなった場合ではスプレッドによるコストで710円の差額が生じています。
そのため、1万通貨でスキャルピングトレードをした場合、トレード開始時点で普段よりも710円多く損失を抱えた状態になります。
このスプレッドによる損失の差はスキャルピングトレードにおいてリターンを稼ぎにくく、効率が悪くなります。
今回は、1万通貨で計算しましたが、実際のスキャルピングトレードではもっと大きなポジションを保有するため、さらにスプレッドによる損失の影響が大きくなるでしょう。
約定スピードが不安定
Exnessでの約定スピードが不安定なのは、スキャルピングを行う際のデメリットの1つです。
トレード注文が発注されてから約定されるまでの時間は、サーバーの性能に左右されます。Exnessはサーバーが強くないため、発注から約定までのスピードが遅くなることがあります。
特に、価格が大きく動くボラティリティの高い相場では、多くの注文がサーバーに集中し、負担が増えるため注意が必要です。スキャルピングでは、約定スピードが遅れると、意図した価格からずれて約定され、利益が減少したり損失が大きくなる可能性があります。
cTraderには対応していない
FXトレードでよく利用される取引ツールはMT5とMT4以外にもcTraderがあります。
cTraderは、 MT5やMT4よりも高速でトレードできるという特徴があるため、スキャルピングに最適な取引ツールです。
しかし、ExnessはcTraderに対応していないためcTraderを利用しての取引ができません。
スキャルピング向きの取引ツールであるcTraderを利用してトレードしたい場合には、ほかのFX業者を利用しなければいけません。
ボーナスを利用した取引ができない
Exnessでは、ボーナスなどのキャンペーンを一切行っていません。
ほかのFX業者であれば口座開設などのタイミングでボーナスを付与されて、そのボーナスで取引できます。
しかし、Exnessでは、そもそもボーナスなどのキャンペーンを開催していないため、ボーナスを利用したスキャルピング取引ができません。



初心者の方などで、Exnessの取引環境を試してみたい場合でも、ボーナスがないため自己資金を利用して取引しないといけません。
Exnessでスキャルピングするのにおすすめな口座タイプ


Exnessでスキャルピングを行う際は、取引する通貨や銘柄に応じて口座タイプを選ぶことが大切です。
ここでは、スキャルピングにおすすめの口座タイプを用途別に紹介します。
メジャー通貨で取引するなら「ゼロ口座」
USDJPY(ドル円)やEURUSD(ユーロドル)などのメジャー通貨ペアでスキャルピングするなら「ゼロ口座」がおすすめです。
ゼロ口座は、メジャー通貨ペア30銘柄を1日の取引時間帯の95%でスプレッドゼロで取引できるのが特徴です。
具体的に、スプレッドゼロが適用される通貨ペアは以下のとおりです。
NZDCAD | GBPUSD | EURCHF | NZDCHF | NZDUSD |
EURGBP | GBPNZD | USDCAD | EURJPY | CHFJPY |
USDCHF | EURNZD | CADCHF | USDJPY | GBPAUD |
AUDGBP | AUDJPY | GBPCAD | AUDCHF | CADJPY |
GBPCHF | AUDCAD | GBPJPY |
上記のようなメジャー通貨ペアに集中してスキャルピングトレードを行いたい方は、ゼロ口座を利用するとスプレッドによるコストを抑えつつ効率的に取引できます。
様々な銘柄で取引するなら「ロースプレッド口座」
マイナー通貨ペアやCFD銘柄など、幅広い銘柄でスキャルピングをするなら、「ロースプレッド口座」がおすすめです。
ロースプレッド口座は全通貨ペアのスプレッドが比較的狭く設定されています。
また、ロースプレッド口座は外付けの取引手数料が1ロットあたり最大7ドル(=7pips相当)かかりますが、この手数料を加味しても取引コストは最安です。
さらに、アップルやテスラなどの株式銘柄は取引手数料無料で取引できます。
メジャー通貨ペアに絞ってスキャルピングするならゼロ口座がおすすめですが、その他の銘柄でスキャルピングするならロースプレッド口座がおすすめです。
Exnessで禁止されている取引手法


Exnessで禁止されている取引手法は以下の通りです。
それぞれの取引方法について、以下で詳細を解説します。
自己アフィリエイトによる取引
Exnessでは、自己アフィリエイトによる取引が禁止されています。
Exnessでは紹介リンクを発行し、そのリンク経由で口座が開設されると報酬を受け取れる仕組みがあります。しかし、自分で発行した紹介リンクを使って別のアカウントを開設することは自己アフィリエイトに該当します。
自己アフィリエイトが発覚すると、口座凍結などの措置が取られる可能性があるため注意が必要です。
サーバーエラーやレート遅延を意図的に利用した取引
Exnessでは、スキャルピング手法でのトレードに制限はありませんが、サーバーエラーやレート遅延を意図的に利用したトレードは禁止されています。
もし、サーバーエラーやレート遅延を故意に利用してトレードを行ったと判断されると、稼いだ利益が無効になるなどの措置が取られる可能性があります。
スキャルピングを行う際は、意図的にサーバーエラーなどを利用した取引を避けるように注意が必要です。
Exnessでスキャルピングにおすすめの銘柄


次に、Exnessでスキャルピングにおすすめの銘柄や通貨ペアを紹介します。
メジャー通貨(USD/JPY、EUR/USD)
FXトレードでスキャルピングを行う際には、USD/JPYやEUR/USDなどのメジャー通貨ペアでの取引が理想的です。
スキャルピングは、短期間で何度もポジションを持つ手法ですが、価格変動が大きい通貨ペアはリスクも高くなります。マイナー通貨ペアで大きな利益を狙うより、メジャー通貨ペアで安定した値動きを活用し、利益を狙う方が全体の利益が安定しやすいです。
また、ハイレバレッジでスキャルピングを行う場合も、マイナー通貨ペアでは価格変動が大きく、ロスカット水準に達するリスクが高くなるため、注意が必要です。
株価指数CFD
Exnessでは、FXトレードだけでなく株価指数CFDなどの取引商品も扱っています。
これにより、FXに加えてCFDトレードも行うことで、利益を得るチャンスが広がります。主要な株価指数CFDは、メジャー通貨ペアと同様に急な価格変動が少なく、安定してスキャルピングで利益を狙える可能性が高いです。
株価指数CFDでも、価格変動が比較的穏やかな指数を選んでスキャルピングを行うのがおすすめです。
Exnessのハイレバを利用する取引手法


Exnesではレバレッジ無制限の口座を活用することで、少額資金でも大きなロットを張ったスキャルピングが可能です。
ここでは、Exnessのハイレバを使った具体的な取引手法を2つ紹介します。
ドル円・ユーロ円でトレード
ドル円やユーロ円といったメジャーな通貨ペアは、Exnessの全通貨ペアの中でも最も狭いスプレッドで取引できるため、スキャルピングに最適です。
例えば、ドル円はスプレッド0.1pipsでの取引が可能で、わずか1pipsの値動きでもハイレバを活用すれば利益が大きく膨らみます。
さらに、少額資金でも大ロットでポジションを持てるため、短時間のスキャルピングでも収益効率が高くなります。
メジャー通貨でのスキャルピングは、比較的値動きが安定しており、初心者でもトレード戦略を立てやすい点もメリットです。
トレンド内の水平線ロールリバーサルを狙う
トレンド相場では、直近の高値や安値ラインを突破した後、一度そのラインまで価格が戻る動きがよく見られます。
この現象を「ロールリバーサル」と言い、レジスタンスラインとサポートラインが役割を入れ替えるタイミングを狙った手法です。
具体例として、ドル円が上昇トレンドで過去の高値ラインを突破した場合、価格が一度その高値ラインまで下がったタイミングで買いエントリーを行います。


損切りはラインのすぐ下に置くことでリスクを最小化できます。
Exnessの無制限レバレッジを利用すれば、わずか数pipsの値動きでも短時間で資金を大幅に増やせるため、スキャルピングに非常に向いています。
この手法はシンプルながらも利益幅を取りやすく、初心者でもチャートのトレンドを確認しながら再現性高く実践できます。
Exnessのスキャルピングに関するよくある質問


Exnessでスキャルピングするメリット、デメリットはなんですか?
Exnessでは、スキャルピングを禁止しておらず安心してスキャルピングでのトレードが行えます。
Exnessは、レバレッジを無制限にかけてトレードできるためスキャルピングでのトレードと相性がいいFX業者です。
さらには、プロ口座を開設すればスプレッドが狭い環境で安定してトレードできるため利益を稼ぎやすいでしょう。
しかし、レバレッジ倍率は時間帯によって制限を受けたりするため注意が必要です。
また、スプレッドの狭さも時間帯や相場環境に大きく左右されるため、取引ボリュームが少ないときや経済指標の発表直後など大きく価格変動している場面では、スプレッドに注意しましょう。
Exnessのスキャルピングにおすすめな口座は?
Exnessでは、ロースプレッド口座とプロ口座の2種類があります。
スプレッドを極力狭くした環境でトレードしたい場合には、プロ口座を開設してスキャルピングによらトレードを行うといいでしょう。
しかし、プロ口座ではメジャーな通貨ペアしか取引できません。
そのため、マイナーな通貨ペアやその他の投資商品でスキャルピングによるトレードを行う場合には、ロースプレッド口座を開設しましょう。
ロースプレット口座は、スプレッドがプロ口座よりも大きいですが、それでも0.3pipsからとほかのFX業者と比較してもスプレッドは狭いため、スキャルピングでも十分利益を稼ぐことができます。
Exnessで禁止されている取引手法は?
Exnessでは、自己アフィリエイトを利用しての取引とサーバーエラーやレート遅延を意図的に発生させての取引は禁止されています。
自分で発行した招待リンクを使用して自己アフィリエイトをした場合、口座凍結されてしまう場合があるため注意しましょう。
また、サーバーエラーやレート遅延を意図的に発生させたと判断された場合には、稼いだ利益が無効になってしまう場合もあります。
Exnessでスキャルピングにおすすめの銘柄は?
Exnessでスキャルピングでトレードする場合には、メジャーな通貨ペアか株式指数CFDがおすすめです。
スキャルピングで利益を安定して稼ぐ場合には、価格が比較的安定してる通貨ペアや投資商品でトレードするといいでしょう。
価格変動が大きい通貨ペアなどでは、大きな利益を期待できる反面、リスクも大きくなります。
まとめ
今回は、Exnessをスキャルピングトレードで利用する際のポイントを詳しく解説しました。
結論として、Exnessはスキャルピングを禁止しておらず、問題なくトレード可能です。特に、レバレッジ制限がなく高レバレッジで取引できるため、スキャルピングに適したFX業者といえます。また、ロスカット水準が0%やスプレッドの狭さも、スキャルピングにおける大きなメリットです。
ただし、時間帯によるレバレッジ制限や約定スピードの不安定さには注意が必要です。また、サーバーエラーやレート遅延を意図的に利用した取引は禁止されており、違反した場合は口座凍結や利益没収のリスクがあります。
安定した利益を狙うには、Exnessでメジャー通貨ペアや株価指数を使ったスキャルピングトレードがおすすめです。
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