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数ある海外FX業者の中でも、高いレバレッジで取引できることで知られるXM Trading。
この記事では、XMTradingのレバレッジルールについて、他社と比較しながら詳しく解説していきます。
まず、XMTradingの最大レバレッジは、マイクロ口座・スタンダード口座・KIWAMI極口座が1000倍、XM Zero口座が500倍です。
レバレッジが高いほど少額取引・低リスクでトレードでき、マイクロ口座であれば最低必要証拠金は約1円からでOKです。
しかし、XMTradingは他社よりもレバレッジ制限がキツいので注意してください。
レバレッジ制限の条件はFX業者によっても異なりますが、XMTradingの場合は有効証拠金合計によって最大レバレッジが変わります。
- 約560万円(4万ドル)以上は最大500倍に制限
- 約1,120万円(8万ドル)以上は最大200倍に制限
- 約2,800万円(20万ドル)以上は最大100倍に制限
- 上記全てボーナスも含めた有効証拠金額
言い換えると、「1000倍でトレードできるのは自己資金+ボーナス+損益が約560万円まで」、反対に「出金して有効証拠金を調整すればレバレッジ制限を解除可能」ということです。
少ない資金で少額取引をする分にはあまり意識する必要はありませんが、資金が多くなるほど、または稼ぐほどトレードスタイルの変更を余儀なくされるので注意しましょう。
また、XMTradingにはロット制限超過によるレバレッジ制限はありませんが、大口取引をするには少々物足りないスペックだと思います。
スタンダード口座・XM Zero口座の場合、1取引あたりは50ロットまで、1口座あたり200 ポジションまで。(マイクロ口座は1取引あたり100ロットまで)
ただし、XMTradingでは最大8口座まで開設できるので、ポジションや口座を分けることで大口取引にも対応可能です。
XMTradingでさらに上を目指すなら、このレバレッジ制限・ロット制限もしっかり考慮してトレードできるようになりましょう。
ココがポイント
- 最大レバレッジはマイクロ口座・スタンダード口座・KIWAMI極口座が1000倍・XM Zero口座は500倍と他社より高め
- 一部通貨ペア・CFD銘柄は個別レバレッジが適用される
- レバレッジ制限は有効証拠金残高1120万円以上で200倍と他社と同程度
- ロット制限がキツいので大口取引には不利。ただし、ロット制限超過によるレバレッジ制限なし。
XMTradingの最大レバレッジを他社と比較
最大レバレッジは1000倍または500倍
ココがポイント
- マイクロ口座・スタンダード口座・KIWAMI極口座は最大レバレッジ1000倍
- XM Zero口座は最大レバレッジ500倍
- ただし、一部通貨ペアは個別にレバレッジが決まっている
マイクロ口座 | スタンダード口座 | XM Zero口座 | |
---|---|---|---|
最大レバレッジ | 1000倍 | 500倍 | |
レバレッジ制限 | 有効証拠金 2万ドル以上は最大200倍 10万ドル以上は最大100倍 |
||
ロットサイズ | 1ロット 1,000通貨 |
1ロット 100,000通貨 |
|
最小取引数量 (1取引あたり) |
MT4 0.01ロット 10通貨 |
0.01ロット 1,000通貨 |
|
MT5 0.1ロット 100通貨 |
|||
最大取引数量 (1取引あたり) |
100ロット 100,000通貨 |
50ロット 5,000,000通貨 |
|
最大ポジション数 (一人あたり) |
200ポジション | ||
取引手数料 | 無料 | 10万通貨あたり 片道5通貨 |
|
スプレッド (米ドル円) |
1.3pips ~ 1.7pips |
0.0pips ~ 0.3pips |
海外FX業者の多くは、最大レバレッジ・取引数量・取引手数料・スプレッドなどの違いによって、いくつかの口座タイプを用意しているところがほとんどです。
XMでは上記3種類の口座を開設することができ、最大レバレッジはマイクロ口座・スタンダードが最大1000倍、XM Zero口座が500倍に制限されています。
これを口座レバレッジとも言い、上限までなら自分で変更することが可能です。
最大レバレッジでトレードする場合の最低必要証拠金は以下の通り。(米ドル円1ドル100円の場合)
- マイクロ口座(MT4):最小0.01ロット約1円
- スタンダード口座:最小0.01ロット約113円
- XM Zero口座:最小0.01ロット約200円
必要証拠金の計算式
必要証拠金(円)=本来の取引数量÷最大レバレッジ×取引通貨の対円レート
特にマイクロ口座(MT4)は、最小取引数量0.01ロットは10通貨なので、最大レバレッジ1000倍であれば必要証拠金1円からポジションを保有できる計算です。(MT5は0.1ロット100通貨なので、最低必要証拠金は約11円)
同じ口座レバレッジであれば、マイクロ口座(MT4)はスタンダード口座よりも最小取引数量・最低必要証拠金を1/100に抑えることが可能です。
ただし、当然1pipsあたりに変動する損益も1/100になるので、他社ではマイクロ口座のようなタイプはあまり取り扱っていません。
FX業者 | 一般向け口座 | 中上級者向け口座 |
---|---|---|
XM |
スタンダード口座 1000倍 (1万円) |
XM Zero口座 500倍 (2万円) |
AXIORY |
スタンダード口座 400倍 (2.5万円) |
ナノスプレッド口座 400倍 (2.5万円) |
TITAN FX |
スタンダード口座 500倍 (2万円) |
ブレード口座 500倍 (2万円) |
LAND-FX |
Live口座 500倍 (2万円) |
ECN口座 200倍 (5万円) |
FBS |
スタンダード口座 3,000倍 (0.3万円) |
ECN口座 500倍 (2万円) |
GEMFOREX |
オールインワン口座 1,000倍 (1万円) |
ノースプレッド口座 1,000倍 (1万円) |
IS6FX |
スタンダード口座 1,000倍 (1万円) |
プロ口座 400倍 (2.5万円) |
※ 米ドル円1ドル100円の場合
※()は1ロット(10万通貨)あたりの必要証拠金
上記は、スタンダード口座・XM Zero口座の最大レバレッジを、他社の同タイプの取引口座と比較したものです。
一般向け口座は、スタンダート口座という口座名で提供されていることが多く、取引手数料が無料な反面、スプレッドがやや広めに設定されている口座です。
XMスタンダード口座の最大レバレッジ1000倍というのは、他社と比較してもかなり条件が良いほうで、少ない資金でポジションを保有できるため資金効率に優れています。
中上級者向け口座は、スタンダード口座のような一般向け口座よりもスプレッドが狭い反面、別途取引手数料が発生する口座です。最大レバレッジも低めに設定されている業者が多いようです。
XM Zero口座の最大レバレッジ500倍というのは一般的なスペックですが、取引手数料が1ロット(10万通貨)あたり片道5通貨と他社よりもちょっと高めです。
そのため、XM Zero口座の有利なスプレッドで取引するためには、ある程度のコスト負担と取引資金を用意しなくてはいけません。
ただし、XMは安定したスプレッド・約定力・サーバーに定評のある業者なので、優れた取引環境を利用するための必要経費と考えると妥当な金額だと思います。
銘柄 | 最大レバレッジ |
---|---|
EUR/DKK | 400倍 |
EUR/HKD | |
GBP/DKK | |
USD/DKK | |
USD/HKD | |
USD/CNH | |
EUR/RUB | |
USD/RUB | |
USD/TRY | 100倍 |
EUR/TRY | |
CHFを含む全通貨ペア | 50倍 |
また、口座レバレッジにかかわらず、上記の一部通貨ペアは個別に最大レバレッジが設定されています。(2020年3月時点)
特にスイスフランを含む通貨ペアは全て最大50倍なので注意してください。
CFD銘柄の最大レバレッジ一覧
ココがポイント
- CFD銘柄は個別にレバレッジが決まっている
- GOLD・SILVERは口座レバレッジが適用
- XMはCFD銘柄が豊富・先物取引も可能
銘柄 | レバレッジ | |
---|---|---|
商品 | COCOA | 50倍 |
COFFE | ||
CORN | ||
COTTO | ||
HGCOP | ||
SBEAN | ||
SUGAR | ||
WHEAT | ||
株価指数 (現物) |
JP225Cash | 200倍 |
AUS200Cash | 100倍 | |
EU50Cash | ||
FRA40Cash | ||
GER30Cash | ||
IT40Cash | ||
NETH25Cash | ||
SPAIN35Cash | ||
SWI20Cash | ||
UK100Cash | ||
US100Cash | ||
US30Cash | ||
US500Cash | ||
CHI50Cash | 66倍 | |
HK50Cash | ||
SINGCash | ||
POL20Cash | 50倍 | |
GRE20Cash | 10倍 | |
株価指数 (先物) |
JP225 | 200倍 |
EU50 | 100倍 | |
FRA40 | ||
GER30 | ||
SWI20 | ||
UK100 | ||
US100 | ||
US30 | ||
US500 | ||
USDX | ||
CHI50 | 66倍 | |
SING | ||
貴金属 | GOLD | 口座レバレッジ |
SILVER | ||
PALL | 22倍 | |
PLAT | ||
エネルギー | BRENT | 66倍 |
OIL | ||
OILMn | ||
GSOIL | 33倍 | |
NGAS |
XMでは、商品・株価指数・貴金属・エネルギーなど、非常に多くのCFD銘柄も取引可能です。
こちらも先ほどの一部通貨ペアと同様、個別銘柄ごとレバレッジが設定されており、口座レバレッジの影響は受けません。(GOLD・SILVERは口座レバレッジ)
FX業者 | 日経225 | CAC40 (FRA40) |
FTSE100 (UK100) |
NASDAQ (US100) |
DAX (GER30) |
US30 (DJ30) |
---|---|---|---|---|---|---|
XM |
現物・先物 200倍 |
現物・先物 100倍 |
||||
AXIORY |
現物 100倍 |
現物 50倍 |
– | |||
TITAN FX |
現物 500倍 |
|||||
LAND-FX |
現物 200倍 |
現物 10倍 |
現物 200倍 |
|||
FBS |
– | 現物 100倍 |
– | |||
GEMFOREX |
現物 200倍 |
現物 100倍 |
||||
IS6FX |
– |
FX業者 | US500 (S&P500) |
Euro50 (EUSTX50) |
ASX200 (AUS200) |
Hang Seng50 (HK50) |
BRENT | WTI Light Sweet |
---|---|---|---|---|---|---|
XM |
現物・先物 100倍 |
現物 100倍 |
現物 66.6倍 |
先物 66.6倍 |
||
AXIORY |
現物 100倍 |
現物 50倍 |
– | 現物 20倍 |
||
TITAN FX |
現物 500倍 |
– | 現物 500倍 |
|||
LAND-FX |
現物 200倍 |
現物 100倍 |
– | |||
FBS |
現物 100倍 |
– | 現物 100倍 |
|||
GEMFOREX |
現物 100倍 |
現物 66.6倍 |
先物 66.6倍 |
|||
IS6FX |
– |
上記は、XMの代表的なCFD銘柄の最大レバレッジを他社と比較したものです。
TITAN FXは取扱銘柄が多く、全銘柄がFXと同じ最大レバレッジ500倍で取引できるので非常にオススメ。
反対にFBSは取扱銘柄が少なく、最大レバレッジも100倍とあまり条件が良くありません。
XMのCFD銘柄はレバレッジこそ一般的ですが、株価指数(先物取引)も取り扱っている点が魅力です。しかも、現物取引・先物取引どちらも同じレバレッジで取引できます。
現物取引 | 先物取引 | |
---|---|---|
限月(期限) | なし | あり |
スプレッド | 狭い | 広い |
スワップポイント | マイナス | なし |
配当 | ロングのみプラス | なし |
現物取引と先物取引の主な違いは上記の通り。
現物取引とは、ある銘柄をリアルタイムの価格で売買できる取引のことです。これはFXと同じですね。
スプレッドは狭いので短期売買向きですが、スワップポイントや配当といったコストが発生します。
先物取引とは、将来の決められた日の取引について、「今後いくら価格変動しようとも現在価格で売買しましょう」と約束する取引です。
そのため、取引には限月(期限)がありますし、スプレッドも広めに設定されています。こちらにはスワップポイントや配当の支払いは発生しません。
どちらにしても、FXとは取引ルールが全然違います。
口座レバレッジの変更方法
ココがポイント
- 口座レバレッジはいつでも変更可能
- 口座開設時に指定またはマイページで手続き
1000倍※・500倍・400倍・300倍・200倍・100倍・66倍・50倍・25倍・20倍・15倍・10倍・5倍・3倍・2倍・1倍
※ マイクロ口座・スタンダード口座のみ選択可能
XMの口座レバレッジは、口座開設時に自分で指定します。
口座開設後にレバレッジを変更したい場合は、マイページ
・アカウントの概要
にあるオプション
からいつでも変更できます。
XMTradingの取引制限を他社と比較
有効証拠金残高によるレバレッジ制限がある
ココがポイント
- 有効証拠金約560万円以上で500倍に制限
- 有効証拠金約1,120万円以上で200倍に制限
- 有効証拠金約2,800万円以上で100倍に制限
- 複数口座の有効証拠金合計額で判定
- XMのレバレッジ制限は他社よりキツい
XMでは、全ての保有口座の有効証拠金合計が約560万円以上(4万ドル以上)になると最大500倍、約1,120万円以上(8万ドル以上)になると最大200倍、約2,800万円以上(20万ドル以上)になると最大100倍に制限されます。
有効証拠金は、口座残高・ボーナスの他に、現在保有しているポジションの評価損益(為替損益+スワップポイント)含めた金額という点に注意してください。
有効証拠金の計算式
有効証拠金=残高+クレジット+評価損益
※クレジット=ボーナス
また、XMは1人1アカウントまでしか登録できませんが、1アカウント最大8つまで口座開設可能です。
レバレッジ制限は、アカウントにある全取引口座の有効証拠金合計で判定されるという点に注意しましょう。
また、レバレッジ制限にはアラート機能などは提供されていません。
複数の口座を持っている場合、有効証拠金合計額はマイページ
・アカウント概要
を見て自分で計算してください。
FX業者 | 有効証拠金または口座残高(万円) | |||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
0 ~ 2 |
2 ~ 20 |
20 ~ 50 |
50 ~ 200 |
200 ~ 300 |
300 ~ 500 |
500 ~ 1,000 |
1,000 ~ 1,500 |
1,500 ~ 2,000 |
2,000 ~ 無制限 |
|
XM |
1,000倍 | 500倍 | 200倍 |
100倍 | ||||||
AXIORY |
400倍 | 300倍 | 200倍 | |||||||
TITAN FX |
500倍 | |||||||||
LAND-FX |
500倍 | 200倍 | 100倍 | |||||||
FBS |
3,000倍 | 2,000倍 | 1,000倍 | 500倍 | 200倍 | 100倍 | ||||
GEMFOREX |
1,000倍 | 500倍 | ||||||||
IS6FX |
1,000倍 | 500倍 | 200倍 | 100倍 |
※スタンダード口座の場合( 取引手数料無料・スプレッド広めの口座)
上記は、XMの口座残高によるレバレッジ制限を他社と比較したものです。
「レバレッジが高いほどロスカットされにくい」「自己資金・利益が増えるほどレバレッジ制限がかかる」ということは、言い換えると「ロスカット率が同じであればレバレッジ制限がキツい業者ほどロスカットされやすい」ということ。
レバレッジが500倍に制限される条件を見ると、XMは有効証拠金が約560万円以上なのに対し、他社は口座残高約200〜500万円以上と同程度。
10〜30万円くらいの少額資金でスタートしようとしている人にとっては、有効証拠金560万円という金額はまだ遠い目標のように思えますが、資金管理を徹底して安全にトレードする上では現実的な金額だと思います。
ロット制限超過によるレバレッジ制限はない
ココがポイント
- 1取引あたり50ロットまで(マイクロ口座は100ロット)
- 1口座あたり200ポジションまで
- XMはロット制限超過によるレバレッジ制限なし
多くのFX業者では、最大取引数量(ロット制限)・最大ポジション数に制限を設けています。
XMの場合、マイクロ口座は1取引あたり100ロット、スタンダード口座・XM Zero口座は1取引あたり50ロットまで、1アカウント200ポジションまでという条件です。
FX業者 | ロット制限 | レバレッジ制限 | |
---|---|---|---|
1取引あたり | 1口座あたり | ||
XM |
50 ロット |
200 ポジション |
なし |
AXIORY |
1,000 ロット |
無制限 | なし |
TITAN FX |
100 ロット |
200 ポジション |
なし |
LAND-FX |
30 ロット |
100 ロット |
あり |
FBS |
500 ロット |
200 ポジション |
なし |
GEMFOREX |
30ロット | なし | |
IS6FX |
30 ロット |
50 ロット |
なし |
※スタンダード口座の場合(取引手数料無料・スプレッド広めの口座)
上記はスタンダード口座のロット制限を他社と比較したものです。
XMにはロット制限超過によるレバレッジ制限はありませんが、1取引あたりのロット制限が他社よりもキツいですね。
ただ、もしロット制限以上注文したい場合は、複数のポジションに分ければ対応できます。
また、LAND-FXのように、口座残高によるレバレッジ制限とは別に、ロット制限を超過することでさらにレバレッジが制限されてしまう業者もあるので注意しましょう。
レバレッジ制限の解除方法
ココがポイント
- 口座資金を出金して有効証拠金を調整する
- マイページで口座レバレッジを再設定する
- カスタマーサポートへ連絡する
XMでレバレッジ制限を解除する方法は上記の3ステップでOK。XMではポジション保有中でも出金可能です。
マイクロ口座・スタンダード口座であれば、有効証拠金を約1,000万円以下(10万ドル以下)にすれば最大200倍まで、約200万円以下(2万ドル以下)にすれば最大1000倍まで設定できます。
XM Zero口座であれば、有効証拠金を約1,000万円以下(10万ドル以下)にすれば最大200倍まで、約200万円以下(2万ドル以下)にすれば最大500倍まで設定できます。
有効証拠金を調整できたら、カスタマーサポートへメールかチャットで制限解除を依頼しましょう。
1〜2営業日で制限解除が完了するので、マイページにログインし自分で最大レバレッジを再設定してください。
ただし、以下の3点には注意しましょう。
ココに注意
- 出金すると保有ボーナスが一部消滅する
- 証拠金維持率が150%以下だと出金・資金移動を受け付けてもらえない
- 資金移動ではレバレッジ制限を解除できない
XMでは、ボーナスを保有している状態で出金すると、保有ボーナスが一部消滅します。
出金リクエスト額が高額になるほど、多くのボーナスが消滅するので注意してください。(詳しくは、以下の記事を参照)
また、ポジション保有中に出金すると、証拠金維持率に影響は及ぼします。XMの場合では、証拠金維持率が150%以下になるような出金は受け付けてもらえません。
レバレッジ制限の解除が目的であれば、十分な資金と証拠金維持率をキープしていると思いますが、あまり多く出金し過ぎないようにだけ気をつけてください。
また、XMのレバレッジ制限は、全ての取引口座の有効証拠金合計で判定されるため、別口座に資金移動したとしてもレバレッジ制限は解除できません。
レバレッジとロスカットの関係
ココがポイント
- XMのロスカット率は20%と一般的
- ただし、XMはレバレッジ制限がキツい
- 資金が多く利益を出すほど他社よりロスカットされやすい
FX業者 | マージンコール発動 証拠金維持率 |
ロスカット発動 証拠金維持率 |
---|---|---|
XM |
50%以下 | 20%以下 |
AXIORY |
50%以下 | 20%以下 |
TITAN FX |
90%以下 | 20%以下 |
LAND-FX |
50%以下 | 30%以下 |
FBS |
40%以下 | 20%以下 |
GEMFOREX |
50%以下 | 20%以下 |
IS6FX |
– | 50%以下 |
上記はロスカットの条件を他社と比較したものです。
マージンコールとは「ポジションを維持するだけの口座資金が少なくなってきましたよ」という警告のこと。
ロスカットとは「保有ポジションをすべて強制決済して口座資金が空っぽになることを防ぎます」というセーフティ機能のことです。
どちらもMT4に表示されている証拠金維持率という値が、業者があらかじめ決めている上記の値を下回ると発動します。
証拠金維持率とは、リアルタイムの損益も考慮した口座残高と、現在ポジション維持に使っている必要証拠金との比率です。
証拠金維持率の計算式
証拠金維持率(%)=有効証拠金÷必要証拠金×100
※ 有効証拠金(円)=口座残高 + 評価損益(為替損益+スワップ)
※ 必要証拠金(円)=本来の取引数量÷最大レバレッジ×取引通貨の対円レート
XMでは、証拠金維持率が50%を下回るとマージンコールが発動し、そしてさらに証拠金維持率が下がり20%を下回るとロスカットが発動します。
ロスカットが発動する証拠金維持率のことをロスカット率とも言い、業者が決めているこの数値が低いほどロスカットに耐えられることを意味します。
XMのロスカット率20%は、海外FX業者の中では一般的です。
ただ、証拠金維持率は「最大レバレッジが低いほど下がる」「口座残高が少ないほど下がる」「評価損が大きくなるほど下がる」特徴を持っています。
つまり、ロスカットを防ぐために口座残高を増やしても、レバレッジ制限がかかれば拠金維持率も下がるので、よほど高額入金をしなければロスカット対策にあまり効果がないので注意してください。
また、ロスカット率・レバレッジ制限のルールが業者によって違うということは、たとえレバレッジと口座残高が同じでもロスカットに耐えられる値幅は各社全然違うということです。
FX業者 | 口座残高 1万円 |
口座残高 10万円 |
口座残高 100万円 |
口座残高 1,000万円 |
---|---|---|---|---|
取引数量 0.1ロット |
取引数量 1ロット |
取引数量 10ロット |
取引数量 100ロット |
|
XM |
97.7pips (9,775円) |
97.7pips (9.77万円) |
97.7pips (97.7万円) |
80.0pips (800万円) |
AXIORY |
95.0pips (9,500円) |
95.0pips (9.5万円) |
95.0pips (95万円) |
93.0pips (930万円) |
TITAN FX |
96.0pips (9,600円) |
96.0pips (9.6万円) |
96.0pips (96万円) |
96.0pips (960万円) |
LAND-FX |
94.0pips (9,400円) |
94.0pips (9.4万円) |
94.0pips (94万円) |
70.0pips (700万円) |
FBS |
99.3pips (9,930円) |
99.0pips (9.9万円) |
96.0pips (96万円) |
90.0pips (900万円) |
GEMFOREX |
98.0pips (9,800円) |
98.0pips (9.8万円) |
98.0pips (98万円) |
96.0pips (960万円) |
IS6FX |
95.0pips (9,500円) |
95.0pips (9.5万円) |
95.0pips (95万円) |
50.0pips (500万円) |
※ 1ロット=10万通貨
※ 米ドル円1ドル100円の場合
上記は、スタンダード口座の「ロスカットまでの値幅」を各社比較したものです。
レバレッジは各社・各口座の最大レバレッジ、口座残高・取引数量は同一条件で計算しています。(ここでは比較のためロット制限は考慮していません)
これは極端な例ですが、こうして見るとXMはロスカット率が同じ20%のAXIORY・TITAN FX・FBS・GEMFOREXよりも、有効証拠金残高が高額になった場合はロスカットまでの余力がなくなることが分かります。
証拠金維持率はMT4に表示されますが、ロスカットまでの値幅は自分で計算しなくてはいけません。
ロスカット基準額(ロスカット後の口座残高)・ロスカットまでの値幅の計算式は以下の通りです。
数値が大きいほどロスカットに耐えられることを意味します。
ロスカット基準額の計算式
ロスカット基準額 (円)= 必要証拠金 × ロスカット率
※ 必要証拠金(円)=本来の取引数量÷最大レバレッジ×取引通貨の対円レート
ロスカットに耐えられる値幅の計算式
ロスカットまでの値幅(円)= 口座残高-ロスカット基準額
ロスカットまでの値幅(pips)= 口座残高-ロスカット基準額÷1pipsの損益
※ 0.1ロット(1万通貨):1pipsの損益=100円
※ 1ロット(10万通貨):1pipsの損益=1,000円
※ 10ロット(100万通貨):1pipsの損益=10,000円
※ 100ロット(1,000万通貨):1pipsの損益=100,000円
XMスタンダード口座の場合、最大レバレッジ1000倍・ロスカット率20%でロスカットなので、例えば有効証拠金1万円・米ドル円1ドル100円・取引数量0.1ロット(1万通貨)とすると、「有効証拠金225円でロスカット=評価損-9,775円(-97.75pips)でロスカット」という計算です。
実効レバレッジの確認方法
ココがポイント
- 最大レバレッジは本来の取引額と必要証拠金との比率
- 実効レバレッジは本来の取引額と残り資金との比率
- 実効レバレッジ=最大レバレッジでロスカット発動
- 実効レバレッジ<最大レバレッジならOK
先ほどはロスカットのリスクをpips・金額で計算しましたが、実効レバレッジで確認する方法もあります。
実効レバレッジは最大レバレッジとは異なるもので、これも自分で計算しなくてはいけません。
実効レバレッジと最大レバレッジの違いと計算式は以下の通りです。
最大レバレッジの計算式
最大レバレッジ(倍)=本来の取引数量÷必要証拠金
実効レバレッジの計算式
実効レバレッジ(倍)=本来の取引数量÷有効証拠金
※有効証拠金(円)=口座残高+評価損益(為替損益+スワップ)
最大レバレッジは、単純に本来の取引額と必要証拠金との比率です。これはFX業者のルールによってあらかじめ決まっているものでしたね。
実効レバレッジとは、本来の取引数量とリアルタイムの損益も考慮した口座残高との比率です。基本的に計算方法はFX業者共通です。
実効レバレッジの計算にはリアルタイムの損益が含まれるので相場変動によって常に変動し、最終的に実効レバレッジがFX業者の最大レバレッジに達するとロスカットが発動する仕組みです。
GEMFOREXは大口取引には向いていませんが、どこの業者でもハイレバレッジだからと大口取引をするほど実行レバレッジが上昇します。
そして、実効レバレッジが高いほどロスカットのリスクも高まるので、有効証拠金(口座残高または含み益)を増やし実効レバレッジを下げることでロスカットを回避する必要があります。
- 最大レバレッジが高いほど少ない必要証拠金で取引できる
- だからといって大口取引は本来の取引数量が増える
- 本来の取引数量が増えるほど実効レバレッジが上がる
- 実効レバレッジが上がるほど有効証拠金に余裕がなくなる
- 口座残高か含み益を増やさない限りロスカットが早まる
とは言え、有効証拠金が増えると今度はレバレッジ制限に引っかかりますので、レバレッジ制限のキツい海外FX業者ほどこまめに出金しながら取引をしなくてはいけません。
しかし、ポジション保有中に出金すると、証拠金維持率を下けるので結局ロスカットのリスクが高まります。
このバランスの取り方が結構難しいので初心者の人は特に気をつけましょう。
XMTradingのレバレッジルール まとめ
国内では最大25倍に規制されているレバレッジも、海外FX業者であれば数百倍〜数千倍というハイレバレッジで取引できます。
レバレッジが高いほど「少ない資金でトレードできる」「ロスカットに耐えられる」というメリットがあり、ボーナスやゼロカットのある業者ならさらに資金効率を高めつつリスクを抑えたトレードが可能です。
ただし、どこの業者で取引するにしてもレバレッジ制限・ロット制限と呼ばれるルールが存在するので、いつでも同じ条件で取引できるという訳ではありません。
XMのマイクロ口座・スタンダード口座・極口座は、有効証拠金残高が560万円以上になると、いきなり1000倍→500倍というレバレッジ制限がかかります。
レバレッジが変わると、資金管理・ロスカット対策に対する考え方もガラッと変わるので注意してください。
全ての口座の有効証拠金合計を常に意識して、小まめに口座資金を出金しながらレバレッジ制限を回避しましょう。
XMのレバレッジについてよくある質問(FAQ)
XMでは、有効証拠金残高が高額になるほど最大レバレッジが段階的に制限されます。これをレバレッジ制限またはレバレッジ規制と言います。
また、世界的にインパクトが大きい指標発表や政治経済のイベントが控えている時期にも、全トレーダーを対象に臨時でレバレッジ制限が実施されることがあります。
口座資金を出金して、残高を少なく調整するしかありません(口座間の資金移動ではだめ)。
あまり取引していない口座があれば、そちらの口座から優先的に出金すると良いでしょう。
詳しくはレバレッジ制限の解除方法をご覧ください。
通貨ペア・ゴールド・シルバー以外は、口座レバレッジとは別に銘柄ごと個別に最大レバレッジが決まっています。
オイルは最大66倍、天然ガスは33倍です。
コメント
コメント一覧 (2件)
XMのレバレッジ制限の条件が間違っています
ご指摘ありがとうございます。レバレッジ制限の情報を更新致しました。