
XMTrading(エックスエム)では「両建てはできるの?」と気になっている方も多いでしょう。
結論から言うと、XMTradingでは同一口座内の両建てのみ可能です。
一方で、複数口座間や異なるFX業者間の両建ては禁止されており、ルールを知らずに両建て取引を行うと、アカウント凍結のリスクもあります。
また、スプレッドやスワップポイントなどのコストも2倍かかるため、長期的にコストがかさみやすい点にも注意が必要です。
本記事では、XMTradingでの両建ての可否や禁止ルール、実際のやり方、注意点までわかりやすく解説します。
「XMTradingで安全に両建てを使いたい」「リスクを抑えて利益を狙いたい」という方は、ぜひ参考にしてください。
- XMTradingでは同一口座内の両建てのみ公認されている
- 異なるFX業者間・複数口座間・現物取引と先物取引の両建ては禁止されている
- XMTradingでの両建ては必要証拠金をゼロに抑えられる
- 取引コスト・マイナススワップが2倍かかる点には注意が必要
- XMTradingの両建てはPC・スマホどちらからでも可能
XMTradingの評判やMT5の使い方については、下記の記事を参考にしてください。
- XMTradingの評判は日本人に人気って本当?口コミ・安全性について(エックスエムトレーディング)
- XMTradingの口座開設の手順を解説!始め方や注意点について
- 【PC/SP対応】XMTradingの使い方マニュアル!MT5やスマホの取引方法まで解説
結論:XMTradingは両建て可能!

XMTrading(エックスエム)では、同一口座内での両建て取引を認めています。
一部の海外FX業者では両建てが禁止されている場合もありますが、XMTradingではルールを守れば安心して活用できます。
ここでは、両建ての基本的な仕組みと、XMTradingが公式にどのような形で両建てを認めているか確認してきましょう。
両建てとは買いと売りを同時にすること
両建てとは、同じ通貨ペアで「買い(ロング)」と「売り(ショート)」を同時に保有する取引手法です。

例えば、USDJPYを1ロット買い、同時に1ロット売りポジションを保有すると、その時点で両建て状態となります。
この状態では、片方のポジションが含み損を抱えても、もう一方のポジションが含み益を出すため、口座全体の損益はほとんど変動しません。
つまり、「損切りをせずに含み損を固定する」ことでできるのが最大の特徴です。
| 売買方向 | 買い+売りを同時に保有 |
|---|---|
| 損益変動 | 相殺されて安定する |
| メリット | 含み損を固定・リスク回避 |
| デメリット | スプレッド・スワップ負担が発生 |
例えば、売りポジションで含み損が出ている状態で新たに買いポジションを建てれば、一時的に損益を固定して相場の反転を待つ戦略が取れます。
このように両建ては、短期的なリスク回避や保有ポジションの調整に活用できる便利な手法です。
XMTradingは両建てが公認
XMTradingでは、同一口座内の両建て取引が公式に認められています。
実際に、XMTrading公式サイトには次のように明記されています。
両建て取引を認めていますか?
はい、認めています。すべての取引口座においてポジションを両建てしていただけますが、二つの異なる口座間での両建てはできません。両建ては、同じ銘柄で「買い」と「売り」両方のポジションを同時に保有した場合に成立します。
FX、ゴールドおよびシルバーを両建てする際、両建てポジションの必要証拠金はゼロであるため、証拠金維持率が100%未満でもポジションを建てることができます。
その他すべての銘柄を両建てする際、両建てポジションの必要証拠金は50%です。最終的な必要証拠金が取引口座の有効証拠金の合計以下となる場合にのみ、新規に両建てポジションを建てることが可能です。
引用元:XMTrading公式サイト ヘルプセンター
つまり、XMTradingでは同一口座内であれば、FX・ゴールド・シルバーなどの銘柄で両建てが可能です。
また、FX・貴金属を両建てした場合、必要証拠金がゼロになるという大きなメリットもあります。
| 条件 | 両建て可否 | 必要証拠金 |
|---|---|---|
| 同一口座・同一銘柄 | 可能 | 0円(FX・ゴールドなど) |
| 異なる口座間 | 不可 | 全額必要(禁止) |
| 銘柄が異なる場合 | 不可 | 通常の証拠金が必要 |
このように、XMTradingは「同一口座内での両建て」を認めつつも、他の両建ては禁止されています。
正しいルールを理解すれば、XMTradingの両建ては資金効率を高める有効な戦略として活用可能です。
XMTradingの両建ての禁止事項

XMTradingでは同一口座内での両建ては公認されていますが、全てのケースで自由に行えるわけではありません。
異なる業者間や複数口座間などで行う両建ては、規約違反となる可能性があります。
ここでは、XMで明確に禁止されている3つの両建てパターンについて詳しく解説します。
異なるFX業者間での両建て
XMTradingでは、XM以外の業者との間で両建てを行うことが禁止されています。
- XMTradingの口座でドル円を買い注文
- FXGTなど他社口座でドル円を売り注文
例えば、XMTradingの口座でドル円を買い(ロング)、FXGTなど他社口座で同時にドル円を売り(ショート)する取引は、業者間両建てにあたります。
こうした取引は「価格差を利用した裁定取引」や「システムの不正利用」とみなされ、発覚した場合は利益の没収や口座凍結といった厳しい処分を受けることがあります。
なお、XMTradingを含む海外FX業者は、MT4/MT5の取引データを通じてポジション情報を共有・監視しています。
そのため「他社ならバレない」という考えは非常に危険です。
安全に取引を続けるためにも、業者をまたいだ両建ては絶対に避けましょう。
複数口座間の両建て
XMTradingで禁止されているもうひとつのケースが、「同一名義内での複数口座間の両建て」です。
- XMTradingの口座Aでドル円を買い注文
- XMTradingの口座Bでドル円を売り注文
例えば、XMTrading口座Aでドル円を買い、口座Bでドル円を売るといった取引は規約違反となります。
また、口座ごとに異なるEA(自動売買システム)を稼働させていて、結果的に両建て状態になる場合も注意が必要です。
システムによる自動注文であっても、XMTrading側からは意図的な両建てと判断されるリスクがあります。
もし複数口座を利用する場合は、用途を明確に分けることが大切です(例:リアル口座は裁量トレード用、別口座はEA検証用など)。
複数口座を使い分ける際は、必ずポジションの整合性を確認しましょう。
現物取引と先物取引の両建て
XMTradingでは、現物取引と先物取引を反対方向で同時に行う「裁定取引(アービトラージ)」も禁止されています。
裁定取引とは、価格差のある2つの商品を同時に売買し、その差益を狙う手法です。
- 日経225の現物CFDを買い注文
- 日経225の先物CFDを売り注文
例えば、同一銘柄の現物CFDを買い、先物CFDを売るといった取引は、XMTradingの規約上は両建ての一種として扱われます。
このような取引を行うと、システム上の不正操作と見なされる可能性があります。
XMTradingで先物や指数など複数の取引対象を扱う場合は、「同一銘柄で反対ポジションを同時に保有していないか」を常に確認しましょう。
リスク回避のためにも、裁定取引的な手法は避けるのが無難です。
XMTradingで両建てをするメリット

XMTradingでは、両建てをうまく活用することでリスクをコントロールしながら安定的なトレードを行えます。
相場の急変動にも柔軟に対応でき、戦略次第では利益チャンスを広げることも可能です。
ここでは、XMで両建てを行う主なメリットを6つ紹介します。
1つずつ詳しく見ていきましょう。
複数のトレードを同時並行可能
両建てを活用すれば、同一の通貨ペアで買いと売りのポジションを同時に保有できます。
これによって、上昇・下降どちらの値動きにも対応可能で、方向感のない相場でも柔軟にトレードを行えます。
また、短期・中期・長期と異なる時間軸で複数ポジションを組み合わせることもでき、スイングトレードとデイトレードを併用した運用もしやすいです。
例えば、短期的には売りで利益を狙いつつ、長期では買いポジションをキープして中期的な上昇にも備えるといった戦略も可能です。
このようにXMTradingでは、両建てを活用することで多様な戦略を同時進行できる環境が整っています。
強制ロスカットを逃れられる
XMTradingでは、証拠金維持率が20%を下回ると自動的にロスカットが発動します。
しかし、両建てを行うと買いと売りの損益が互いに打ち消し合うため、含み損が膨らみにくく、ロスカットを回避できる可能性があります。
例えば、1ロットの買いと1ロットの売りを同一口座で持つと、XMTradingのシステム上では損益がほぼ相殺されるため、証拠金維持率が変動せずに安定します。
これは、相場が急変してもポジションを強制的に解消されにくくなる大きなメリットです。
ただし、両建て中もスプレッドやスワップポイントは発生するため、長期保有には注意が必要です。
レンジ相場で利益を狙える
相場が一定の範囲で上下を繰り返す「レンジ相場」では、両建てが非常に効果的です。
レンジの上限・下限でそれぞれポジションを建てておくことで、どちらか一方が利益になる確率が高まります。
例えば、ドル円が145〜147円の範囲で推移している場合、145円付近で買い、147円付近で売りを建てることで、どちらの方向にも対応可能です。
| 状況 | 買いポジション | 売りポジション | 利益の可能性 |
|---|---|---|---|
| 価格が上昇 | 利益 | 損失 | |
| 価格が下落 | 損失 | 利益 |
このように、XMTradingの両建てを使えば方向感がない相場でもチャンスを狙えるため、レンジ相場のトレード精度を高めたい方に最適です。
必要証拠金がゼロ
XMTradingの最大の魅力のひとつが、同一口座内で同一ロットの両建てを行うと必要証拠金がゼロになるという点です。
例えば、1ロット買い・1ロット売りのポジションを同時に保有した場合、証拠金が完全に相殺されます。
| 両建て条件 | 必要証拠金 |
|---|---|
| 同一口座・同一ロット・同一通貨ペア | 0円 |
| ロット数が異なる場合 | 多い方のロット分が必要 |
| 異なる口座間での両建て | 全額必要(禁止対象) |
この仕組みにより、証拠金をほぼ使わずにポジションを保有できるため、資金効率を大幅に高められます。
ただし、ロット数が異なる場合や口座間両建てでは証拠金が発生する点に注意が必要です。
損失を固定可能
両建ては、含み損を一時的に「固定」する戦略としても活用できます。
例えば、買いポジションで含み損が出ている場合に同ロットの売りを建てることで、損益の変動を止められます。
これによって、損失を確定させずに相場が落ち着くのを待ち、反転の兆しを見て再びポジションを調整できます。
特に、ニュース発表前やボラティリティの高い時間帯では、両建てによってリスクを一時的に回避する手段として有効です。
ただし、スプレッドやスワップによる微小な損益変動は発生するため、短期的なリスク回避目的での使用がおすすめです。
XMポイントを往復分付与される
XMTradingでは、取引ごとに「XMポイント(XMP)」が自動的に貯まります。
このポイントは、両建て取引でも買い・売りそれぞれで付与されるため、実質的にポイントが2倍獲得できます。
| 取引内容 | 獲得XMP |
|---|---|
| 買いのみ1ロット | 10XMP |
| 買い+売り1ロットずつ(両建て) | 20XMP |
貯まったXMPは、ボーナスや現金に交換できるため、トレード回数が多い方ほど恩恵が大きくなります。
両建てを戦略的に使えば、実質的な取引コストを軽減しながらボーナスも獲得できるのがXMTradingの魅力です。
XMTradingで両建てをするデメリット

XMで両建ては効果的な戦略ですが、使い方を誤るとコストやスワップの負担が大きくなる点に注意が必要です。
特に、長期保有を前提とするトレードでは思わぬ損失につながるケースもあります。
ここでは、XMで両建てを行う際に知っておくべき主なデメリットを2つ紹介します。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
取引コストが2倍以上
両建てを行うことでスプレッドと取引手数料が買い・売りの両方に発生します。
そのため、単純にコストが2倍以上になり、短期的な値動きでは利益を出しにくくなります。
例えば、XMTradingのスタンダード口座でUSD/JPYを1ロットずつ両建てした場合のコストは以下の通りです。
| 口座タイプ | スプレッド(平均) | 両建て時の実質コスト(往復) |
|---|---|---|
| スタンダード口座 | 約1.6pips | 約3.2pips |
| ゼロ口座 | 約0.1pips+手数料10ドル | 約20ドル+0.2pips |
上記のように、両建てを続けるほどコスト負担が積み重なります。
短期トレードでは特に、スプレッド差だけで損益がマイナスになることもあるため、エントリーの回数やタイミングを厳選することが重要です。
XMTradingではスプレッドが安定している時間帯(ロンドン・NY市場)を狙うのがおすすめです。
XMTradingのスプレッドについては、下記の記事をご覧ください。
マイナススワップポイントの影響で長期保有不向き
両建てを長期間保有すると、スワップポイントの差が損益に影響を及ぼします。
XMTradingでは、通貨ペアごとにスワップポイントが異なり、買いと売りで差額がマイナスになることがほとんどです。
そのため、長期的に両建てポジションを保有していると、毎日マイナススワップが発生し続けるケースがあります。
| 通貨ペア | 買いスワップ | 売りスワップ | 両建て時の実質差 |
|---|---|---|---|
| USDJPY | -5円 | -10円 | 約-15円/日 |
| EURUSD | -7円 | -8円 | 約-15円/日 |
このように、スワップ差によって日々損失が積み重なるため、長期保有には不向きです。
両建てはあくまで短期的なリスク回避や相場転換時の一時戦略として使うのが理想です。
XMTradingではスワップが毎日変動するため、取引前にマイページやMT4/MT5で最新のスワップポイントを確認しておきましょう。
XMTradingのスワップポイントについては、下記の記事をご覧ください。
XMTradingの両建てのやり方【デバイス別】

XMTradingで両建てを行う方法は、スマホとPCで少し操作が異なります。
どちらもMT4・MT5上で簡単に注文できますが、画面の構成や操作ボタンの位置に違いがあるため、初めての方は手順を押さえておくことが大切です。
ここでは、スマホ版とPC版の両建て方法をそれぞれステップ形式で解説します。
【スマホ編】XMTradingの両建てのやり方
XMTradingでは、スマホからでも簡単に両建てが可能です。
ここでは、XMTradingのスマホ版MT4アプリを使用して、実際に両建てを行う手順をステップ形式で紹介します。

MT4アプリを開き、画面下部メニューから「気配値」をタップします。
両建てしたい通貨ペアを長押しし、「トレード」を選択しましょう。

新規注文画面が開いたら、注文数量(ロット数)を入力し、「成行注文」を選びます。
そのまま「買い」または「売り」をタップして、最初のポジションを建てましょう。

再度「気配値」画面に戻り、同じ通貨ペアを選択して「新規注文」をタップします。
今度は、STEP2で建てたポジションとは逆方向(買い/売り反対側)の注文を出します。
【PC編】XMTradingの両建てのやり方

まずは、MT4/MT5にログインして、気配値表示を表示させます。
通貨ペア一覧の中から取引したい通貨ペアを右クリックして、「チャート表示」をクリックしてください。

チャートを確認しながら、まずは「新規注文」から最初のポジションを建てます。
数量と注文種別(成行・指値など)を設定し、「買い」または「売り」のいずれかをクリックしてエントリーします(ここでは例として、売りエントリー)。

続いて、同じ通貨ペアを右クリックして「新規注文」を開き、STEP2とは反対方向の注文を出します。
例えば最初に売り(ショート)を入れた場合は、次に買い(ロング)を注文します。

画面下部の「ターミナル」または「取引」タブを開き、保有ポジションを確認します。
同一通貨ペアで「買い」と「売り」が両方表示されていれば、両建て完了です。
XMTradingの両建ての解除のやり方【デバイス別】

XMTradingでは、スマホアプリとPC版MT4/MT5のどちらからでも、両建てポジションを簡単に解除できます。
ただし、使用するデバイスによって操作手順や画面構成が異なるため、慣れていない方は戸惑うこともあるでしょう。
ここでは、スマホ編とPC編に分けて、両建てを解除する具体的な方法をステップ形式で解説します。
【スマホ編】XMTradingの両建ての解除のやり方

解除したいポジションをタップし、メニューから「両建て解除」を選択します。

上の写真のような画面が表示されたら、「両建て解除」をタップしましょう。
両建てのポジションが決済され、保有ポジションが一覧から消えたら、両建て解除完了です。
【PC編】XMTradingの両建ての解除のやり方

MT4/MT5の画面下部にある「ターミナル」→「取引」タブを開き、解除したい通貨ペアのポジションを探します。
対象のポジションの上で右クリックし、「注文変更または取消」をクリックしてください。

ポップアップで表示される注文変更画面の「注文種別」から、「両建て解除(通貨ペア名を指定)」を選択します。
この設定を行うことで、該当する通貨ペアの両建てポジションを同時に決済する準備が整います。

注文種別を「両建て解除」に設定すると、「複数決済(通貨ペア名)」というボタンが表示されます。
このボタンをクリックすると、同一通貨ペアで保有している買い・売りポジションが同時に決済され、両建て状態が解除されます。
XMTradingの両建てに関するよくある質問




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