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ヤフー知恵袋や5ch(2ch)などを見ていると、たまに「エックスイーマーケット(XEMarkets)」という海外FX業者の名前を見かけることがあります。
海外FX歴の長い人の中ならこれがどのような業者なのか知っている人もいるのですが、多くの人は「また新しくできたFX業者かな?」とか「聞いたことのない怪しい業者だ」程度にしか思わないのではないでしょうか?
実はこのXEMarketsは、人気の海外FX業者XMTradingの旧サービス名です。
「XM」とは、この「XEMarkets」の頭文字2文字をとった略称だったんですね。
他にも「エックスイーマーケッツ」「XEMarket」「XEM」「XM Market」といった呼称で記載されていることもあります。
とはいえ、儲けには直接関係のない情報なので、普通なら「そうなんだ」程度で終わる話ですよね?
なぜ海外FX業者のサービス名や運営会社名の話に触れるのかというと、安全な業者選びをする際の役に立つこともあるからです。
そのため、この記事をざっと読んでおくだけでも損はないかと思います。
では、まずはXMTradingのこれまでの経歴を見てみましょう。
XMのサービスは名称を変えながら枝分かれもしている
2009年
運営会社Trading Point設立
Trading Pointの運営スタート
2012年
XEMarketsへサービス名を変更
2013年
XM.COMへサービス名を変更
2017年
セーシャルに新会社Trading Point (Seychelles) Limitedを設立
XMTradingの運営スタート
2020年
Trading Point (Seychelles) LimitedからTradexfin Limitedへ社名変更
以前のサービス名
「Trading Point」や「XEMarkets」が使われていた
現在のサービス名
「XM.COM」「XMTrading」の2つが存在している
設立当初のXMのサービス名は、Trading Pointでした。
その後、2012年になってXEMarketsへ変更し、さらに翌年2013年にはXEMarketsの略称であるXM.COMに変更しています。
また、このXM.COMとは別に、2017年にはセーシェルに新会社を設立してXMTradingというサービスを開始しました。日本人トレーダーは、このXMTradingのサービスを利用しています。
「そんな小さな国にある会社って大丈夫なの?」と不安になる人もいるかと思いますが、海外では一般的なビジネス形態なので特に問題ありません。
セーシェルのようなオフショアに会社を設立するのは、EUの規制回避や節税といった多くのメリットがあります。
これによって、日本含むアジア各国では、現在も引き続き最大1000倍のハイレバレッジと口座開設ボーナスや入金ボーナスなどの提供を受けられるんですね。
ただ、XMTradingもXMと略して呼ばれることが一般的なので、ヨーロッパ向けアカウントのXM.COMと混同しやすく少々紛らわしいとは思います。
しかし、基本的に日本からのアクセスはXMTrading公式サイトに辿り着くようになっているので、特に口座開設に支障はないでしょう。
ちなみに、このセーシェルの運営会社は2020年に会社名を変更しています。
まとめると、XMのサービス名は以前まで「Trading Point」「XEMarkets」が使われており、現在は「XM.COM」「XM Trading」の2つが存在しているということです。
多くの海外FX業者がサービス名・会社名を変更しながら営業している
XMのように、サービス名や会社名を変更してリニューアルを果たした業者は他にもたくさんあります。
例えば、is6comは2020年に運営会社が変わったことで、IS6FXにサービス名を変更しました。
また、HotForexやIronFXなどは世界中でサービスを提供するため、複数のグループ会社が複数の金融ライセンスを保有して運営を続けています。
利用する側からするとちょっとややこしいのですが、長く運営を続けている海外FX業者には、トレーダーに優れたサービスを提供するため、さまざまな変化に対応してきた歴史があります。
詐欺業者も複数のサービス名・会社名を併用しているから厄介
しかし、注意して欲しいのが、このややこしさを逆手にとった詐欺業者が存在することです。
2020年には、Riselink FXという偽の海外FXサイトを運営していた詐欺グループが逮捕されました。
この詐欺グループは多くの投資家から資金を騙し取った際、意図的に複数のサービス名・会社名・個人名を使い分けていた模様です。
また、詐欺業者と確定しているわけではありませんが、Triton FXという業者も同じような手法のサイトを運営しています。
基本的に、知名度の低いマイナー業者やは利用しないほうが良いでしょう。
未だにXEMarketsと呼んでいるのは集客目的の可能性もある
XMTradingを紹介するサイトの中には、未だに「XMTrading(XEMarkets)」と表記しているサイトがいくつか存在しています。
意図的かどうかは分かりませんが、もしかすると「XEMarkets」を表記することで少しでも多くのアクセス数・ユーザー数を獲得し、他のサイトと差別化を計ろうとしているのかもしれません。
今では使われなくなった「XEMarkets」というサービス名が、未だにネットで使われ続けているのは、このような理由も考えられます。
まとめ XEMarkets = XMTrading
XEMarketsとは、怪しい業者でも新たにサービスを開始した新興業者でもなく、XMTradingのことでした。
XMTradingは、海外FX初心者の人や安定した取引環境でのスキャルピング・自動売買を実践したい人にはオススメの業者ですよ。
柔軟にサービス名・会社名を変えているのは、長きに渡り運営を続けてきた実績のある優良業者の証とも言えます。
また、会社名・サービス名に「Markets」のつく海外FX業者は他にもたくさんあるので、しっかり区別しておきましょう。
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