この記事では、海外FX初心者の人が口座開設後に最初に行う「MT4・MT5のサーバー登録方法」について、詳しい手順と注意点について解説します。
MT4・MT5は、ちゃんとFX業者のサーバーを登録してあげないと、レートもチャートも表示されず取引もできません。
とはいえ、これはメールソフトのアカウント登録や携帯電話の初期設定よりも簡単です。
5分程度で設定できて、すぐに取引を始めることができるので安心してください。
すでにサーバー設定済みだがチャートが動かないという方は以下の記事をご覧ください。
準備するもの
例として「XMTrading」の「ZERO口座」を使い手順を解説します。XMは、パソコン・スマホに対応したMT4・MT5がどちらも利用できる業者です。
まず、登録に必要なものは、口座開設後にFX業者からメールで送られてくる、MT4・MT5の「ログインID」「パスワード」「サーバー名」の3つです。
XMの場合、「ログインID」「サーバー名」のみメールで指定され、パスワードは口座開設時に自分で決めます。
FX業者の公式サイトから、MT4・MT5をダウンロード・インストールしておきましょう。
XMの場合は、上記の公式サイトメニューからWindows・Mac・iPhone・iPad・Android対応のMT4・MT5が入手できます。
スマホのサーバー登録手順
STEP1:新規口座を追加する
スマホ版のMT4・MT5は、画面構成がほぼ同じなので、ここではMT5を使い解説します。
インストールしたMT5(MT4)アプリを起動し、画面右下にある「設定」→「新規口座」の順にタップしてください。
STEP2:FX業者名でサーバーを検索する
画面上部の検索ボックスに、登録したい業者名の一部を入力すると、自動的に候補が表示されます。ここでは、メールで指示のあった「XMTradeing-MT5」というサーバーを選択します。
STEP3:ログインID・パスワードを入力する
ログインIDとパスワードを入力します。XMの場合、PWは口座開設時に自分で決めたものを入力してください。「サインイン」をタップすれば登録完了です。
STEP4:接続状況をチェックする
正しくログインできているかどうか確認するためには、「設定」ページの上部にサーバー名が表示されていればOKです。
パソコンのサーバー登録手順
STEP1:サーバーは初回起動時に自動的に表示される
FX業者からダウンロードしたMT4・MT5の多くは、初回起動時に「デモ口座申請画面」が表示され、その業者のサーバー名が自動的に表示されるようにカスタマイズされていることがほとんどです。
デモ口座申請という少々紛らわしい名称ですが、本番口座も登録できる画面なので、今後も口座を追加する際によく使います。(上部メニュー「ファイル」→「デモ口座の申請」から、いつでも呼び出し可能)
MT4の場合は業者から指定されたサーバーを選択、MT5の場合はそのまま「次へ」をクリックしてください。
STEP2:ログインID・パスワードを入力する
次の画面では、ログインIDとパスワードを入力します。
アカウント自体はすでに業者で開設済みなので「既存のアカウント(または取引口座)」を選択、ログインIDとパスワードを入力し「完了」をクリックすれば登録完了です。
STEP3:接続状況をチェックする
正しくサーバーに接続されているかどうかを確認するには、MT4・MT5のメインウィンドウ一番右下に表示されている「接続状況」を確認します。
「回線不通」や「無効な口座」ではなく、「◯/◯ kb」のように表示されていればOKです。
ちなみにクリックすると接続先のサーバーと通信速度の一覧が表示されます。
通常、サーバーはMT4・MT5が自動的に最速のものを選択してくれるのですが、このリストから手動で変更することも可能です。
ただ、FX業者や口座タイプによっては変更できないものもあり、手動で変更してもMT4・MT5が勝手に元に戻してしまうこともあります。
通信速度が早いほど、注文価格と約定価格にズレが生じるスリッページの発生頻度が少なくなりますが、これはあくまで「通信速度」であり「約定速度(レイテンシ)」ではありません。
サーバーの追加・検索の方法
2つ以上の口座(サーバー)を登録する場合や、メタクオーツ社のオリジナルMT5をインストールした場合は、サーバーの設定手順がちょっと異なります。
MT5は、FX業者またはメタクオーツ公式サイトどちらからでもダウンロード可能です。
ただし、MT4は現在FX業者からしかダウンロードできません。
メタクオーツ社の公式サイトでは、MT4がダウンロードできるような表示やボタンがありますが、選択しても自動的にMT5がダウンロードされる仕様になっています。
上部メニューの「ファイル」→「デモ口座の申請」または「デモ口座を開く」をクリックしてください。
「デモ口座申請画面」が表示されるので、業者名の一部(XMの場合は「trading point」など)を入力し、サーバーを自分で検索します。
MT4の場合は、「新しいブローカを追加します」の箇所に入力し、「スキャン」をクリックしてください。
MT5の場合は、上部の検索ボックスに入力し、「証券会社を探す」をクリックしてください。
自動的にいくつかの候補が表示されるので、検索結果の中のFX業者が指定するサーバー名を選択し、「次へ」をクリックしてください。
あとは、先ほど同じです。
「既存のアカウント(または取引口座)」を選択、業者から指定のあったログインIDとパスワードを入力し、「完了」をクリックすれば登録完了です。
まとめ
以上で取引の準備は完了です。とても簡単でしたね。
一度やり方を覚えてしまえば、どこの業者でもやることは一緒です。
また、「サーバーの追加・検索の方法」で解説した手順に従えば、同じFX業者で2つ以上の口座を登録したり、別の業者の口座を登録したりすることも可能です。
さらに、MT4・MT5は1台のパソコンにいくつもインストールでき、異なる業者または異なる口座を同時に立ち上げて、マルチタスクとしてトレードできるのもメリットです。
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運営方法が分からないので教えて下さい