久しぶりに取引を再開しようとしたところ、以下の状況になっていて困り果てているXMTradingユーザーは、口座ステータスが休眠口座や口座凍結になっている可能性が高い。
- ボーナスやXMPが消滅した
- マイページにログインできなくなった
- MT4/MT5にログインしても『無効な口座』と表示される
休眠口座や口座凍結になる理由は、ユーザーが口座を長期間放置したことによる利用制限か、利用規約に違反したことによるペナルティのどちらかだ。
XMTradingをメイン口座として使い、日々平均的なトレードをしている人にはあまり関係のない話ではあるが、もし休眠口座や口座凍結になってしまった場合、以下のようなデメリットあるため早急に対処しなくてはいけない。
休眠口座・口座凍結デメリット
- 休眠口座:ボーナスやXMPが消滅する・口座維持手数料が毎月10ドル発生する
- 口座凍結:アカウントや取引口座が利用不可になるため再登録が必要となる
基本的に、どちらも所定の手続きさえすれば取引を再開できる。ただし、休眠口座はいつでも簡単に解除できるのに対し、口座凍結になった場合は再登録が必要なため手続きが少々面倒だ。
この記事では、XM Tradingの「休眠口座や口座凍結になる原因と条件」「解除や再登録などの対処方法」「休眠口座・口座凍結にならないための対策」について詳しく解説する。
- 取引口座を90日間放置すると休眠口座となりボーナスやXMPが消滅する
- 口座残高がゼロになるまで毎月10ドルの口座維持手数料が引かれる
- 取引活動(入金・出金・取引)を再開すれば休眠口座を解除できる
- 口座残高5ドル未満の状態がさらに90日間続くと口座凍結となる
- 凍結された口座は使用不可となる(ログインもできない)
- 口座凍結は解除できないため取引再開には再登録や新規口座開設が必要
- 利用規約違反はいきなり口座凍結され取引を再開できない可能性がある
- おすすめの対策は「マイクロ口座で小ロットのポジションを長期保有する」
休眠口座や口座凍結になってしまう原因と条件
取引活動の有無と口座残高によって段階的に実施される
XM Tradingが休眠口座や口座凍結を実施する目的は、使用されていない取引口座を整理するためである。
そのため、通常はユーザーの取引活動と口座残高を条件に、以下のようなに段階的に実施される。
step
1口座を90日間放置すると休眠口座になる
対象口座に90日間 取引活動がない場合は、最初に休眠口座という状態になる。
取引活動とは、「取引」「入金」「出金」のいずれかである(アカウントログインは含まない)。
その際、対象口座のボーナスとXMPが消滅する(複数口座を保有していた場合は、別口座のボーナスやXMPは消滅しない)。
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2口座残高ゼロになるまで口座維持手数料が引かれる
休眠口座は、1口座につき毎月10ドルの口座維持手数料が発生する。
対象口座をそのまま放置すると、最終的に口座残高がゼロになるまで口座維持手数料を支払い続ける。
対象口座の口座残高が10ドル未満の場合は、残りの口座残高が全額引かれる。
step
3さらに口座を90日間放置すると口座凍結になる
口座残高が5ドル未満の状態でさらに90日間 取引活動がない場合は、最終的に口座凍結の状態となって対象口座は使用不可となる。
その際、凍結された口座のID・パスワードでマイページにログインしようとすると、以下のようなメッセージが表示される。
保有口座の一部だけが凍結しただけなら、別口座のID・パスワードでマイページにログインできる。
しかし、もし全ての保有口座が凍結されてしまった場合、マイページ自体にログインできなくなる(保有口座が一つだけだった場合も同様)。
休眠口座 | 口座凍結 | |
---|---|---|
マイページ ログイン |
できる | できない (別口座があれば可能) |
MT4/MT5 ログイン |
できる | できない |
入出金 取引 |
できる | できない |
口座維持 手数料 |
月額10ドル※ (1座あたり) |
なし |
ボーナス XMP |
消滅 | 消滅済み |
解除・復活 | 可能 取引活動再開で解除 |
不可 再登録手続きが必要 |
休眠口座とはボーナスやXMPが消滅して口座維持手数料が発生する一時的な状態のこと、口座凍結とはアカウントまたは取引口座自体が使えなくなることを指す。
以下のような人が休眠口座や口座凍結になりやすいので、特に注意してもらいたい。
休眠口座・口座凍結になりやすい人
- 本業が忙しくてなかなかトレードする時間がない人
- 資金ができた時だけ少額入金しつつ、たまにしかトレードしない人
- 他社と比較するため、とりあえず試しに口座開設した人
- XM Tradingをサブ口座として利用している人
- 利用規約に違反するような特殊なトレードをする人
利用規約違反者は無条件で口座凍結!出金拒否や利益没収もあり得る
利用規約に違反した場合、休眠口座を挟まずにいきなり口座凍結になるため注意が必要だ。
その際は、ペナルティとして出金拒否や利益没収になる可能性が高い。
XM Tradingで禁止されている行為には、以下のようなものがある。
XM Tradingの禁止行為
- ネットワーク、接続遅延、価格誤配信を狙った取引
- アービトラージ(裁定取引)
- ボーナスの不正取得
ネットワーク、接続遅延、価格誤配信が発生するのは、マーケットに注文が殺到することでXM Tradingの取引サーバーに大きな負担のかかるタイミングだ。
そのため、週明け窓狙い・重要指標発表時だけを狙ったトレードを続けていると利用規約違反となる可能性が高い。
また、XM Tradingでは、同一口座での両建ては認められているが、別の口座・別の業者・他人やグループ間を利用した両建て取引、いわゆるアービトラージ(裁定取引)は禁止されている。
基本的に、ボーナスを獲得できる権利も1人1回までだ。口座開設ボーナスや入金ボーナスを2回以上獲得することは禁止されている。
禁止行為については、以下の記事も参考にしてほしい。
ちなみに、スキャルピングは正式に許可されている。「秒スキャ」や「スキャルピング系EAの利用」も、全ての口座で実践可能だ。
休眠口座や口座凍結の対処方法(解除・再登録)
休眠口座は取引活動を再開するだけで簡単に解除できる
休眠口座の解除方法は簡単で、対象口座で取引活動を再開するだけで良い。
取引活動とは、取引・入金・出金のいずれかだ。ここにログインは含まれないので注意してもらいたい。
仮に口座残高がゼロあるいは5ドル以下の場合でも、90日以内に入金さえすれば口座凍結が実施される前に休眠口座を解除できる。
口座凍結になった口座は復活できないため再登録や新規開設が必要
一度でも口座凍結されてしまった取引口座は、残念ながら解除・復活はできない。
そのため、取引口座の新規開設やアカウント自体の再登録が必要だ。
一部の取引口座だけが口座凍結している場合
複数の取引口座を所有している場合は、口座凍結されていない別口座のIDとパスワードでマイページにログインできる。
あとは、ログイン後のトップ画面にある追加口座開設
をクリックして、同じタイプの取引口座を新規開設するだけで良い。
全ての取引口座が口座凍結している場合
もし、全ての取引口座が凍結されている場合は、マイページ自体にログインできない。
そのため、同じメールアドレスでアカウントを再登録をした上で新規口座開設する必要がある。
なぜ、同じメールアドレスにしなければいけないかというと、ボーナスの二重取りが禁止されているためだ。
別のメールアドレスでアカウントを再登録した場合、改めて口座開設ボーナスや入金ボーナスを獲得できてしまうため、後からトラブルに発展する危険性がある。
同じメールアドレスで再登録すれば、ボーナス獲得履歴や入金ボーナスの上限を引き継ぐことが可能だ。
休眠口座や口座凍結にならないための対策
おすすめはマイクロ口座の活用
休眠口座・口座凍結を回避するには、定期的に取引活動(入金・出金・取引)をすれば良い。
入出金は手数料がもったいないので、当サイトでは少額取引をおすすめする。
その際、マイクロ口座を活用すると資金もリスクも限りなくゼロに抑えることが可能だ。
マイクロ口座は「コントラクトサイズが1ロットあたり1,000通貨」「最小取引サイズがMT4だと0.01ロット」なので最小10通貨から取引できる。
レバレッジ1,000倍の場合、10通貨のポジション一つの必要証拠金は約1円だ。
損益も1pipsあたり0.1円なので、数万円の資金を口座に入れてポジションを長期保有すれば、ほぼノーリスクで休眠口座・口座凍結を回避できる。
その際、スワップポイントがマイナスにならないよう売買方向には注意が必要だ。
対処法として両建てはおすすめしない
休眠口座や口座凍結を回避する目的で、両建てポジションを保有するのはやめたほうが良い。
XM Tradingでは同一口座での両建てが認められているため、同一通貨ペア同一数量の両建てポジションを保有しておけば、リスクゼロで休眠口座や口座凍結を回避できると考える人もいるだろう。
しかし、これはロイヤルティプログラムの利用規約に違反する可能性が高い。
ロイヤルティプログラムとは、マイクロ口座とスタンダード口座で利用できるXM Trading独自のポイント制度だ。
取引する度にXMPと呼ばれるポイントが貯まっていき、ボーナスや現金と交換できる。
XM Tradingでは、このXMPを稼ぐためだけの両建てが禁止されている。取引手数料無料のマイクロ口座・スタンダード口座で両建てのスキャルピングやデイトレードをすれば、XMPをノーリスクで獲得できてしまうからだ。
ロイヤルティプログラム対象外のXM Zero口座なら問題はなさそうだが、いずれにしても両建てやプロモーションを利用した取引は担当部署で厳しく監視されているため、本来の目的以外で両建て実践するのはリスクが高い。
それならば、10通貨でもいいので普通にトレードしていたほうが安全だろう。
また、両建てポジションを長期保有する場合も、スワップポイントが発生するためおすすめしない。
スワップポイントは、売買方向によって「利益として受け取れるか?」あるいは「コストとして支払うか?」が異なるが、受取り額よりも支払い額のほうが高く設定されているため、両建てをした場合はその差額がコストとなるからだ。
XM Tradingの休眠口座・口座凍結についてよくある質問(FAQ)
口座凍結しているかどうかは、どこで確認できますか?
まず、MT4/MT5から該当口座にログインしても、チャートや気配値が動きません。
画面右下の通信状態が「回線不通」や「無効な口座」と表示されているはずです。
また、マイページの保有口座一覧では、該当口座がグレーアウトしています。
全ての保有口座が凍結した場合は、アカウント自体にログインできません。
休眠口座・口座凍結になってしまった場合の解除方法は?
休眠口座は、取引活動(入金・出金・取引)を再開すれば解除・復活できます。
口座凍結は解除・復活できないため、アカウントの再登録や取引口座の新規開設が必要となります。
もしアクティブな別口座を保有していれば、その口座のIDとパスワードでマイページにログインして追加口座を開設するだけです。
保有口座が全て凍結されている場合は、カスタマーサポートへ連絡するか、XM Trading公式サイトからアカウントを再登録して追加口座を開設する必要があります。
また、以前と同じメールアドレスで登録すれば、手続きを簡略化して以前の取引履歴や入金ボーナスの上限を引き継ぐことが可能です(ボーナス残高は不可)。
その際、本人確認書類が有効期限内かつ現住所確認書類も発行後6ヶ月以内であれば、再度提出する必要はありません(口座開設に必要な書類はパスポート・運転免許証・マイナンバーカードなど)。
口座凍結されても資金は出金できるのでしょうか?
そもそも、口座残高が残っているうちは休眠口座の状態なので、出金はいつでも可能です。
口座凍結は口座残高ゼロ(5ドル未満)の状態が90日続いた場合に実施されるため、大抵は出金できる資金が残っていません。
口座残高があるにもかかわらず口座凍結になるのは、不正取引やボーナス悪用をした場合です。
その場合でも、カスタマーサポートへ連絡すれば不正に得た利益以外は出金できます。
稼ぎすぎで口座凍結になることはありますか?
いいえ。XM Tradingでは、稼ぎすぎで口座凍結になることはありません。
ただし、不正取引やボーナス悪用をした場合は、口座凍結・出金拒否・利益没収のペナルティを受ける可能性があります。
その場合でも、カスタマーサポートへ連絡すれば不正に得た利益以外は出金可能です。
口座凍結された取引口座に残っていたボーナスは引き継げますか?
休眠口座になった時点で、対象口座の保有ボーナス・XMPは消滅するため、引き継ぐことはできません。
ただし、口座凍結されても入金ボーナスの上限は引き継ぐことが可能です。
口座凍結された場合、アカウントを解約する必要はありますか?
いいえ。口座凍結されても、ユーザーはアカウントや取引口座の解約手続きをする必要はありません。
確定申告のための取引履歴はどのように入手すれば良いですか?
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