海外FX業者の出金遅延・出金拒否の過去情報をまとめました

海外FX業者を選ぶときは、口座資金をいつでもスピーディーに出金できるかどうか事前にチェックしておくことが大切です。キャンペーンやサービスが魅力的でも、いつも出金トラブルばかり起こしている業者には注意しましょう。

せっかく苦労して稼いだ利益を出金できず泣き寝入りなんて悔しい思いはしたくありませんし、出金リクエストを出してもなかなか受付完了メールを送ってこない業者は不安でたまりません。

出金トラブルの理由や事後対応は、業者によってさまざまです。大規模出金トラブルを引き起こし夜逃げ同然に日本から撤退した業者もあれば、誠実な顧客対応で問題解決に努め運営体制の立て直しや顧客からの信頼回復に成功した業者もあります。

一般的に「出金できる業者」「出金できない業者」の判断は、その業者のこれまでの実績によって判断します。この記事では海外FX業者80社のクチコミを徹底調査し、業者ごとに出金遅延と出金拒否の頻度や傾向をまとめました。

出金トラブルの多い業者と少ない業者

※ 2024年3月時点

上記は、現在サービス提供中の海外FX業者の中で、出金トラブル（酷い出金遅延や悪質な出金拒否など）が特に多い業者と少ない業者の一覧です（2024年3月時点）。

「AtlasForex」「Kayser FX」「SuperForex」「FXFair」「Land Prime」は出金トラブルが多い業者、もしくは件数自体は少ないものの出金トラブルになりやすい業者なので注意してください。また、大きな出金トラブルは確認できませんでしたが「Axon Markets」の利用もおすすめしません。業者名をクリックして詳細を確認してください。

反対に、「XMTrading」「iFOREX」「TradeView」「IronFX」「Exness」は、信頼性が高く安心して利用できる優良業者です。ただ、トレーダーによって向き不向きがありますので、業者名をクリックして取引条件やサービスをまとめたレビューをチェックしてみてください。

なお、海外FX業者は、会社規模・海外での運営期間・日本での運営期間・海外ユーザー数・日本人ユーザー数・口コミの数などが各社で全く異なるため単純比較はできません。

また、海外FX業者で取引するなら、今後のためにすでに日本から撤退した業者がどのような出金トラブルを起こしていたか過去情報を把握しておくことも大切です。

そのため、この記事では海外FX業者80社を「メジャー業者」「マイナー業者」「新興業者」「怪しい業者」「日本撤退済の業者」の5グループに分けて比較しております。

比較グループ	特徴や傾向	詳細
メジャー業者	日本での運営実績が長く 日本人ユーザー数も多い	こちら
マイナー業者	日本での運営実績は長いが 日本人ユーザー数が少ない	こちら
新興業者	日本上陸から間もないため 信頼性や入出金対応が評価が難しい	こちら
怪しい業者	ユーザー数や情報量が極めて少ないので 出金トラブルがあってもスルーされがち	こちら
日本撤退済の業者	大きな出金トラブルや詐欺行為により 日本撤退またはサイトを閉鎖している	こちら

こちらをクリックすると各グループの業者一覧が表示され、「口コミの量」「入出金対応の評判」「出金トラブルの頻度や規模」がわかります。

出金遅延や出金拒否に関する基礎知識やよくある質問が知りたい場合は、以下のボタンをクリックしてください。

日本人ユーザーの多いメジャー業者

業者	口コミ 件数	入出金 対応	出金 トラブル	詳細
FXFair	多い	普通	大規模	こちら
Land Prime	多い	普通	大規模	こちら
FXGT	多い	良い	小規模	こちら
MYFX Markets	普通	普通	小規模	レビュー
HFM	多い	良い	小規模	レビュー
IS6FX	多い	普通	数件	レビュー
FBS	普通	普通	数件	レビュー
TradersTrust	多い	普通	数件	レビュー
BigBoss	多い	普通	数件	レビュー
AXIORY	多い	普通	数件	レビュー
MILTON MARKETS	多い	良い	数件	レビュー
TITAN FX	多い	良い	数件	レビュー
ThreeTrader	多い	良い	数件	レビュー
Exness	多い	良い	数件	レビュー
IronFX	多い	良い	なし	レビュー
TradeView	普通	良い	なし	レビュー
iFOREX	多い	良い	なし	レビュー
XMTrading	多い	良い	なし	レビュー

上記リストは、日本での運営実績が長く日本人ユーザーも多い人気業者の一覧です。基本的に口コミ量が膨大で入出金対応の評価が高い業者ばかりですが、出金トラブルの発生頻度や規模には大きな違いがあります。

この内、注目してもらいたい業者は「FXFair」「Land Prime」「FXGT」の3社です（HFMはFXGTと同じタイプの出金トラブル）。クリックして、出金トラブルの詳細を確認してください。

「IS6FX」と「IronFX」は、過去に大きな出金トラブルを引き起こしトレーダーからの信用を失墜させ存続が危ぶまれた時期もありましたが、その悪評はもう過去のものです。

現在は多くのユーザーがスピーディーに出金しており、特に「IronFX」は目立った出金トラブルが見当たりません。ここまで信頼性をV字回復できた業者はなかなかいないでしょう。

また、超優良業者「XMTrading」「iFOREX」「TradeView」も出金トラブルは見当たりませんでした。その他の業者は出金トラブルが数件発生していますが、人気業者はさまざまなタイプのトレーダーが出入りするため、一定の出金トラブルは発生するものです。

FXFair｜集団不正取引調査による大規模出金遅延

入出金対応の評判

出金トラブルの概要

FXFair（エフエックスフェア）は、2021年3月に日本上陸を果たした日本人フレンドリーな海外FX業者です。取引条件・キャンペーン・日本語サポートが話題となり、瞬く間に日本でのシェアを広げることに成功しました。

しかし、2023年7月〜8月頃に集団不正取引が発覚したことで、既存ユーザーの取引内容や本人確認まで再調査を余儀なくされました。その影響により大幅な出金遅延まで発生して、ネットやSNSには多くのユーザーのやり場のない怒りで溢れました。

あまりにも大きなトピックになったため、FXFair収納代行業者の銀行口座も凍結されてしまい、仕方なく仮想通貨での出金を余儀なくされています。また、高額出金に対しては分割での出金対応となり、このこともユーザーからの反感を買う原因となりました。

ネットではよく分からないインフルエンサーまで「詐欺業者FXFair」として動画配信を始め、その他にもSNSではFXFairの出金遅延に便乗した怪しい出金サポートサービスまで発生する始末です。

特に出金サポートサービスはいくつものXアカウントを利用しており、不自然な日本語も使われているのでコンタクトを取るのは非常に危険です。

FXFairは大幅な出金遅延は発生させたものの、最終的には多くのユーザーの銀行口座に資金を送金しています。

実際の口コミ

ここでは出金トラブルに関するトレーダーの口コミを一部ご紹介します。

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さらに詳しい情報が知りたい場合は、以下の記事をご覧ください。

総合評価・口コミ・取引条件・取扱銘柄・スプレッド・口座開設方法などを解説しています。

• FXFair（FXBeyond）の評判｜口コミ・安全性について

Land Prime｜集団不正取引調査による大規模出金遅延

入出金対応の評判

出金トラブルの概要

Land Prime（ランドプライム）は、2024年3月よりLand-FX（ランドエフエックス）からサービス名を変更しリニューアルを果たした大手海外FX業者です。

XMTradingやAXIORYなどと同じく日本での運営実績は非常に長いのですが、Land Primeはキャンペーンの見直しや取引条件のアップデートをしつつ、ある意味迷走とも言える試行錯誤を繰り返しながら今に至っています。

そのLand Primeでは2022年初頭から大規模な出金遅延が頻発するようになり、ネットやSNSには数ヶ月にもおよぶ出金遅延やサポートと連絡が取れないといった苦情の声で溢れました。

2022年12月にようやく出金遅延についての公式アナウンスを実施し、「原因は取引口座の集団不正利用が発生したことによる既存ユーザーを含めた取引内容と本人確認の再調査」と発表しました。

また、その直後には通常の出金体制への復旧を発表しており、多くのユーザーがスピーディーに出金できたようです。しかし、依然として出金遅延は続いているらしく、2024年3月になってもまだ数週間〜数ヶ月間も着金を待っているユーザーがいます。

実際の口コミ

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• LAND-FXの評判｜口コミ・安全性について（ランドFX）

FXGT｜一部の出金トラブルがエコーチェンバー現象で増幅

入出金対応の評判

出金トラブルの概要

FXGT（エフエックスジーティー）は、日本の為替FXトレーダーおよび仮想通貨FXトレーダーに大人気の「法定通貨と仮想通貨のハイブリッド取引所」です。

高額ボーナスがもらえる期間限定キャンペーンを頻繁に開催するため、キャンペーンの開催に合わせて入金や取引しているユーザーも大勢います。

そのFXGTでは、2021年から2022年にかけて利用規約違反による小規模な出金拒否が群発しました。

小規模といっても、疑わしい取引をしているユーザーに対しては個々に取引内容の再調査や必要書類の提出を要求しているので、出金トラブルとしては深刻なレベルです。

FXGTは日本での知名度が非常に高い業者なので、ネットやSNSではすぐにこの出金拒否の噂が広まり炎上しました。

ただ、この炎上騒動の蓋を開けると、その正体は無関係な第三者が過剰反応した結果でした。

これはフェイクニュースが拡散するときの仕組みと同じで、ネットやSNSで同じ情報が繰り返し反復れるとそれが増幅されて拡散される「エコーチェンバー現象」です。

ユーザーの中には、自分の出金手続不備やルール違反には一切触れずに「出金拒否」とただ騒ぎ立てる人もいます。

また、そういった曖昧な情報を見聞きしただけで、さもそれが真実かのように思い込んだ関係のない第三者が同じように「出金拒否」と触れ回っているケースも非常に目立ちました。

2023年に入ると次々と出金報告が出始めたので、利用規約違反ユーザーと無関係なユーザーの切り分けが完了して通常の出金体制に戻ったと解釈して良さそうです。

このFXGTのように、出金拒否で炎上していても実はユーザー側に落ち度がある場合というは非常に多いので、情報に振り回されないよう冷静に判断できるようになりましょう。

• FXGTの出金拒否について｜出金できない・遅い原因と禁止事項

実際の口コミ

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• FXGTの評判｜口コミ・安全性について（エフエックスジーティー）

日本人ユーザーの少ないマイナー業者

業者	口コミ 件数	入出金 対応	出金 トラブル	詳細
Focus Markets	普通	悪い	小規模	こちら
SuperForex	少ない	悪い	数件	こちら
GeneTrade	少ない	悪い	数件	こちら
instaforex	少ない	悪い	数件	レビュー
FxPro	普通	悪い	数件	レビュー
AximTrade	少ない	普通	調査 不能	レビュー
OX Securities	少ない	評価 不能	数件	レビュー
PU Prime	少ない	評価 不能	数件	レビュー
Exclusive Markets	少ない	評価 不能	数件	レビュー
IFC Markets	少ない	評価 不能	数件	レビュー
Windsor Brokers	ほぼ なし	評価 不能	調査 不能	レビュー
JQL MARKETS	ほぼ なし	評価 不能	調査 不能	レビュー
Altum Brokers	ほぼ なし	評価 不能	調査 不能	レビュー
SvoFX	普通	普通	数件	レビュー
easyMarkets	普通	普通	数件	レビュー
Tech-FX	普通	普通	数件	レビュー
CryptoGT	普通	普通	数件	レビュー

上記リストは、日本での運営実績が長いにもかかわらず、いまいち人気が出ないマイナー業者の一覧です。取引条件は良くてもキャンペーン開催に消極的なことが原因で、日本人からはあまり認知されていない業者も含まれます。

この内、注目してもらいたい業者は「Focus Markets」「SuperForex」「GeneTrade」の3社です。クリックして、出金トラブルの詳細を確認してください。

「instaforex」「FxPro」は、とにかく日本人トレーダー向きの業者ではありません。「出金手続の際に提出物がある」「入出金方法マイナー過ぎる」「日本語サポートが機能していない」など、多くの問題を抱えています。

2010年代までは日本人ユーザーもある程度利用されていましたが、2020年代になってからというもの競合他社が頭角をあらわしてきたこともあってか日本人ユーザーは激減しました。

「CryptoGT」「Tech-FX」「easyMarkets」「SvoFX」は、日本での知名度と口コミはそこそこあります。それ以外の業者は情報がないため、入出金対応の評判や出金トラブルの有無は調査できませんでした。

Focus Markets｜業者側の業務遅延による出金遅延（公式発表）

入出金対応の評判

出金トラブルの詳細

Focus Markets（フォーカスマーケッツ）は、2022年4月に日本上陸を果たしたオーストラリアの海外FX業者です。

サービス開始当初から狭いスプレッドと品質の良いサービスが話題となり順調にユーザーを獲得していましたが、2022年7月頃から業務遅延による小規模な出金遅延が発生して運営体制の脆弱さが露呈されました。

取引条件や入出金対応はこれまで曲がりなりにも評価されていましたが、これを機に一気に信頼を失ってしまったようです。

ただ、その際のFocus Marketsの対応はとても素早く、すぐにユーザーに対して公式アナウンスで謝罪しているので、まだまだ運営体制は不安定ながらも顧客対応は非常に誠実だったと言えます。

結局、同年8月には通常の出金体制に復旧しているので、どうやら新興業者にありがちな一時的なトラブルだったようです。

しかし、今度は2022年10月21日にLPの1社がマイナススプレッドを送信したことで発生したチャート異常を利用して、不正に利益を出したアカウントが複数発覚しました。

これにより不正を働いた該当アカウントは利益取消となり、ユーザーはFocus Marketsに対してより一層不信感を募らせることとなりました。

• FocusMarketsの出金拒否・出金遅延・利益取消について（フォーカスマーケット）

実際の口コミ

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• FocusMarketsの評判｜口コミ・安全性について（フォーカスマーケット）

SuperForex｜日本語非対応による出金トラブル

入出金対応の評判

出金トラブルの詳細

2013年に設立したSuperForex（スーパーフォレックス）は、日本語公式サイトと日本円口座に対応しており、常に4〜6種類のキャンペーンを開催しているため、日本人トレーダーにとってはとても魅力的に思える海外FX業者です。

しかも、現在は「750％入金ボーナス」というとんでもないキャンペーンを打ち出しています。（2024年3月時点）。

ただ、口コミ件数は非常に少なく、日本人トレーダーからは悪評しか見つかりません。

SuperForexの最大の問題点は、口座開設・本人認証に提出する各種書類が英文・英語訳付きでなければ受け付けてもらえない点です。

発行元から英語フォーマットの書類を取り寄せるか、発行元公認の英文訳を記載しなくてはいけません。

どこの業者でも、本人認証を完了させて初めて出金手続ができるようになります。

そのため、入金ボーナス目当てで口座開設および入金をしてしまうと、利益どころか元金すら引き出せなくなってしまうトラップに陥ってしまうのです。さらに、SuperForexには日本語サポートもありません。

英文・英語訳付きの書類しか受付してくれないSuperForexのようなFX業者は非常にめずらしいのですが、日本語公式サイトがありながら日本語サポートを提供していない業者はとても多いので注意してください。

実際の口コミ

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SuperForexの評判｜口コミ・安全性について（スーパーフォレックス）

GeneTrade｜ボーナス乱用やスキャルピングによる口座凍結

入出金対応の評判

出金トラブルの詳細

2018年に設立したGeneTrade（ジェネトレード）は、業界での存在感は低いものの日本での運営実績は比較的長い海外FX業者です。

いつ見てもボーナス5,000円がもらえる新規口座開設キャンペーンを開催しており、取引条件やサービスは大手XMTradingを意識しているような印象を受けます。

GeneTradeで注意しなくてはいけないのは、このボーナスの使い方とスキャルピングです。

口コミを見ると、口座開設ボーナスで得た利益を問題なく出金できているユーザーもいますが、ボーナス乱用やスキャルピングを理由に利益没収と口座凍結を受けたユーザーが目立ちました。

取引前に利用規約を読むのは常識ですが、重要なことが分かりにくく説明されていたり全て英文だったりするので、「どうせルールは他社と同じだろう」と高を括って読まない人も多いのではないでしょうか？

取引条件やキャンペーンルールは、業者によって微妙に異なります。GeneTradeはスキャルピングには非常に厳しい業者なので、利用する際は取引頻度に十分注意してください。

実際の口コミ

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• GeneTradeの評判｜口コミ・安全性について（ジェネトレード）

日本進出したばかりの新興業者

業者	口コミ 件数	入出金 対応	出金 トラブル	詳細
VT Markets	普通	悪い	数件	こちら
OQtima	普通	普通	小規模	こちら
Doo Prime	ほぼ なし	評価 不能	数件	こちら
TopFX	ほぼ なし	評価 不能	調査 不能	レビュー
Ultima Markets	ほぼ なし	評価 不能	調査 不能	レビュー
IUX Markets	ほぼ なし	評価 不能	調査 不能	レビュー
JDR Securities	ほぼ なし	評価 不能	調査 不能	レビュー
XS	少ない	普通	調査 不能	レビュー
IC Markets	多い	普通	数件	レビュー
Axi	多い	良い	数件	レビュー

上記リストは、日本上陸したばかりの新興業者一覧です（2024年3月時点）。海外ではすでに実績のある優良業者から実態が全くわからない怪しい業者まで含まれています。

この内、注目してもらいたい業者は「VT Markets」「OQtima」「Doo Prime」の3社です。クリックして、出金トラブルの詳細を確認してください。

海外で人気の「IC Markets」「Axi」は、日本でも利用者が着々と増えつつある優良業者です。「XS」はキャンペーン・ボーナスの提供がないため日本での知名度なかなか向上しませんが、こちらも取引条件が優れています。

「TopFX」「Ultima Markets」「IUX Markets」「JDR Securities」の日本での運営はまだまだこれからといった感じで、利用者が少なく出金実績もありません。

VT Market｜出金遅延やサポート遅延が発生しやすい体質？？？

入出金対応の評判

出金トラブルの詳細

VT Markets（ブイティーマーケッツ）は、2022年10月に日本でのサービスを開始した海外FX業者です。

ボーナス50ドルがもらえる新規口座開設キャンペーンや20％入金キャンペーンを開催しており、日本人スタッフは在籍していませんが日本語サポートも提供されていて、まずまずの取引条件とサービスを提供しています。

ただ、2023年12月頃から出金遅延が発生しており、出金リクエストから1ヶ月近く口座に着金しなったユーザーもいるようです。日本語サポートからの返信がないユーザーもいます。

出金遅延については公式からアナウンスは出ていますが、日本人スタッフがいないせいか非常に不自然な日本語が使われている点が不安です。

日本居住者のサポート体制が整っていないのか企業体質なのか分かりませんが、今のところ出金トラブルを起こしやすい不安定な状況なのは間違いありません。

また、日本上陸前にはVT Marketsの口座を利用したロマンス詐欺のような相談が投稿サイトに寄せられていました。VT Marketsに限らず、海外FX業者での投資を勧めてくる日本人や外国人には注意してください。

実際の口コミ

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• VTMarketsの評判｜口コミ・安全性について（VTマーケッツ）

OQtima｜キャンペーン利用規約違反による出金拒否

入出金対応の評判

出金トラブルの詳細

2023年7月に日本でのサービスを開始したOQtima（オクティマ）は、スキャルピングに特化した取引ツールcTrader（シートレーダー）が利用できる数少ない海外FX業者の一つです。

日本上陸にあたりボーナス7,500円がもらえる新規口座開設キャンペーンを開催しており、多くの日本人ユーザーが口座開設およびキャンペーン参加をした模様です。

OQtimaは入出金対応自体の評判は非常に良いのですが、新興業者にありがちなキャンペーン絡みの小規模な出金拒否および口座凍結が発生しました。

出金拒否の理由は「口座間あるいは他のトレーダーとの間での両建て取引」で、いわゆる「アービトラージ」と呼ばれる多くの業者が禁止している取引手法です。

ユーザーの中には「禁止されている両建てなどしていないのに出金拒否を受けた」と主張するユーザーが複数おりました。これはおそらく、「他のトレーダーとの両建て取引」に該当してしまった可能性があります。

偶然、他のトレーダーと同時に売買方向だけが異なるポジションを保有して、同じタイミングで決済する可能性はありますが、それだけで利用規約違反になることはありません。

そのため、その他にも何か疑われてしまうような点が検知された可能性があります。もし無実なら、サポートに連絡して不正がなかったことを自ら証明しなくてはいけません。

ただ、OQtima公式SNSではキャンペーンの結果報告として「43名が出金に成功した」と公表されています。また、口コミでも出金に成功したユーザーのアカウントが複数確認できるので、悪質業者および不当な出金拒否の可能性は低いと思われます。

OQtimaのような新興業者はもともと口コミや出金実績が少ないため、ユーザーの経験談がなく業者の特徴および傾向が分かりません。初キャンペーンを利用する際は、利用規約をしっかり読んで取引してください。

実際の口コミ

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• OQtimaの評判｜口コミ・安全性について（オクティマ）

Doo Prime｜偽サイトやロマンス詐欺による被害あり

入出金対応の評判

出金トラブルの詳細

Doo Prime（ドゥープライム）は、ブローカー事業以外に資産管理事業・決済事業・フィンテック事業などを手掛ける大手金融グループです。

海外では知名度が高く信頼性もあり、2023年12月には日本語公式サイト・日本語サポートなど万全の体制で日本上陸を果たしています。

キャンペーンは開催していますが内容がイマイチなせいか、日本人トレーダーからの口コミはほとんで出ていません。良い評判がない一方で悪い評判は数件出ていますが、圧倒的に情報量が少ないため入出金の評価は不可能です。

しかし、Doo Primeで気になった口コミが1件だけ投稿サイトに寄せられていました。内容は、Doo Primeの詐欺被害報告です。

Doo Primeという為替取引サイトを利用していました。まとまった利益が出たので、40000ドル以上を自分の銀行口座に下ろす手続きをしたのですが、いつまで経っても銀行口座に入金がないので、カスタマーサービスに問い合わせたところ、税金を払わないと入金しないと言われました。

出典：ジャストアンサー

これはおそらく、Doo Primeを語る偽サイトの可能性があります。

海外FX業者の利益にかかる税金を、業者に支払うことは絶対にありません。税金は自分で確定申告をして、日本の税務署に直接支払うものです。

この「税金を払わないと出金しない」というFX詐欺は日本では昔から後を断ちませんので、特に投資初心者の方は十分注意してください。

• 海外FXの税金まとめ2024｜確定申告は必要？脱税できる？節税方法は？
• 海外FXの危険性・違法性について｜実際の詐欺手口とトラブル事例を解説

実際の口コミ

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• Doo Primeの評判｜口コミ・安全性について（ドゥープライム）

信頼性が低い怪しい業者

業者	口コミ 件数	入出金 対応	出金 トラブル	詳細
AtlasForex	多い	非常に 悪い	大規模	こちら
Kayser FX	少ない	非常に 悪い	小規模	こちら
Axon Markets	少ない	評価 不能	調査 不能	こちら
FXGiants	少ない	評価 不能	調査 不能	レビュー
VirtueForex	少ない	評価 不能	調査 不能	レビュー
Triton FX	ほぼ なし	評価 不能	調査 不能	レビュー
LibertyFX	ほぼ なし	評価 不能	調査 不能	レビュー
MGK International	少ない	普通	小規模	レビュー
FOFX	普通	普通	小規模	レビュー
Forexland	普通	普通	数件	レビュー

上記リストは、信頼性が極端に低い怪しい業者の一覧です。新興業者から運営実績が比較的長いマイナー業者まで含まれていますが、会社情報が不透明な運営実態のよく分からない業者ばかりです。

この内、注目してもらいたい業者は「AtlasForex」「Kayser FX」「Axon Markets」の3社です。クリックして、出金トラブルの詳細を確認してください。

上記リストの業者を利用すると出金トラブルになる可能性が極めて高いため、口座開設や入金はおすすめしません。第三者から口座開設を勧められたり、キャンペーン情報が流れてきた人は要注意です。

FOFXやMGK Internationalのように基本的に入出金対応が良く驚くほどスムーズに出金できている業者もありますが、一部で悪い評判も出ているため油断は禁物です。

資金繰りやユーザーからの評判に応じて、ケースバイケースで出金したり反対に出金拒否したりする可能性があるので注意してください。

そのような業者は無名かつ実績がない業者であるにもかかわらず、よく分からないインフルエンサーやEAを販売する情報商材屋などがいきなり大絶賛しながら口座開設をおすすめしているケースが散見されます。

• 要注意な海外FX業者
• 海外FX投資詐欺の相談窓口

AtlasForex｜年単位の出金遅延にユーザーも諦めモード

入出金対応の評判

出金トラブルの詳細

2020年に日本でサービスを開始したAtlasForex（アトラスフォレックス）は、最も警戒が必要な怪しい海外FX業者の一つです。

良い評判は一切なく、日本上陸直後から出金拒否の被害が多発しており、出金リクエストから2年近くも着金していないユーザーもいます。

サポートからの返信も非常に遅く、ユーザーは半ば諦めモードです。

怪しい業者の公式サイトは、日本人モデルを採用していたり派手なフォントが多用されていたり、明らかに日本人ウケを狙ったデザインが多い傾向にあります。

また、海外FX業者であるにもかかわらず「表示言語は日本語と英語のみ」「英文の利用規約がない」「海外ユーザーの口コミが全く見当たらない」など不自然な点がたくさんあります。

このような特徴を持った業者は、利用しないほうが賢明です。

実際の口コミ

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• AtlasForexの評判｜口コミ・安全性について（アトラスフォレックス）

Kayser FX｜出金遅延＆サポートから返信がない

入出金対応の評判

出金トラブルの詳細

2020年に日本でのサービスを開始したKayser FX（カイザーエフエックス）は、口座開設に何一つメリットがない要注意業者です。

基本的にキャンペーンや口コミといった通常ルートでの集客はしていないようで、メインターゲットはKayser FXに登録しているコピートレーダーを経由して口座開設するフォローユーザーです。

一応出金報告は出ていますが、入出金の評判は非常に悪く少額の出金遅延やサポートの音信不通で困っているユーザーが目立ちます。

Kayser FXは2023年から個人トレーダーのXアカウントを地道にフォローし続けており、知名度向上と登録コピートレーダーの獲得を目指していたようです。

しかし、2024年3月時点でネットやSNSでの口コミはほとんど見当たらなくなっており、Kayser FX公式サイトは今でも閲覧可能なものの、なぜか公式Xアカウントは消滅しています。

実際の口コミ

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• KayserFXの評判｜口コミ・安全性について（カイザーFX）

Axon Markets｜すぐに悪評が広まり利用者も少ない

入出金対応の評判

出金トラブルの詳細

2023年に日本でのサービスを開始したAxon Markets（アクソンマーケッツ）は、「悪質業者 GEMFOREXの経営陣が立ち上げた新たな業者ではないか？」との噂が広まっている海外FX業者です。

入出金についての口コミはいくつか出ており、50万円の出金に成功した人もいれば、580万円の高額出金がLP審査のために遅延している人もいます。ただ、ユーザーが少ないせいか、今のところそこまで目立った出金トラブルは出ていません。

多くのトレーダーはすでにネットやSNSに広まっている悪評を警戒して口座開設を見送っているものと思われ、低調なユーザー数に見切りをつけたのか2023年12月には何の告知もなく日本語サイトが閉鎖されました。

日本撤退かと思いきや、サポートに確認すると今でも英語や多言語サイトのほうで日本居住者の受け入れを続けているとのことなので、何も事情を知らない初心者の人が口座開設する可能性があります（2024年3月時点）。

実際の口コミ

ここでは出金トラブルに関するトレーダーの口コミを一部ご紹介します。

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総合評価・口コミ・取引条件・取扱銘柄・スプレッド・口座開設方法などを解説しています。

• AxonMarketsの評判｜口コミ・安全性について（アクソンマーケッツ）

日本撤退済・サイト閉鎖済の業者

業者	口コミ 件数	撤退 アナウンス	出金 トラブル	詳細
GEMFOREX	多い	あり	大規模	こちら
HAST FOREX	多い	なし	大規模	こちら
FXSuit	多い	なし	大規模	こちら
Assassin FX	多い	なし	大規模	レビュー
W.L	多い	なし	大規模	レビュー
8MAX	普通	なし	SCAM	レビュー
Riselink FX	普通	なし	SCAM	レビュー
EBE.Inc	ほぼ なし	なし	SCAM	レビュー
ForexBz	ほぼ なし	なし	数件	レビュー
BT Option FX	少ない	なし	数件	レビュー
Plus Markets	少ない	なし	数件	レビュー
XBPrime	ほぼ なし	なし	調査 不能	レビュー
AstarPrime	ほぼ なし	なし	調査 不能	レビュー
IV MARKETS	ほぼ なし	なし	調査 不能	レビュー
AAA Forex	少ない	なし	調査 不能	レビュー
ANZO CAPITAL	多い	あり	数件	レビュー
TICKMILL	多い	あり	数件	レビュー
GKFX PRIME	多い	あり	数件	レビュー
Vantage Trading	多い	あり	数件	レビュー
JustForex	少ない	あり	数件	レビュー
HYCM	普通	あり	数件	レビュー
XLNTrade	普通	あり	数件	レビュー
Deal FX	多い	あり	なし	レビュー
Bitterz	多い	あり	なし	レビュー
Fusion Markets	多い	あり	なし	レビュー

上記リストは、すでに大きな出金トラブルを起こしてサイトを閉鎖した詐欺業者や、魅力的なサービを提供できず人気が出ないまま日本撤退を余儀なくされた業者の一覧です（2024年3月時点）。

この内、注目してもらいたい業者は2020年代初頭に大規模な出金トラブルを起こした「GEMFOREX」「HAST FOREX」「FXSuit」の3社です。クリックして、出金トラブルの詳細を確認してください。

業者が日本市場から撤退する際のユーザー対応はさまざまで、ユーザーに事前周知してから日本向けサービスのみ停止または全サービス停止する業者や、ユーザーに何のアナウンスもなく突然サイトを閉鎖する業者もあります。

当たり前ですが、事前周知してからサイトを閉鎖するなり日本語サポートを停止しているならまだまともな業者です。特に「DealFX」や「Fusion Markets」あたりは取引条件が非常に良かったので、将来日本に再上陸した場合は利用を検討しても良いでしょう。（BitterzはGEMFOREXに吸収され消滅）

問題は、ユーザーに事前周知することなく突然サイトを閉鎖しているヤバイ業者がいくつも存在していることです。明らかな詐欺または詐欺まがいの業者には、SCAM（詐欺業者）の評価をつけています。その中でも特に酷かったのが「Riselink FX」と「8MAX」の2社で、ニュースにもなっているほどです。

GEMFOREX｜集団不正取引調査による大規模出金遅延

入出金対応の評判

出金トラブルの詳細

GEMFOREX（ゲムフォレックス）は、EA無料提供サービス「ゲムトレード」の運営会社が2014年に開始した海外FX業者です。現在はサービスを停止しており、口座開設はできません（2024年3月時点）。

もともと高額な口座開設ボーナスや入金ボーナスで日本人トレーダーに人気のGEMFOREXでしたが、2022年12月に集団不正取引発生を発表して出金審査を厳格化したのを皮切りに、無関係なユーザーを巻き込んだ大規模な出金遅延に発展しました。

一部のユーザーには一方的に必要書類の提出を要求するも、一時的にメールサポートを制限したためユーザーにはテンプレートのようなメールしか届かず、ネットやSNSは不安と不満で大炎上しました。

GEMFOREXは、すぐに事態の収束宣言を出して幕引きを図ろうとしました。しかし、出金遅延は一向におさまらずユーザーは不信感を募らせます。少額出金者は比較的早く処理される、高額出金者ほど待たされているなどの噂が広がり、勝手に1万円の分割出金にさせられたユーザーもいます。

今後は一体どうなるのかと全てのユーザーが固唾を飲んでいたところ、2023年5月に突如として良いニュースが舞い込みます。ついにGEMFOREXは、全事業を売却することを発表しました。売却先はまだ協議中とのことでしたが、サービスは今後も継続されるとのことだったので、一先ず胸を撫で下ろしたユーザーも多かったはずです。

出金遅延は完全に解消してはいませんでしたが、その後は数々の大型アップデートや新サービスの発表や100％入金ボーナスの開催などをしたため、売却や事業継承の話は順調に進んでおりユーザーは今後もアカウントを維持できるのではないかと期待が持てました。

しかし、GEMFOREXは2023年5月末についに全サービス停止を発表します。公式サイトは閉鎖され、簡単な案内文とマイページへのログインフォームだけ残されます。

理由は「集団による第3者名義貸し＆口座転売」「利用規約違反によるボーナスアービの横行」「決済代行会社による数十億円の資金持ち逃げ＆未払い」の3つが重なったことで、サービスを継続できる状況ではなくなったとのことです。

2023年8月には6億ドルでGalaxyDAOへ経営権譲渡＆事業承継契約のM＆A発表しましたが、この記事を執筆している2024年3月になってもこのM＆Aの進捗状況は不明であり、出金遅延も一向に解消されておりません。

• GEMFOREX出金遅延・サービス停止の一連まとめ！集団不正取引による利益没収・アカウント凍結騒動

実際の口コミ

ここでは出金トラブルに関するトレーダーの口コミを一部ご紹介します。

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さらに詳しい情報が知りたい場合は、以下の記事をご覧ください。

総合評価・口コミ・取引条件・取扱銘柄・スプレッド・口座開設方法などを解説しています。

• GEMFOREXの評判｜口コミ・安全性について（ゲムフォレックス）

HAST FOREX｜MetaQuotesに契約を打切られるほどの大規模出金遅延

入出金対応の評判

出金トラブルの詳細

2022年4月に日本でのサービスを開始したHAST FOREX（ハストフォレックス）は、2万円ものボーナスがもらえる新規口座開設キャンペーンと100％入金キャンペーンが話題となり、一気に日本でのシェアを拡大した海外FX業者です。現在はサービスを停止しており、口座開設はできません（2024年3月時点）。

大手と比べると取引条件に物足りない部分が多々ありましたが、サービス開始当初は入出金対応もスピーディーで問題ないと好評を博していました。

しかし、2022年10月から出金遅延が多発するようになり、多くのユーザーが不安からサポートへ問い合わせをするようになります。ネットやSNSも、大きく炎上しました。

HAST FOREXは翌月になると「出金遅延の原因は弊社の不手際」「新たな収納代行業者を導入して改善に努める」と発表しました。

また、その後も出金やサポート対応のスケジュールなどを定期的に発信して、事態の収拾を図ります。大規模な出金遅延でしたが、HAST FOREXのここまでの対応はとても誠実なものでした。

しかし、2023年1月になると今度は集団不正取引が発生したと発表し、無関係なユーザーを含めた取引調査が開始されます。その影響でまたしても大規模な出金遅延が発生し、ネットやSNSは再び炎上しました。

2023年5月には、追い打ちをかけるように悪いニュースが飛び込みます。MT4・MT5の開発および提供元であるMetaQuotes社から契約打切りを突きつけられ、ついにHAST FOREXはユーザーのポジション維持どころかサービス継続も不可能な事態に陥ります。

それまではこまめな状況報告を続けていたHAST FOREXでしたが、ついに何の告知もなく突然公式サイトを閉鎖して行方をくらませました。その後、出金遅延の被害者が資金を取り戻せたかどうかは不明ですが、非常に不誠実な幕引きを図ります。

• HAST FOREXの出金拒否・出金遅延・利益取消問題について

実際の口コミ

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• HASTFOREXの評判｜口コミ・安全性について（ハストフォレックス）

FXSuit｜異常レート発生による集団ロスカット被害

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2019年に日本でサービスを開始したFXSuit（エフエックススーツ）は、すぐに「3すくみスワップ投資法」を実践できる口座として名を馳せた海外FX業者です。現在は日本居住者へのサービスは停止しており、口座開設はできません（2024年3月時点）。

しかし、2020年10月26日に発生した異常レートによって3すくみスワップ投資法の実践者の多くは集団ロスカットされてしまう惨事に見舞われました。

さんすくみスワップ投資法とは、saekinomao氏なる人物がFXSuitとのスワップポイント優遇交渉によって実現させた長期トレード手法とのことです。

特定の銘柄と売買方向の3ポジションを同時保有することで為替リスクをほぼ相殺することができ、スワップポイントだけを永遠に受け取り続けることができると主張していました。

この手法を実践できたのは、3すくみのためにスワップポイントを調整したとされるFXSuitのみです。この手法を広めたのはFX億トレーダーのアキラ氏なる人物で、数千万円の利益を稼いだ実績を紹介しつつSNSで3すくみスワップ投資法とFXSuitのプロモーション活動をしていました。

ネットやSNSでは明らかに一般トレーダーと思われるアカウントから多くの出金報告が出ていたため、3すくみスワップ投資法実践者とFXSuit口座開設者は短期間で右肩上がりで増え続けます。

そして、なるべく多くのスワップポイントをもらうため、あるいは価格変動に耐えられずポジションがロスカットされないために、ユーザーの口座にはかなり高額の資金が入金していたと予想されます。ちなみに、FXSuitの最低入金額5万円と、他社と比べても非常に高額です。

不可解だったのは、FXSuitには最終入金日より半年以内の出金に限っては出金額に対し30％もの法外な出金手数料が徴収していた点です。そのため、「こまめに出金するよりもなるべく長く3すくみを継続したほうがお得」という状況が作られていました。

そして、2020年10月26日に異常レートによる集団ロスカットが発生し、3すくみスワップ投資法実践者の口座資金は一瞬で溶けてしまいます。

FXSuitは入金額は保証すると発表しましたが、これまで30％の出金手数料で大儲けできているはずです。

まるですべて最初から仕組まれていたかのような話で、もし異常レート発生が人為的なものだったとすると、saekinomao氏とFXSuitが共謀した完全な詐欺行為と言えるでしょう。

現在、FXSuitの日本語サイトは何の告知もなく閉鎖されています。

FXSuitがそうだとは確証を持てませんが、海外FXではFX業者と第三者が共謀して人為的な集団ロスカットを発生させて利益を貪る悪質詐欺事件が時折発生するので注意してください。

実際の口コミ

ここでは出金トラブルに関するトレーダーの口コミを一部ご紹介します。

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総合評価・口コミ・取引条件・取扱銘柄・スプレッド・口座開設方法などを解説しています。

• FXSuitの評判｜口コミ・安全性について（FXスーツ）

【まとめ】出金拒否＝詐欺とは限らない

「出金遅延」「出金拒否」があったからといって、一概に詐欺業者とは言い切れません。

海外FX業者80社を調査した結果、出金拒否・出金遅延には以下のような原因があると分かりました。

業者側の過失

出金トラブルにはさまざまな種類・原因で発生しており、その規模も「個別対応で済んでいる小規模な出金トラブル」から「公式発表せざるを得ないほどの大規模な出金トラブル」などがありました。

2022年は組織的な不正取引・口座不正利用が横行した年であり、多くの業者が利用規約違反を検知しました。その結果、一般ユーザーを巻き込む形で取引内容と本人確認の再調査が必要となり、大幅な出金遅延に発生する事態となったのです。

本来、責めるべきは悪質ユーザーではありますが、業者側もこのような大規模出金遅延にまで発展させてしまった責任はあります。

中でも深刻だったのが、「FXFair」「Land Prime」「GEMFOREX」「HAST FOREX」の4社です。本当に集団不正取引があったのかどうかはユーザー側には分かりませんが、そのうち2社は事態の収集がつかなくなり撤退しています。

また、日銀による市場への覆面介入があったとされる2022年10月21日には、LPの1社がマイナススプレッドを送信したことで異常スプレッドを発生させた業者がいくつかありました。

一部の悪質ユーザーまたは組織がその状況を悪用して、FX業者やキャッシュバック会社から不正に利益を詐取した模様です。FX業者には、そのような事態への対策をしっかりしてもらいたいものです。

ユーザー側の過失

一方、ユーザー側にも問題がありました。

ネットやSNSの口コミを見ると、決済方法によって出金スピードに違いがあるのを知らなかったり、一部ユーザーの悪評が無関係な第三者によって増幅されただけの炎上騒動もあったりします。

また、利用規約違反や不正取引などユーザー側に原因がある出金トラブルも実に多く、当の本人は自分の非は公表せずに業者を一方的に批判している人もいます。

業者側としては正当な出金拒否や避けることが難しい出金遅延もありますので、どのような優良業者でも顧客との出金トラブルを完全にゼロにすることはなかなかできません。

ですが、やはり実績が長い大手FX業者は安心です。特に「XMTrading」「iFOREX」「TradeView」「IronFX」「Exness」の5社は入出金対応の評判が非常に良く、出金トラブルもほとんど発生していない優良業者なのでおすすめです。

注意しなくてはいけないのは、とにかく派手なキャンペーンを実施して集客する新興業者です。特に、高額な新規口座開設キャンペーン（未入金ボーナス）には注意してください。

ルールが複雑で何かと制限のあるキャンペーンが多いため、しっかり理解してから利用しないとキャンペーン利用規約違反で出金拒否を受ける可能性があります。

海外FXの出金トラブルについてよくある質問（FAQ）

出金拒否って本当にあるんですか？

はい。

例えば銀行振込をする際に誤った情報を入力したらエラーや組み戻しになってしまうように、海外FX口座からの出金リクエストもエラーやキャンセルによって正しく処理できない場合があります。

出金リクエストがエラーやキャンセルになってしまうのは、単純な手続ミスだけでなくさまざまな原因が考えられるので、まずはその原因を特定することが何よりも大切です。

出金拒否は詐欺なんですか？

「出金拒否＝詐欺」というイメージですが、実際には「正当な出金拒否」と「不当な出金拒否」の2種類があります。

正当な出金拒否とは、ユーザー側に明らかな過失があった際に行われるペナルティです。

不当な出金拒否とは、最初からユーザーに利益や資金を出金させるつもりがない悪質業者の詐欺あるいは詐欺まがいの行為です。

出金拒否されたら口座にある資金（元金）はもう取り戻せないのですか？

ケースバイケースです。

利用規約違反の場合ですと取引利益のみ抹消される場合が多いのですが、業者が経営破綻した場合ですと顧客の口座資金まで差し押さえられてしまう可能性もあります。

また、画面上だけ利益が出ているように見せかける架空取引をしている詐欺業者の場合、そもそも利益などは出ておらず、いずれ元金もろともサイトが閉鎖する可能性があります。

海外FXで出金拒否される原因を教えてください。

出金拒否される理由はさまざまです。

一般的には口座情報の不備、入金方法と出金方法の不一致、LPや規制当局からの要求、詐欺やマネーロンダリングの疑い、利用規約違反、などが挙げられます。

正しい手続を踏み直せば出金できる場合や、いかなる場合でも業者の決定を覆せない場合があります。

出金拒否された場合、どのように対処すれば良いですか？

まずは業者のサポート窓口に直接連絡して、問題の原因を確認しましょう。

必要な手続きや書類があれば提出し、問題解決に努めてください。

それでも解決しない場合、業者が任意で加盟している紛争解決機関に仲介を頼める場合もあります。ただし、言語の問題もありますし手続は非常に煩雑です。

明らかに詐欺だと思われる場合は、日本の消費者保護団体・警察・弁護士に相談することも視野に入れましょう。

金融庁に登録していない無登録業者なんかで取引するから悪いのでは？

日本では無登録業者だとしても、優良業者もあります。

違法な無登録業者のレッテルを貼られる理由は、日本に営業所やオフィスを構えない海外FX業者が、金融庁に登録せずに日本居住者に営業活動をするためです。そのため、日本語公式サイトを運営する海外FX業者はいずれ金融庁から警告を受ける運命にあります。

しかし、多くの海外FX業者は、公式サイトに「日本居住者向けのサイトではない」と記載してた対処しています。

そのため、今のところは警告を受けているからと言って悪質業者だとは言い切れません。

重要なのは金融庁からの警告の有無ではなく、保有している金融ライセンスや海外での運営実績などから運営会社自体の信頼性を見抜くユーザー側の洞察力です。

出金拒否されるリスクを最小限にするためには何をすれば良いですか？

出金拒否されるリスクを減らすためには、第一に信頼性の高い業者を利用することです。

次にアカウントに正確な個人情報を登録し、サービス利用規約に沿った取引をするよう心がけ、正しい入出金手続をするように努めてください。

また、経営破綻にも備えて、運営会社の経営方針や経営状態が健全かどうか常にアンテナを張っておくようにましょう。

普段から業者の口コミ・評判・出金報告などを情報収集しておき、少しでも雲行きが怪しいと感じたら口座資金を小まめに出金する、あるいはすぐに取引をやめて口座資金を全額引き上げてください。

大事に至る前なら、スムーズに出金できる可能性が高いからです。

海外FX業者の出金スピードは、だいたいどのくらいが一般的なんですか？

出金方法によって異なります。

オンラインウォレット・仮想通貨・国内銀行送金なら、通常であれば当日、遅くとも翌営業日には着金します。

クレジットカードはカード決済のキャンセル処理が必要なので、入金日から出金日までの期間や入金額と出金額によって、口座反映は最短当日から最大数ヶ月とかなり幅があります。

また、単純にユーザーの出金リクエストが集中することで業者側の事務手続が滞ってしまい、通常よりも出金が遅れることもあります。

一般的に、高額出金も日数を要します。

悪質業者だと、あるユーザーの口座資金を別のユーザーの利益として出金するような自転車操業・ポンジスキームの形態をとっていることが多いため、資金繰りを悪化させる高額出金に対しては何かと理由をつけて出金しません。

• 海外FXで高額出金できる出金拒否なし業者まとめ

怪しい業者の見抜き方を教えてください

怪しい業者には主に以下の特徴があります。全てに該当する業者は警戒してください。

• 法人の所在地や代表者などの実態が不明
• 会社住所が海外の私書箱
• 追跡を困難にするため会社名や会社住所を頻繁に変更する
• 同一会社が異なるサービスを複数運営している
• 明らかに日本人だけにサービスを提供している

以下の記事も、併せてご覧ください。

• 海外FXで高額出金できる出金拒否なし業者まとめ
• 海外FXの危険性・違法性について｜実際の詐欺手口とトラブル事例を解説

国内FX業者なら出金拒否は受けませんか？

国内FXと海外FXとでは、出金拒否の原因が多少異なります。

よほどのことがない限り出金拒否にはなりませんが、稼ぎすぎたりスキャルピングをすると口座凍結になる業者があります。

ただし、日本の金融庁に登録している国内FX業者なら、登録事業者に義務化されている信託保全制度によって、万が一業者が経営破綻しても第三者機関によって口座資金は保護される仕組みになっているので安心です。